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第三帝国系鉄道模型コミュの事実とフィクション

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第三帝国系の鉄道模型については、事実とフィクションを意識的に混同するケースが少なくありません。他の時代の模型と違い、当時のアイテムに対するロマンティックな思い入れが強い人が多いためと思われます。つまり、大戦後半には恐ろしく画期的ながら、空襲等の影響で実現しなかった車輌や、もう少しドイツが持ちこたえていたら製造されたはずの車輌を模型の世界で実体化したいという欲望が出てきます。また、実際には行われなかった改造を想定して製品化したくなる気持ちもわかります。今回写真で紹介するのはドイツのMICRO-METAKIT社の05型1号機の戦時バージョンです。じつはこのような実機は存在しません。まず、流線形の同機は、戦争が激しくなるにつれ、保守/点検作業をやりやすくするため、下半分のカバーを剥ぎ取ったことは写真で確認できます。(顔面の下半分を壊されたターミネーターみたい)しかし、迷彩色を施した記録は無く、ましてや目立つハーケンクロイツを側面にペイントすることは考えられません。また、側面に見える防弾板も3号機を別にすればありえません。また、この写真ではわかりませんが、テンダー(炭水車)には「我々はドイツ人であり、ヒトラー総統に従う」とスローガンがペンキで殴り書きされています。そうは言ってもこのフィクションは第三帝国系鉄道ファンには、たまらない魅力ではあります。だから限定製造されたこの製品はオークションで高額取引の対象になるのです。いろいろ書きましたが、要はフィクションと割り切って楽しむのも趣味の醍醐味ということになりましょうか。

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