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建築家 ルイス・カーンコミュの磯崎新からの賛美

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磯崎新・1966年の作品・大分県立図書館
取り壊しの危機に遭いましたが、日本最大級の反対運動により生き延びました。

現在は、県から大分市が譲り受け、アートプラザとして活用されている。
3階は磯崎新・建築作品が常設展示されています。

順路に沿って、見学し、いよいよ最後のコーナーに下記のような文章(パネル)と逢えました。
ご紹介致します。ライターの平松 剛さんが書いたものです。

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スクラップブック「旅」

おつかれさま。建築界きっての知性、磯崎新のすこぶるIQの高い建築の展示の数々をご覧になられ、さぞや、くたびれ果てておられるはず。

ご安心下さい。ここから先、四つの小部屋は、その頭を休めていただくためにも、気軽に覗くことの出来る展示内容でまとめられています。

テーマは「旅」。
なにしろ建築家は、職業柄、旅をせずには稼げません。お呼びとあらば、地の果てまでも参上し、お施主様に夢と希望、時には幻滅を振る舞うのです。

かつて、アメリカの建築の巨匠ルイス・カーンが仕事に世界中を奔走した挙句、ニューヨークの公衆便所で行き倒れのまま亡くなった、とのニュースに接して磯崎はこうコメントしました。

「私はいい知れぬ感動につつまれたことをここに記しておきたい。彼もやっぱり渡り職人だったのである。」

同様に、磯崎が日付変更線を飛び越えて世界を駆け巡った回数たるや膨大で、もはや勘定しきれるものではありません。

けれども、彼は忙しい仕事の合間を縫うように、その先々で「旅」を楽しむ名人でもあるのです。

ここでは、旅先で磯崎が描いたスケッチや撮影した写真を中心に展示が組まれています。小学校時代から絵画コンクール入選の常連で(※しかも大抵は金賞)、画力も対象をとらえる眼力も共に折り紙つき。

そんな彼の言わば「旅」のスクラップブック。
どうか、肩の力を抜いて、リラックスした気分でご覧下さい。

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写真は
思いがけず、『ルイス・カーンへの賛美』に出合えた大分市アートプラザ(旧・大分県立図書館)

何となく・・・ルイス・カーンを感じるのは、僕だけだろうか・・・

コメント(1)

死者、しかも旅先の便所で行き倒れた人に対しての
このコメント!
同胞、”こっち側”の確認、安堵、そして感動。
改めてカーンにも磯崎にも感動されられました。

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