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堅茹で (KATAYUDE)コミュのテキトーに物語を・

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 琵琶湖東畔 
今夜はテクノのパーティだって
零時を廻っている

酒17杯余りの勢いで
隣で踊っていた
(ミーちゃんて言うみたい 東から来たって
わたしより1つ齢上だって)
その子に話し掛けた
感じのいい子だ
この子はわたしについて、もう想像しているみたいだ
あなたの想像は当たっている
そう 同じ匂いも少しするのかな?


 彼氏は置いてきた
数年前に
彼氏は幸せを与えて呉れなかった
幸せが欲しい
何かが起これば世界は変わるはずだ
わたしはそれを信じているのだ
だから 汚いおやじたちより 数段マシだ

(そりゃ精神は前後左右上下 ガタ揺れするけど)


細くて白い左手首
紅糸の群れだ
この跡を 美しいと言ったひとは今までいない
(そして これからも?)

ヒダリテクビ
キョムニツツマレロ


 外に出ると、夜風が涼しい
建物の2階から 四ツ打ちの音が漏れる
こういう静かな時 ふと左手首に意識が集中し
そこはチリチリと線香華火のような音がしている

ミーちゃんはわたしの話を聞いてくれる
理解する者の反応だ
彼女とこうして湖畔の椅子に腰掛けていると
家で一人で掛け布団にくるまっているより生産的だ

わたしが半反社会的な程度に収まっていて 生産的であるためには
必ず誰か知り合いの手間が必要だ

さっきだって、夜勤明けにしかここに来れないという高校時代からの友人にメールして 返事が5分以内にないので
1分間に7・8回着信を残しておいた
(着信の多さはわたしの欲求の濃さを示している)

高校時代の友人は車に乗っていないが、たぶんタクシーで来てくれるだろう
(相変わらず困った子だなぁ)と来る車中で考えた形跡が まゆげの斜め上あたりに残っているのだろうが、そんなことは気にならない

数時間後のわたしには彼女の耳と軽い相槌が必要で
わたしの話を聞いている時 彼女の耳はいいことをしているのだから


 ミーちゃん 関西に住んでいればよかったのに
彼女はわたしと丁度いい距離感を保ってくれそうだから

わたしが自分で一番わがままだと思うところは、距離感にうるさい点だ
機嫌のいい時(わたしは10年前に還る 女子高生だった・)
少しでもオチている時 
怖い過去がフラッシュ・バックして走馬灯のように駆け廻ってる時
わたしには距離感の調整ができない
(記憶ではもとから苦手なのだが、その点を意識し出してから特に調整できなくなった だからいまでは放置している)

自分にできないのだから 傍にいる人に押し引きしてもらうしかテはない

キニカケナガラ
ホウッテオイテ

そういう時 傍に無神経な人しかいないと、世界はよじれ始める
だから無神経な人は 罪深い
誰よりも 罪深い

わたし一人を幸せにできない人 世の中にはそんな人ばかりだ

世の中は汚れているけど わたしはピュアだ
年齢?わたしはもう27だけれど 現代では齢はもう無意味でしょ?

何歳であれ ピュアな人は損をしてばかりだ・


 さっきからずっとミーちゃんと話しつづけているけれど
話している内容に意味などない
ただ世界がよじれず キモチが晴れるから 話しつづける
ミーちゃんはいちいち頷いてくれるが
たぶん半分くらいしかわたしの言ってることを理解してない
返事の出だしの一音の響き具合でそれは理解できる
半分 いいほうだ
1割 しょっちゅう

ミーちゃんは好きだけれど、わたしは彼女にもう困った子の烙印を押されているようだ
話している内容に意味などない というわたしの心持ちは
相手の聞く姿勢から受動的に選択されたものだ

最も理想的なのは (語呂合わせでも何でもなく)
わたしは相手/状況から受動し 相手はわたしに合わせ自動的に対応してくれる それをまたわたしが受動し・・という永遠のループ
こんな関係
これが得られないと、わたしの傷は増えてゆく

傷・
多くのひとは何種類かのハンコを心にもっていて
わたしには゛困った子"のハンコを押して逃げてゆく
それは言い換えれば゛傷が多くて痛がりな子"ということなのだろうか?

困った子のハンコばかりだ
ラジオ体操出席のハンコには喜べなかったけれど
(だからラジオ体操など1ヶ月のうち初めの数日しか行ってない)
このハンコはもっと厄介だ


 なにかが貯まってくるのがわかる
わたしの堰は低いので、すぐに溢れ出てしまう
そう 溢れる時はだいたい前兆があって
要領のいい知り合いは皆 その手前で洪水を回避してくれる

゛少し先を読んで 慎重に行動しないといけない
自分で考えないとなにも変わらない 今までを繰り返すだけだ"

助言という名の押し付けをしてくる頭のまぁまぁいい男たちは
こんなことを言ってくる
(わたしの何が目的でこんなことを言ってくるのだろう?)

