このアルバムはポップス職人の技のショウケースという紹介も出来るし、 この世界について真剣に考え続ける男の哲学の束とも見て取れる。 その馴染まなそうな両面が一つになってコーノカオル=TRICKY HUMAN SPECIAL というアーティストなのだろう。 楽曲はどれも洗練されていて声も心地よく、シリアスなテーマであろう曲も耳に心地よい。 が、アルバム全体として“不器用な男”というイメージが浮かんでしまう。 こんなにこなれているのに少しもスウィートじゃない。まったく変な男だ。 私は『30分』という曲にやられました。あなたにフィットするのはどの曲だろうか?