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ざ・古武道コミュの制定居合について

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無礼を承知でお尋ねしたいと思います^^;
全日本剣道連盟制定居合(以下制定)について常々思っていたのですが
ここのコミュの皆様に是非伺ってみたくトピック作成しました。
で、本題。

果たして制定は武術と呼べるのか。
つきつめて言えば、制定で人が斬れるのか

これについてです。古流と違い制定には細かい決まりがありますが
正直理合、体の運用、斬りつけ等疑問思う点ばかりです。
新陰流居合からは制定の題材になっているものが一本もないので
こういった疑問が余計に強く感じられるのかも知れませんが。

以前どこかのサイトで、どなたかが範士の先生に
「三方切りという業は、勿論三人の敵を想定した業ですが
三人同時に斬りかかられた場合はどうなるのですか?業として成立
しないのでは?」
と質問したところ
「そんな質問はへそ曲りだ」
と取り合って頂けなかったそうです。

刀の運用を学ぶのが制定の目的、と銘打っては居ますが
人も斬れなさそうな剣法など学ぶ価値があるのでしょうか?
人斬りの剣法だからこそ、それを修行する己に心の鍛錬をも
課す事ができるように我には思えるのですが…
若輩の浅慮ですが、どうか皆様のご意見をお聞かせくださいませm(__)m

コメント(13)

ちなみに我が辛うじて制定で業として成り立っているのは
5本目:袈裟斬
12本目:抜打
だけだと思っております。
yama様:

コメントありがとうございます。説明が足りなかったにも関わらず
貴重なご意見大変感謝致しますm(__)m
勿論制定は苦心惨憺して作られた
ものに間違いはありません。しかし実のところこの制定は一部の先生の
非常に憂慮するところともなっているのです。それは
「昨今の制定至上主義により、本来受け継がれなければいけない
古流の型が崩れてしまっている」
というものなのです。これは年配の、それも全国クラスの先生ほど
痛感されているようです。

制定は残念ながら、そして大変失礼ながら全国でも屈指の先生方が
抜かれてもとてもとても斬れる業だとは思えません。
ある九段範士の先生が「制定は言うなれば昭和平成流。間合も理合
もまず想定の段階から間違っている。敵の挙動に合わせて変化する事を許さないものの何が武道か。」と評されておりました。

どれほど堅いものなのかと申しますと、ほんの僅かに挙げるならば
・切り下した刀は地面と水平(3本目以降全ての業)
・血振るいの角度は斜め45°(袈裟に血振るいする業全部)
・納刀する時は刀の鍔元三寸を鯉口に当てる。鞘引きは小指を
 帯から離してはならない。(全部の業)
・立ち上がるときは左足の爪先が右足の膝頭を超えてはならない。(3本目:受け流し)
などなど。これを行わないと減点が大きく、絶対試合には勝てない
というような具合です。まして「敵の想定が変わった」などと動きを
変化させようものなら即刻「指定業間違い」で失格になります(死

作り上げた先生方の思いは「剣道家が刀の扱い方も知らないのでは
恥ずかしい、何とか刀に親しむ機会を作ろう」というものです。
その裏には剣道と居合の団体の仲を取り持とうという事もあったよ
うです。これははっきりと明文化されています。ですがまさかこの
ような結果を招こうとは思っても居られなかったのではないでしょうか。
え〜っと、私も門外漢ですが、斬る方の専門家と言うことで発言します。

私自身は型を以下の三つに分けて考えています。
?鍛錬型
 型を錬ることによって、力の養成を図ります。
?ひな形
 色々な動きや方法論を溶け込ませた型です。
 エッセンスが詰め込まれていますので肝心の部分がぼやけています。使うためには解釈が必要です。
?実戦型
 そのまま使える型です。
 しかし実際には、要点だけを端的に示しますから、千変万化しなければその場その場に合致しません。

いずれにせよ、型の意味を理解して、それに合った修練を積めば、必ずや身に付くものと信じています。

しかし、ピントがズレていたらどうでしょう。
本来、学ぶための指標(方便)である「試合」を修行の中心にしては、武術としてのピントがズレてしまいます。目的と目標をはき違えては、その型の意味を理解することなくトレースするだけになってしまいます。
型を生かすも殺すも、学ぶ姿勢次第と思っています。
(コレはyamaさん や とうせんさん と同じ意見です。)

ただし、それとは別に斬る練習は必要と思っています。
本来、型をこなせていれば、それだけで十分斬れる筈なんですが、実際には感覚のブレが有ります。
その修正のため、斬る経験は必要と思っています。
ただ、斬ることが目的になっては、藁は斬れても実際には使えなくなってしまいますので要注意です。
藁が斬れるか否かもまた、あくまで修行の指標のひとつなのです。
(試斬り修行者は、ここに陥りやすいのです。)
yama様、とうせん様:

