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京の徒花〜新選組同志の会〜コミュの近藤勇

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もはや説明不要。

新選組局長。天然理心流・試衛館の4代目。



子母澤寛が「新選組と言えば悪の権化」という常識を覆し、司馬遼太郎が「燃えよ剣」という傑作で新選組を世に広めてからというもの、それに触発された多くの作家、研究者がこぞって新選組を取上げ出し、おそらく何百という創作話、何百という研究書が出版された事でしょう。




しかし、近藤勇。 



間違いなく「新選組の顔」であり、新選組を取り巻く物語の中心人物である事は、誰もが知っている男。






しかし、近藤勇。


司馬作品では少し頭の足りない男に描かれ、壬生義士伝でも、糸里でもチョイ役。



私の知っている限りだと、彼が主役と言える作品は、池波正太郎の「近藤勇白書」と、NHK大河ぐらいでしょうか。








ああ、近藤勇!!


何故なんだ!

何故世間は貴方にそんなに冷たいんだ!












だからそう、今回は貴方がどれだけ武士として、一人の男として素晴らしかったかを、私なりに紹介してみるよ。







近藤が正直目立たない存在になってしまうのは、周りの個性的過ぎる幹部達のせいでしょう。


個性的なだけではなく、彼ら一人ひとりは本当に優秀だった。





カリスマ的な指揮官土方。 知識の山南。

剣を取るなら、永倉沖田斉藤の右に出る者はいない。


優れた観察方や、その他、文武両道に秀でた隊士が多く名を列ねた新選組。

彼らに無かったのは、生まれ持った「武家」という家柄くらいだろう。



これだけ個性的で優れた人物がごろごろいる新選組。


剣を取っても、世論を語っても近藤より勝る人物は多数いたでしょう。




では何故、それほどズバ抜けて優秀では無い近藤が新選組局長でいられたのか。







人柄、性格。






土方や沖田がくっついていたから。



色々考えはあるでしょうが、私が考える理由は、


「いざという時に決して逃げない」


という事ではないかと思います。











有名な池田屋事件。




池田屋に乗り込んだのは4人(一説では5)。


その頃の隊士の数は50名前後。


池田屋の現場にも、外も合わせれば、十名前後の隊士がいたのです。

何故近藤は局長という立場にありながら、一番危険な二階の奥座敷での戦いを選んだんでしょうか。

一緒に乗り込んだのは永倉、沖田、藤堂。

いずれも優れた隊士達です。


何も近藤が命を捨てに行く事はなかったんです。



しかも、もう少し待てば、会津らの援軍が到着する手はずだった。




しかし近藤は、不逞浪士取り押さえを最優先とし、危険な4人
での乗り込みに賭けた。

そして自らを一番危険な場所に置く。




さぞ他の隊士達は、自分達の大将を頼もしく思った事でしょう。











その後の負け戦も、命令では引く事はあっても、自分達から安全な場所へ逃げる事はしなかった。






最後の降伏の際も、逃げずに投降する男、近藤勇。

















荒くれ者ぞろいの新選組。



沖田・土方は別として、NO2の永倉などは、近藤とは常に一定の距離を置く人物だった。

斉藤も然り。いつ寝首を襲うかわかったもんじゃない。

山南も、近藤を騙す事はいくらでも出来たろう。







しかし、彼らは一度として、近藤を蔑ろにする事はなかった。







近藤は権力や金で彼らを自分に引き付けたわけではなかった。




近藤は別に何もやっていない。












彼ら自身が知らずに引き付けられたのだろう。


近藤の生き様に。

コメント(4)

野武士さん、同感です。
新撰組の事を描いている小説や漫画は大体が土方を立てて近藤を下げているそう感じます。近藤は、バカのお人好しの見栄っ張りそんな描き方をしている物ばかりです。しかし、そんなバカに人は着いて行くでしょうか??

はっきり行って着いていく人は居ないでしょう!!
しかも着いていったのは、土方・沖田・永倉・山南ほか多数
歴史に名を残した武士ばかり!!
彼らは、近藤の真っ直ぐな生き方・人としての器の大きさにひかれたのだと思います。
常に『尊皇攘夷』を掲げ、それを幕府側でやってのけた。伊東にどう説かれようと始めに幕府側でそれを遂行しようとしたから最後まで幕府側!! すばらしい生き方だと思います。ここまで、ぶれないのが武士道では無いでしょうか!!

近代にこんな人物が居るでしょうか??
NHK大河で最も優れている点は、「近藤を主役にした事」だと私は考えます。


しかも民放ではなくNHKで。






新選組といえば沖田土方。

幕末と言えば坂本西郷。




そんな日本人の常識を覆したドラマだったように思います。


私は本当にこの作品で三谷幸喜を見直しました。




あの人のいままでの作り方だったら、ストイックな土方あたりを主役にして、不真面目なドタバタコメディを作りそうなものです。


でもなんと、主役「近藤勇」。


すごいです。




この人、本当に新選組好きなんだなーと感心してしまいました。


本来の仕事を離れた仕事だったように感じました。



三谷作品にしては真面目過ぎ、脱線がほとんどありませんでしたから。


でも素晴らしかった。




内容は賛否両論あり(当然ですが)、私自身も、納得出来ない箇所もいくつかあります。



しかし、この個性重視、目立つ事重視の時代に「近藤を主役にした」。

もうこれだけで評価されるべきドラマでしょう!
『三谷作品の新撰組』
一体どんなものやら〜と思っていました。

実はDVD借りて見たらハマってしまい
寝不足になるくらい何時間も続けて一気に観てしまいました。

内容に関しては、やはり納得のいかない部分もあるのですが
“人間・近藤 勇”を描いているのが気に入りました。

他の作品では『土方なくして新撰組はありえない』というような書き方をされがちですが『近藤ありき』なトコ良かったです。

近藤なくして新撰組はありえないのですから
そうですね。

子母澤寛が新選組を世に広めた時、今のように

「新選組=土方」「新選組=沖田」という風潮は無かったのでしょう。


司馬遼太郎は、別に土方や沖田にスター性を感じたから主役にしたのではなかったはずです。

あえて大将を主役にせず、二番手を主役にした。

当時としては、かなり風変わりな小説だったのではないでしょうか。


しかし、それがヒットし、テレビドラマとなり、映画となって、世の中に浸透した。

いわば、司馬作品が新選組のスタンダードとなったのです。

だから、新選組といえば、沖田土方。



それを否定してはいけません。

子母澤・司馬作品のおかげで新選組は「悪の権化から、真っ直ぐに生きた侍」に昇格する事ができたのです。





しかし、そろそろ、それの次に行く流れが生まれてもいいはずです。


新選組=土方 から、 新選組=近藤



今の常識だと、なんで近藤が?という話ですが、よくよく考えれば普通です。

新選組は近藤が作り、近藤が終わらせたのですから。



新選組がこれほど世の中に広まった今、そろそろ近藤の存在意義を確認するべきだと思うのです。

そうでなければ、あまりにも近藤が可哀想です。



そういう意味でも、あの大河ドラマは必見です。

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