ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

アブジェクシオンコミュのフロイトの「死の欲動」

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ぼくは専門ではないのでアレですが、「そんなものが果たしてあるのか」とも言われたこともあるらしい、「死の欲動」についてです。

クリステヴァの『斬首の光景』の中には、死の欲動とアブジェクシオンを重ねているところがあります。

ただ、フロイトがその著作のどこで「死の欲動」を扱っているのやら知らないです。

・・・概説書なんかには、確か第一次大戦の時に、生き残った兵士が、望みもしないはずの戦乱の夢を見るという謎について、フロイトは「死の欲動」を仮説した、とあったように記憶しています。

ぼくは一応専門を文化人類学ということにしているので、手元に購入してあるのはフロイトの『文化論』(1953(汗))です。

コメント(3)

『文化論』の「文化の不安」のなかに、死の欲動を扱っている箇所がありました。
目次を読んでいると、
フロイトは「死の欲動(破壊衝動)を内面化したものが良心である」と考えているようです。

・・・

共感する部分があるというか、・・・良心の正体は、攻撃本能を内面化したものだ、というのは、僕の記憶ではニーチェの箴言だったような。『道徳の系譜』のなかだったか・・・。他者に向けられることが許されない攻撃本能は、内に、自分に向けられる。それが良心の正体だ、みたいな箴言が。

これを読んだとき、ぼくは教育者や親の「暴力」は、なるほど良心の欠如から振るわれるのではなく、まさに良心に則って振るわれるのだろうか、と、何か納得したことを覚えてます。
当然といえば当然ですが、「文化の不安」を読んだら、バタイユの「呪われた部分」と「エロティシズム」が、フロイトの「破壊衝動(死の衝動)」と「性愛衝動(対象衝動)」に多大な影響を受けていることが判りました。アブジェクシオン(『斬首の光景』では=死の衝動)に対するクリステヴァの姿勢には違和感を抱いていたのですが、その点「文化の不安」のフロイトは、僕が勝手に投影していたほどインテリぶってなくて、カウンセラーにしばしばあるみたいな現実原則や秩序ばかりを指向している人でもなく、特に昇華手段としての学問・芸術や職業労働に対して、僕よりずっと正直な人なんだな、と思いました。

レビューを載せたのですが、「死の衝動」についての個所ははしょっているため、後にレビューとは別の要約&引用集からここに引っ張ってきたいと思います。・・・学部時代は感想と自分の考え優先だったんですが、・・・「文化の不安」読んでたら、なんだかまた自分の感想を、構成や話の筋など気にせず殴り書きしたいという気分に駆られてきました。

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

アブジェクシオン 更新情報

アブジェクシオンのメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。