FC　CROWコミュのタメになる話１

「強欲と復讐がもたらす悲しみ」

ここは動物たちの暮らす森

いつも熊にイジメられてるウサギがいました。
今日もハチミツで自慢の耳を束ねられ、一角ウサギとして猿に喧嘩売ってこいと無茶を言われた。

結局ボス猿にボコボコにされ、
帰りには蜂に襲われ、
熊は遠くからゲラゲラ笑ってる。

ウサギ(♯｀∧´)
(あのヤロ～いつかぎゃふんと言わしてやる…)

そんなある日のこと、森の広場で熊とウサギの前に森の神が現れた。

森の神(⌒▽⌒)
「おう！運がいいなオマイら！3つずつ願い事叶えてやるぞ！」

熊∑(ﾟДﾟ)
「マジッすか！！」

森の神( ^ω^ )
「おう！でも願い事100個に増やしてとか、永遠の命とか、誰か殺してとかそうゆうのはナシね」

熊(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))
「オッケーっす！うわ～マジか～どうしようかな～」

ウサギ(-_-)
「……」

熊o(^▽^)o
「やっぱまずはこれだな！この森の俺以外の熊を全部メスにしてくれ！」

森の神( ^ω^ )
「わかりやすい奴だね～、ほれ」

ピロピロー
森の熊がメスになった。

熊（≧∇≦）
「おぉしっ！これで俺はモテモテだぜ！」

森の神( ^ω^ )
「君はどうする？」

ウサギ(-_-)
「……ヘルメット」

森の神( ^ω^ )
「え？」

ウサギ(-_-)
「ヘルメットを下さい」

熊Σ(￣。￣ﾉ)ﾉ
「ヘルメット？バカかお前！そんなんでいいの？」

森の神( ^ω^ )
「いいの？」

ウサギ(-_-)
「はい」

森の神( ^ω^ )
「オッケー、はいよ」

ピロピロー

ウサギの頭にヘルメットがかぶされた。

熊(￣Д￣)ﾉ
「ヘルメットなんてどうすんだよ、やっぱバカだなお前は！俺の2つ目いくぜ！」

森の神( ^ω^ )
「はいよ」

熊(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))
「やっぱハーレム広げるぜ！もうこの世の俺以外の熊を全部メスにしてくれ！」

森の神(⌒▽⌒)
「はははこの強欲野郎め！そら」

ピロピロー

その熊以外の全ての熊がメスに変わった。

熊♪───Ｏ（≧∇≦）Ｏ────♪
「よっしゃあー！」

ウサギ(-_-)
「じゃあ僕も…」

森の神( ^ω^ )
「2個目ね、どうぞ」

ウサギ(-_-)
「オートバイを下さい」

森の神( ^ω^ )
「はいよー」

ピロピロー

ウサギの前にバイクが現れた。
ウサギは嬉しそうにまたがった。

熊(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))
「バイクの為のヘルメットか？そんなん買えよバカ！いや～もう1個か～どうしよっかな～」

ウサギ(-_-)
「先にいいかな？」

熊(￣Д￣)ﾉ
「あ？いいぞ、どーせつまらんバイク付属品とかだろ？ジャケットか？手袋か？それとも…」

ブルルルンッ！
大きなエンジン音を鳴らし、ウサギは叫んだ。

ウサギψ(｀∇´)ψ
「このバカ熊を同性愛者にして下さい！」

熊(　ﾟдﾟ)
「はっ？」

森の神( ^ω^ )
「はははなるほど、ほいよ」
ピロピロー

熊は同性愛者になった。

熊(　ﾟдﾟ)

ウサギψ(｀∇´)ψ
「はっはっはバカめ！一生一人で苦しんでろ！あばよ！」

ドルルルルッ～！
爆音と共にウサギを乗せたバイクはあっという間に走り去った。

熊(　ﾟдﾟ)

