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ナースプラクティショナーコミュの日野原重明氏からのメッセージ 「看護師よ、保助看法を破れ!」

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コミュ管理のため、トップページの記載をこちらに移しました。(2008.2.23)


日野原重明氏からのメッセージ 「看護師よ、保助看法を破れ!」

本誌において日野原重明氏は、保助看法を早急に改正すべし、看護職は医師の診療の補助をする存在ではなく患者さんのために医師とともに医療を行う存在だ、と熱く語っています。早急に変えられないなら、法律を破り世論を味方にしなさい、と過激な発言も。以下引用文を示します。


◆昭和23年にできた法律の規定がいまだに残っている問題
日野原氏;
今や看護は大学教育が行われているのですから、バイタルサインももっともっと勉強してほしいですね。
バイタルサインの所見をもとに、看護師は「この患者さんは、入院させてください」と医師に伝えられるようになってほしい。
…看護師が、医師に正しい所見を知らせて、それを元に医師が診断をするようになればいいんです。
これは実際上は診断ですが、そこまで看護師が関与して、早期発見・早期治療に貢献できるとよいのです。
そのためには、看護師は、医師の診療方針にも意見を言えるだけの知識をもつ必要があります。
そうすれば、医療界での看護の位置は非常に高まると思います。
今、医療界で麻酔医がいない、小児科医がいない、産科医がいないと言っていますが、アメリカでは、麻酔の80%はナースがやっています。
ナース・プラクティショナーが診断をし、死の宣告までやっている。それが、日本は、昭和23年の法律そのままです。


◆看護師は、実績をつくって法律を破りなさい
日野原氏;
すぐに保助看法を変えることができないなら、麻酔専門ナース、小児専門ナースが診断をし、入院をさせ、ドクターとディスカッションすればいいのです。
そうやって実績をつくって、法律を変えればよろしい。
つまり、医師の診療「の補助」ではなく、医師の診療「に協力」するということです。…2004年から救急救命士も気管挿管できるようになったんです。
救命士の実績が法律を変えたのです。私は、ナースについても、ここを狙いたい。…アメリカやカナダでは、40年前からナースが診断・治療に関与するようになっています。
日本の看護は、POSだ、看護診断だと、なんでもアメリカの昔の看護を輸入しているのに、なんで一番大切なことを輸入しないのか…。



◆看護学のサイエンスのために正しいアセスメントが必要
日野原氏;
看護の教科書には、まだ間違っていることがけっこう載っているんですよ。
たとえば、死後の処置で、なんで綿を肛門からたくさん入れるんですか。死んだら、蠕動は止まり、血液は凝固してしまう。
鼻水が出ないのに、鼻に脱脂綿なんかを詰めている。そんな時間があったら、もっとていねいにお化粧してあげたほうが、よっぽどいいでしょ?
間違った死後の処置が、いまだに日本の看護の教科書には載っている。
…日本の看護師は長年医者にいじめられてきたので、医学部から離れて、看護教育は自分たちで全部独立してやります、と始めたんですね。
自立することは結構なんだけれど、臨床をしないで研究ばかりしている人が出てきた。
これは医者の世界では考えられません。外科の臨床をできない人が外科の教授ですと言って、誰が信用しますか。
ところが、日本の成人看護学や老年看護学の教授には、臨床を教えられない人がいます。自分で教えられないなら、上手に臨床を教えられる人に来てもらったりしないと。



◆日本の医療のために保助看法は改正しなければいけない
日野原氏;
産科医が足りない、小児科医が足りないというが、とんでもない。助産師が会陰切開して、縫合して、何がいけないのか。
救命士のように、きちんと訓練を受ければ気管挿管できるように、看護師もこのやり方で切り込めばいいんです。看護大学には、成人看護学もあれば、小児看護学もあるでしょ。そこで専門家を育てればいい。
…4年間で基礎をみっちり教えて、大学院で臨床を勉強するようにしたらいいですね。
研究じゃないですよ、臨床の専門家を養成するんです。ホスピス・ナースや感染ナースがいますでしょ、そういった専門家をたくさん育てていけばいいと思いますね。


出典:「TALK on Nursing 日野原重明 看護師よ、保助看法を破れ!」『アンフィニ』日本看護連盟 No.490 pp4-9 2006.12.15

コメント(9)

納得グッド(上向き矢印)


