ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

FOOTBALL CLUB「ManchesterU」コミュの悲劇からの王者奪却、そして黄金期へ…

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
再び黄金期へー1960年代のユナイテッド

「成功は確かに喜ばしい。しかし勝った試合に浮かれているだけでは何かを成し遂げたとは言えない。名誉のための勝利に価値はないが、全力を尽くしたなら敗戦をなんら恥じることはない。フットボールはロマンであり、ミステリーであり、詩にも似ている。だからこそ世界で最も愛される永遠のスポーツなのだ。」

マット・バスビー

彼自身、35歳でマンチェスター・ユナイテッドの監督を引き受け彼は就任以降ユース部門を非常に重視し、その教え子達が一軍に登場し始めると、 サポーターは彼らのことをバスビーベイブスと愛着を込めて呼んだ。
英国および世界のサッカー史に大きくかかわり「偉大なる監督」と「偉大なる選手」と「偉大になる筈だった選手」と「偉大になるであろう選手」の人生と密接に関係している点でやはり特別な半生だったと
いわざるを得ない。
彼が歴史に名を残すのはいつもトレーニング・スーツを着て、グラウンドに出た。プレーヤーと話し、技術指導し、戦術を組み立てるだけでなく、育成の確かな手腕とその先見の明からであった。そして、ことチームと選手に関する件については、会長やクラブの理事が口をはさむことを拒否し、自分のやり方を通した。
当時深刻な財政難だったクラブを支える為バスビーは全国
から有能な若者を集めて理想のチーム作りを目指していた。

ミュンヘンの事故は、8人の選手や役員、コーチなどの命を失った・・・バスビー監督も重傷を負い、チームは壊滅状態となった。オールド・トラフォードの痛手だけでなく、イングランド代表チームにもダンカン・エドワードら3人を亡くしたことで、大きな戦力ダウンとなった。
 当時のイングランドの専門家たちは、長身で技術に優れたエドワードに、とても大きな期待をかけていたのに…。
 しかし、冷静で、柔和なバスビーはくじけなかった。
クラブ最高額を支払ってでも、いいプレーヤーを他のクラブから獲得した。
 1962年8月には、イタリアのトリノからデニス・ローが戻った。11万5,000ポンド、世間を驚かせるほどの高額だった。スコットランド人のローとタイプの合うクレランドもグラスゴー・セルチックからやってきた。 するとこの年のFAカップ決勝の相手となったブラックプールには、有名な右ウイングのスタンリー・マシューズやCFのモーテンセンがいたが、デラニー、モーリス、ローリー、ピアソン、ミッテンらのユナイテッドのFWは、みごとなパスワークで快勝した。彼らの攻撃は当時“ドリーム・マシン(夢の機械)”といわれ、両チームの攻撃的プレーは、戦後最高の名勝負のひとつと評された。つぎのシーズンのはじめには、北アイルランドの17歳の天才ドリブラー:ジョージ・ベストが加わった。つぎの年の4月にベストがデビューすると、ボビー・チャールトンとロー、ベストの、見事な組合せができあがった。

 64〜65年シーズンの優勝のあと、1年おいて66〜67年シーズンにも優勝。ヨーロッパへの挑戦の態勢は整った。
 欧州チャンピオンズ・カップは1、2回戦、準々決勝と順調に進み、準決勝の相手はレアル・マドリーだったが、地元オールド・トラフォードで1ー0の勝ち、アウェーは3ー3の引分けで、かつての“王”を退け、決勝はエウゼビオのいるベンフィカ・リスボン(ポルトガル)を延長の末に破ったのだった。バスビーのマンチェスター・ユナイテッドは欧州制覇の望みはみごと成し遂げ単なる人気クラブの域を越え「伝説のクラブ」となった。

「ミュンヘンの悲劇」から10年後の奇跡だった・・・

翌年、マット・バスビーは監督を引退し、ゼネラル・マネージャーとなった。リーグ優勝5回、FAカップ優勝2回、欧州チャンピオンズ・カップ1回優勝という輝かしい成績は、マンチェスター・ユナイテッドとイングランド・サッカーの光彩であり、社会的あるいは産業の上で沈滞気味となっていた英国とマンチェスターにとっての、何よりの元気づけだった。

悲劇から生まれた真の“赤い悪魔(レッド・デビル)”と恐れられたチームだった。
彼と、彼と共に戦った仲間達はいつまでもユナイテッドファンの誇りであり続ける。

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

FOOTBALL CLUB「ManchesterU」 更新情報

FOOTBALL CLUB「ManchesterU」のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング