グッドグリーフ・ネットワークコミュの亡き夫の夢（？）。やりたかったことは・・・。

この季節になると、ふ～っと私の心の中に蘇る想い。

我が家の裏の、水を張った田んぼから見える「大山」（だいせん）。
横浜の会社を辞めて、故郷に帰ってきた夫は、「大山」が見える所に住みたいと言い張って、ここに決めた。
毎日変わる山の風景。朝焼け、夕焼けの時の、微妙な色の変化。頂上にかかる雲のながれ。

こんな何気ない、当たり前の景色を、夫は、「今日の大山の色
は、素晴らしい！あなたも見てみなさい。」と、何度となく私に語っていた。
その頃の私は、年子の3人の子育てに毎日が精いっぱいで、一緒に感動する心のゆとり等ありませんでした。

「大山」の夜空にまばたく星を、望遠鏡で、子供たちに見せながら、「すばらしい！！」「ほら。おかあさんも見てみなさい。」
同じ感動を共有したくてたまらなかった夫。
それなのに、私は・・・。

亡くなる何年か前に、何度か呟いていました。
「子供たちを無事に卒業させ、退職したら、大山に小さなペン
ションを買って、僕はそこにこもりたい。」

当時、まだまだ、パソコンが普及していない頃でした。
将来の世の中が求めるものを、彼は気づいていたのかもしれません。

子供たちの、3人同時の大学卒業式という晴れの日を待たず
旅立ちました。
「大山」の星たちとともに・・・。
そして、今は、山の中で、パソコンと夢を語り合っているのでしょう・・・・。

コメント(6)

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[1] mixiユーザー 06月04日 07:57

う～～ん・・。

誰も、何も書いてくれないと、ちょっとさみしいなー。

なんて、わがままばかりいったら、亡くなった伴侶に
叱られるかな？

[3] mixiユーザー 06月05日 00:38

ご主人がやりたかったことは、
まず「大山」が見える所に住みたかったこと。
それは叶って、素晴らしい山の風景を毎日眺め、感動し・・・そこにはとても豊かな時間が流れていたのですね。

もうひとつは子供たちが無事卒業したら、大山にペンションを買って、こもること・・・それも、叶っているかもしれませんね。

ご主人にとって大山はとても大切な場所、宝物ですね。
今も大山は毎日、美しい変化をみせてくれているのでしょうね。朝焼け、夕焼けの時の、微妙な色の変化。頂上にかかる雲のながれ・・・・

今、ミコさんは感動をもって大山を眺めている・・
そんなミコさんをみて、ご主人も喜んでいるかもね。

[4] mixiユーザー 06月05日 22:05

tamaさんありがとうございます。

いなくなってから、やっと、心を同じくすることが
出来つつあるような気がします。

6年近く経って、やっとです。
まだまだ、私の修行は始まったばかりです。

[5] mixiユーザー 06月07日 23:33

子育てで忙しかったころは、大山を眺める心のゆとりは
なかったことでしょう。

今、ミコさんは、大山を見てしみじみと美しいを思えるし
ご主人をなつかしく思い出せるのですね。

自然の美しさは心を癒してくれますね。それに思い出が
加われば、なおさらのことです。

季節ごとに姿を変える山の景色に包まれて、良いところに
住んでいらっしゃいますね。

[6] mixiユーザー 06月08日 22:07

アイさん、ありがとう。

山もありますが、海（日本海）まで、走って5分です。
（別に、走る必要はないのですが・・・。）

主人も、愛犬をよく散歩に連れて行ってました。
無理やり、泳ぎの練習をさせたりして。（犬かき？）

波打ち際を歩き、水平線を見渡すと、遠くの船に乗って、
主人が帰って来るような気がします。

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