それはわかる
けれど 勢いでブッ飛んで、時間がアッという間に過ぎてしまってる
そんなのがベストだ
今夜だってそのためにわざわざ遠出したのだ

クラブやイベントは時間を忘れさせてくれる
キラキラするミラーボールのミラーの1つに映っているだろうわたし
その小さいわたしはミラーの中で輝いている

これがすぐに思い付く幸せなイメージ

でも幸せなイメージは断片的
こんなに長時間安定していることはなかなかない


 世の中がピュアな人ばっかりで溢れればいい
そしたら誰も苦しくない
他人との齟齬もない

そんな世界は色でいえば・そう白だ


雪山に分け入っていって
そうだ 酒を20杯以上呑めばいい
ヨチヨチ歩いていくのだ
そうして永遠に眠りたい
黒い夢を見ずに 黒い現実を見ずに
一人で・


〓+〓+〓+〓+〓+〓+〓+〓+〓+〓+〓+〓+〓

雪山に 手首の紅 点々と

さもなくば

紅い棘の山を 白い着物のわたしが 棘に足の甲を刺し貫かれつつ

どちらも同じこと


ああ 家に帰って倒れ込むように寝たら どうせ迷子の夢だ


 静かな時間は少しの安定を呉れるが、それは長続きしない
フロアに戻ろう 低音に呑まれよう
脳内を音で満たしてしまえば、些細な悪いイメージが忍び寄ってくることはできない

じきに夜は明け
高校時代からの友人がタクシーでやって来る
そうしたら今日はわたしの勝ち

コメント(7)

龍は凄いな
イメージで仮想現実を創造するんだもの
そのイメージは現実のタガを外す
実生活でもイメージ駆使して他者と関係を結んでるのだろうな・

そんなイメージの奔流を洪水にさせないため 智がある
これは凄いことだ


ビビりながらでも゛関係"について考えるようになった(^^)
悪く言えば駆け引き・

ミーちゃんに感謝黙礼
微妙かな、、ミーちゃんは
「自分が悪者」という意識は絶対避けるので、自分が誰かを利用しているという図式ではないようにする。
つまり、「来てくれたら勝ち」という意識を実は非常に強くあるのだけれども、速やかに「感謝」という意識に替えるし、「これだけ非常事態ならばしかたない」という状況までもってくるような気がする。
「これだけ非常事態」が何故誘導されたかというところは考えない。

多分、死(というか自分自身の生)を人質にして他人を脅迫するという構図の浅ましさに気がついているのだ。そして、浅ましくないようにするために脅迫をやめるのではなく、人質の切迫性を高めてしまうのだろうか。
あたしらはみんな浅ましい。浅ましいから人の手が欲しいのだとそう言ってくれたほうがあたしは嬉しい。
微妙、、まぁヤミの所為ですね


非常事態 彼女らにすればそれは本当に非常事態でしょう

(そう ミーちゃんは結局救済して呉れない
だって自分を救済するのは自分以外ありえないから)

でも関係でいえば 浅いところでたゆたってしまうのでしょう

むしろその故に 救われ難いのかもしれない


>人質の切迫性を高めてしまう
質から解放されたいのでしょうが 智が足りないのでしょうか?
考えは斜行するのでしょう

斜行した考え/感覚から導き出される、少し異常な関係
彼女らはそれを重ねていくしかないのでしょう(か?)


自分は彼女には遭遇っていませんが、

過去の決算 感謝の念 信頼 
事の理否の判断を疎かにしない(いちいちの事象に対する)
長期的視点/観測(それは叡智というものでしょうか・)

これらを済ませないことには
相変わらず年齢ばかり先走りしてゆくでしょう
そして現状の彼女は、これらをスルリとかわして生きている

そこに既に歪みが発生している と


ただ 彼女の生々しい人間らしさを自分は愛します(^^)
左手首が虚無に包まれる・

なんでしょうね?
こんな想念は文学につながるのでしょうか?
単なる感傷なら もしたいですが

彼女は龍を読めないでしょう 投げ出しそう
(それは読解能力ということでなく)
病める人ありて
夜毎 人肌恋しいと 枕をぬらす

女にしてみれば
男と出会うのは 道理
        道理なり


このさくらんぼのヘタを口の中で結べたら、今夜一緒に居てあげる
なんて戯言
さあどうしよっか?
なんて椅子の下の足と足は絡まったまま


深ける夜 祇園の月
絹の肌、玉の汗、嗚咽
くわえ煙草、いきり立つ、紫煙吐く

寂しさを人で埋めようなんてお門違い
ましてや僕でなんて
それでも左腕の十字の傷が
シクシク痛んで、やり切れなくなったら
なるべく素敵なもので埋めてください
それがあなたになるのだから

明ける空 嵯峨の苔
帰り道 手を回し 歩く君
「私も好きだよ」なんて
振り向きて 軽やかに 嘘をつく



こんなんでいかがでしょーか?
>それがあなたになるのだから

涙が出たが・


こう考えたら絶望的だな

つまり、ひとの思考/行動を用いて、自涜を繰り返している


泉を湛える者 泉から汲み取る者

湛えてるだけではツマラナイ
汲み取られて自涜に堕すだけではツマラナイ

何をしたいんだろうねぇ・?
と自涜に倦み始めた者は考えます


淋しさは 真横にありて 唄うもの

くらいの軽さ



おれがあの夜吐いた雑言の潜伏期間の長短を窺う
それは出所からして絶望だし
結果がどうなろうとひと様の勝手

絶望ね
大声で叫ばれる希望よりも害が少ない
絶望し切ってる、と言いながら
傍にいるひとが変われば自分もまた・



数%でも考えるのは浅墓ではないと思うよyu-kiくん


そう感じたのはおれの勘違いかもしれないが
物語は勘違いで始まり、勘違いしたまま終わるもの

醒めてりゃいいってもんじゃないでしょ〜

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