ありがとうございます。
「競技」という性質を持ちながら多種多様な流派がある為に
明確な基準の一つとして制定があることも事実です。
ですが、そこに依存しすぎている部分がかなり大きいとも思うのです。
またそんな状況にも関わらず刀の運用、操作法である制定は
昭和43年にできて以来未だに統一されていません。
ここにも大きな矛盾が存在すると思います。
制定を作られた先生方は「上手くやるのは二の次。制定はまず
決められた通りにやる事が大事。何故なら剣道をやる人間に
刀の運用方法を覚えてもらう為のものなのだから」
と言っておられます。非常に中途半端な存在とも言えるんですよね。

眠多様:
ありがとうございますm(__)m。
うちの道場でも古流に於いては?練習用?演武用?実戦(試合)用
と使い分ける事は必要である、と教わっています。
他流の業をすべての人が知っているわけではないから見た目に解りやすい
業を抜く必要がある、という考え方からのようなのです。
ただ古流は対敵動作の意味合いから敵の変化を想定した換え業があっても
良い事になっており、この辺りは制定と異なりフレキシビリティが
高いと思います。というより本来はこうでなくては
武術とは呼べないとも思うんですけどね。

実際、眠多様の言われる通り制定もピントはかなりずれてしまっている
と思います。刀をどう使うのかを学ぶ為の制定が、いつのまにか
昇段及び試合しやすいための、或いは勝つための制定に
変わってしまっているという事実は、まさにトレースしているだけ
というお言葉を如実に示していると思います。
本来級位審査ならともかく、高段位の先生の試合や審査にまで制定を
持ち込むのはおかしいのではないかと、我などは思うのですけどね。

斬る練習は必要だと思います。居合の場合はそれだけでは斬る経験は
殆どありませんから実際に何かを切ってみてその感覚を知ることは
大切だと思います。我もいつか経験できればいいなぁと思ってます^^;
yama様:

>何に対しての制定なのでしょうね
これは本当にナゾです^^;
斬り方の制定なのか、決まりとしての制定なのか…
収集は多分つかないと思います(苦笑

そもそも剣道とは武器としての運用方法が違うわけですよね。
居合は抜刀の前段階からすでに戦闘であるのに対し、剣道は
抜刀したところからスタートする言わば「立会い」ですからね。
居合が引き斬りであるのに対し剣道は押し斬りですし。
ただ刀が本来引き切りであるという事、昨今の剣道が、所謂
当てっこになってしまった事をも憂慮して作られたのではないかと。
ここまで来るとこれは想像の域を出ないのですが…
ただ制定が作られたのが昭和43年であることも考えると
おおよそこういったことも含まれるのではないかと。

何にせよ居合の根本的な部分である古流を曲げてしまっているという
事実が大きな問題ですね。
yamaさん:
>何に対しての制定なのでしょうね
辛辣な物言いをすれば、異なる太刀筋、勁道を見極められないから、規定種目で審査しようと言う新体操的な発想なのでしょう。
そうなると、もはや表演武術としても不完全です。

まの さん:
剣道や制定については、もはや刀から離れていると思いますが、斬り方について、ちょっと補足します。
(本題とは離れますが、ご容赦ください。)

>ただ刀が本来引き切りであるという事・・・
これは、一種の伝説だと思います。
刀の使い方は、必ずしも引き斬りに限りません。
もちろん、「一刀両断」するのには引き斬りの方が早いですが、腱や血管を狙うなら押し斬りや刺すように斬っても殺傷力はあります。
悪名高き「差し面」も頸動脈を狙えば、効く訳ですし、事実そう言った技を重視する古流もあります。
我々試斬りを学ぶ者は、先ず「引き斬り」から学びますが、上級になれば「叩き斬り」や「押し斬り」も学びます。
なかなか、刀の使い方は深いですヨ。

もちろん、かなりの技術を要求され、私レベルの「押し斬り」では、骨まで斬れないと師匠に叱られます。
いやはや難しい。
亀レス申し訳ありません^^;
試合で古流を詰め込んでたのでしばらく制定の事を
頭から切り離しておりました(死

眠多様:
言葉足らずで申し訳ありませんでしたm(__)m
確かに刀は引き斬りには限りませんね。あくまでも正面斬りの
基本が引き斬りというだけで、袈裟に押し斬ったり大上段から
大根斬りにしたりと運用の方法は多岐に渡りますよね。

「刺し面」は剣道の世界では悪名高いものですが、甲胄を着た状態では
当然の事だと師匠も言って居られましたただ剣道は所謂果し合いを
想定した武道なのであのような格の無い面はダメと言うだけのようです。
しかし眠多様でもできないと言う事は本身での押し斬りは
やはり難しいのですね^^;

yama様:
そうですね。所謂入り口及び審査規定として作ったと見るのが
妥当かもしれませんね。元になった流派の人達には自分たちの
流派の延長として見る事ができますし。
ただこれは愚痴になってしまうのですが、元になっていない流派
からすれば二つの流派を学ぶ事が強制になるわけで、はっきり言って
不公平なんですよね(苦笑

柔術の当身は有名ですよね。柔道の原型のイメージが強いですが
より実戦的なものになることから、有って当然ですね。
嘉納治五郎の当身も凄かったのかも^^;

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