森の神( ^ω^ )
「やられたな～」

熊 Σ（ﾟдﾟlll）
「ああっ！あのクソガキー！」

森の神(⌒▽⌒)
「ははは」

熊(♯｀∧´)
「殺す！ぜってー殺すクソウサギがぁっ！」

森の神(・Д・)ノ
「行っちまったぞ、いやー用意周到なやつだねー」

熊( *｀ω´)
「おいっ！俺の願い事まだ残ってんだろ！あいつ殺せ！」

森の神( ^ω^ )
「だから殺せとかはダメだって」

熊(ﾟДﾟ)！
「なんだよ！使えねーな！」

森の神(－_－＃)
「……」

一方、ウサギはノリノリでバイクを走らせていた

ウサギ☆*:.｡. o(≧▽≦)o .｡.:*☆
「やったぜザマぁみろクソ熊が！一人で死ぬより辛い思いしてろ！」

バイクは森を抜け、視界には遠くの山々が見える。

ウサギ♪─Ｏ（≧∇≦）Ｏ─♪
「あのクソが追いかけて来れないくらい遠くの山でのんびり暮らすぜ～ひゃっはー！！」

ウサギが大きく右手を上げた時だった。

ヒュンッ

突然全ての景色が変わった。

ウサギ(　ﾟдﾟ)
「あ、あれ？ん？」

見覚えのある森の広場だ。

熊(⌒▽⌒)
「お、か、え、り～」

ウサギ((((；ﾟДﾟ)))))))
「うわぁっ！くくく熊！さん！なななんで？！」

熊(⌒▽⌒)
「残りの1つでお前を呼び戻してもらったんだよ」

ウサギ((((；ﾟДﾟ)))))))
「そ、そうか最後の…」

森の神( ^ω^ )
「そうゆうことよ～ちょっと甘かったねウサギちゃーん」

熊( *｀ω´)
「やってくれたなぁウサギちゃんよ～俺の人生どうしてくれんだよ～」

ボキボキと腕を鳴らしながら熊が近づいてきた。

ウサギ((((；ﾟДﾟ)))))))
「う…うあぁ…ご、ごめんなさ…」

熊(ﾟДﾟ)！！！
「ハーレム計画がお前のせいで台無しだぞコラァ！」

グワッ！
熊が鋭い爪のついた太い腕を振りかざした。

ウサギ(＞人＜;)
「ひっ！」

ウサギは頭を抱えた。

ガバッ
…

ウサギ(＞_＜)？
「……え？」

切り裂く攻撃はこなかった。
その代わりに温かく柔らかな何かに全身が優しく包まれている。

ウサギ(◎_◎;)
「……え？」

熊がウサギを抱きしめていた。

熊(￣(工)￣)
「もうこの世に俺が愛せる熊はいない…俺にはもうお前だけだ」

ウサギ((((；ﾟДﾟ)))))))
「な！なにぃ！何言ってんだよ！おいっ離せ！」

熊(￣(工)￣)
「離さない…これからずっと一緒だ…」

ウサギ((((；ﾟДﾟ)))))))
「待て待て！俺はウサギでお前は熊だ！おかしいだろ！」

熊(♯｀∧´)
「だからなんだ！種族の壁なんざ俺がぶち壊してやるよ！」

熊はウサギを強く抱きしめた。
ギュウウウ…

ウサギ((((；ﾟДﾟ)))))))
「うあああ！」

熊(；ﾟДﾟ)
「お前が悪いんだ！俺はもう熊は愛せないんだ！」

ウサギ((((；ﾟДﾟ)))))))
「ば、ばか野郎！最後の願い事で同性愛者でなくすれば良かったじゃねぇか！」

熊Σ（ﾟдﾟlll）
「はっ！！」

森の神(⌒▽⌒)
「うんうんそうだね～そうしたらウサギちゃんも逃げれたし、二人共幸せだったのにね～」

ウサギ((((；ﾟДﾟ)))))))
「バカーー！」

熊((((；ﾟДﾟ)))))))
「うああああー！」

ギュウウウ…

ウサギ((((；ﾟДﾟ)))))))
「うああああー！」

…

完