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グッドグリーフ・ネットワークコミュの「ゼロになるからだ」(覚和歌子)より

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<千と千尋の神隠し>主題歌「いつも何度でも」の作詞者の
詩集より・・。

『電話』

娘は思った。

そのひとを愛するときは
死んだ人を思うように

会えないことを嘆きもしなければ
ときどき静かにその人のいいことだけを思い出したりして
いつでもそのひとのしあわせをいのったりして

娘はなんどもいいきかせた

そのひとを愛するときは
死んだ人を思うように

近くにいると 奪わずにいられないから

長距離電話のなかでつづく長い沈黙に
しんと耳をすますように
言葉のない言葉どうしを
1本の電話線がつないでいると信じるときのように

そのひとを愛するときは
死んだ人を思うように

けれどまたいつか逢えたら
やっぱりめちゃくちゃにだきしめてしまうだろう
そのときはもう
大切なものをわざとすこし乱暴に扱うように

背中なんかを ばんばんたたいて
あなたが 本当は死んでなくてよかったと
そのことだけで うれしいといい

嵐が通り過ぎたあとはいつも
痛いほどの 青空が広がる

やがて青空さえ いやされるときがくる
電信柱にそっとたれこめる
しずかな宝石の夕暮れに

 大切なひとをおくって、この11月で、6年。
 今月30日は、7回忌の法要です。

コメント(5)

ミコさん、イッチーさん、確かに、忘れ去るということはないですよね。
在るのですもの。心の中に。それは確かな存在感として・・・

ときに懐かしい想いでを強く引き寄せたり、
ときにし〜んとしていたり
ときに、安心させてくれたり。
やっぱり残念と思うときもあるけど

こんな風に心に存在を感じつつ、
手ごたえのある重みをかんじつつ
一歩一歩新しい道を踏み締めて
前に進んでいくんだなぁって思っています。

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