知らない人、沢山いると思います。


そろそろ日本の看護は転機の時期かも知れないですねわーい(嬉しい顔)ぴかぴか(新しい)
日野原先生って、ビストロSMAPに出演していたのですねあせあせ(飛び散る汗)
録画していたのを今見て出て来られて驚きましたあせあせ(飛び散る汗)曇りあせあせ(飛び散る汗)るんるん
それもそうですが、世のナースたちの専門職としての自意識ももんだいになってるんでは? ま、根本的にはそうならざるを得ない法律が悪いんですが・・・。AUSのナースたちのように、ストライキをするって言うのも影響力があるように思います。ドクターたちはナースに仕事をボイコットされると商売にならいんです。とてもこまりますよ。 ところが日本の医者たちはそこまでナースに感謝しているか?? 疑問ですね。
医師会の抵抗が強くてなかなかコトは思うように運んでいませんけど、とりあえずは准看護師廃止の流れはできましたよね。

>Carterサン
今後の看護協会の展望としては、
1上級資格の切り離し
⇒看護師国家試験不合格者は保健師国家試験合格無効(平成19年度より導入完了。これまでの有資格者は現行通り)
⇒4年制大学での看護師・保健師国家試験受験資格の同時取得を認めず、卒業後の進学制度へ移行(検討中)。
⇒専攻科での保健師・助産師同時取得制度の廃止(ほぼ完了)。
⇒助産師取得を2年制、或いは大学院へ移行。助産研究科の推奨。
⇒保健師取得を2年制、或いは大学院へ移行。公衆衛生科の推奨。

2専門学校・短大を4年生大学へ移行。
看護専門学校の存続については明言していませんが、市立系の看護学校が大学へ移行・吸収されつつあるのは確かです。
北海道では、10年前に2校しかなかった大学が、平成20年には10校になりました。
看護学校の正確な減少数はわかりませんが医技短系は壊滅です。

これらに有る程度の目処がついた頃には、本格的に6年生の議論が開始されるでしょうね。
その過程で、ナースプラクティショナーという制度ももっと日の目を見るとは思うんですが、いずれにしろ大学院ですね。

私も専門卒でしたが同じように不安になり、大学に編入し、卒業しました。
>Hitomi☆。°サン
ビストロとか出るんですねwwwwwwwwwwwwwwwwwwちょっとカワィィwww
日野原先生っていうと、やっぱり著明な先生ですし、私としては肩書きだけ見ると雲の上の人なんですけど、そーゆーのもっと出てくれるとちょっと近くなった気になるかもw
>ma-mu-サン
リンク先にも色々議論してるコミュありますが、専門職としての自意識についてはやっぱりモチベーションが下がる原因多々ありますもんね。
私が昔いた総合病院は普通にストライキやってましたよ。もちろん命に関わるんで最低限の保安要員は出してましたが、検査・手術はALLストップ、外来閉鎖でした。
Drから病院側にガンガン文句が出るので、ストの効果による待遇改善はかなり良かったです。
ま、今もやってるかどうかは知りませんが。

ついこの間、私がかつて大学編入したことを知ったぺーぺーのDrに「それってなんか意味あるの?」と言われました。
「2年目の研修医にそんな事言われる筋合いないんで、CV入れれるようになってから言ってね。介助しませんよ」と言ってやりましたが、恐らく彼がこう言った背景にはオーベンの指導姿勢の中にあるように思います。
中には使い走りとでも思ってる輩もいるようですよ。根は深いですし、一筋縄じゃいきません。
アメリカではナースプラクティショナーやアネステジアナースが活躍していますが、日本は本当に昔のまま、、でもこれだけ立ち遅れていて、急にはじめようとしてもやっぱり無理があるのでは、、という気はします。
医療活動の土台が違いすぎる、、と私はアメリカで働いてみて思うのです。
でも少しずつ変えて行くことは出来るでしょう。性急にすると土台がないまま積み上げることになり、最終的には崩れる、上手くいく気はしません。
まずは日本の医療、看護の体制自体を見直すべきとは思います。
アメリカは勉強して資格を積めば、それなりにきちんと評価される土台がある。
でも日本にはないですよね。専門ナースでさえ、病院の看板に使われるだけ使われて、でもそれなりの評価はないでしょう。
ナーシングプラクテイショナーー養成を始めると、日本のウェブにありましたが、その前にやることがあるだろうと、私はおもうことしかりです。

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