エイヤ＝リーサ・アハティラコミュのパリで展示中　30日まで

はじめまして。
もうあと2日で終わりなのですが、パリの国立ジュ・ド・ポーム美術館にてフランスで初のアハティラ回顧展を開催中です。
http://www.jeudepaume.org/?page=article&idArt=545&lieu=7

先日、観に行ってきました。
新しい作品は Where is Where?（2008）

まずプロローグが１スクリーンに投影。
次に＜＞このような形に配置された４スクリーンに投影。
エピローグが最後の１スクリーンにメインストーリーが投影。
という６スクリーンを使うスタイルでした。

（こんな感じの配置）直線１つが１スクリーンと思ってください・・・
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↑入り口

内容はより社会的になっており、当然いつものアハティラ・マジック世界もあるのですが、かなり攻撃性の強い映像が多く、個人的にはかなりしんどかったです。現代世界の問題に対する視点が直接的すぎる気がしました。その他には、サイトにも書いてありますが、死や時間といったものを考えさせられる作品でもありました。これはしばしばアハティラの作品に見られる要素だと思います。

【主な登場人物】
・中年女性詩人
・死神
・アルジェリア人の少年たち

他には過去に日本でも展示のあったThe House, Consolation Service 他、複数の映像作品、写真、家の模型が展示されていました。
【展示作品一覧】
http://www.jeudepaume.org/?page=document&idArt=545&lieu=7&idDoc=481

DVDもいくつか販売されていました。