Liverpoolの魂「S・ジェラード」コミュのジェラードが終戦宣言「ターゲットを4位以内に」

*ジェラードが終戦宣言「ターゲットを4位以内に」

スティーブン・ジェラードは、今シーズンのリーグタイトル獲得を諦めたとコメント。シーズンの残り試合は、4位以内を確保し、チャンピオンズ・リーグ出場権の獲得に全力を尽くすべきだと語っている。

10日のチェルシー戦をスコアレス・ドローで終えたリバプールは、勝点44で現在5位。シーズン残り13試合で、首位アーセナルとの勝点差が19となった現状を冷静に分析するジェラードは、ライバルの多い4位争いに集中すべきとコメント。優勝の夢を追い続けることで、大きな代償を払うことにもなりかねないと語っている。

「僕らは今、厳しい状況にあると思っている。4位で終えることすら大きなチャレンジだよ。まずタイトルのことは忘れるべきだ。そして、4位を確保することだけに集中しなければならない。同じ目標を持つチームは多いし、彼らはいい状態をキープしている。パフォーマンスのレベルを下げてしまうと痛い目にあうよ。チェルシー戦では守備がとても安定していたと思う。90分を通してゲームを支配していた。今後に向けて、いい収穫があったと思うよ」

フェルナンド・トーレスをはじめ、各国の代表クラスを集める超大型補強を敢行して望んだ今シーズンのリバプール。しかし、主力の負傷離脱やラファエル・ベニテス監督の去就問題、さらにはアメリカ人オーナーのクラブ売却説までが囁かれるなど、ピッチ内外での問題が噴出。その度に、成績面でも足踏みを続ける苦しいシーズンとなってしまっている。主将ジェラードが早くも終戦を宣言した名門は今後、4位確保とカップ戦でのタイトル獲得に全力を注ぐことになりそうだ。