『エストラパード街 Rue de l'Estrapade(100分/デジタル)』
公開:1952年フランス
監督:ジャック・ベッケル
出演:アンヌ・ヴェルノン、ルイ・ジュールダン、ダニエル・ジェラン、ミシュリーヌ・ダックス、ジャン・セルヴェ、ジャック・モレル、パケレット
カーレーサーの夫の浮気が発覚。妻はエストラパード街の部屋で別居生活を始めるが…。ボロアパートの隣人にストーカーされたりデザイナーに襲われそうになる妻、ヨリを戻そうとする夫。展開はありがちだが、無邪気な妻役のアンヌ・ヴェルノンの美しさ、感情の高まりの描写(雉を投げる夫!)、夫妻の家政婦お婆さんのトボケぶりが楽しい作品。
ヒストリー・オブ・シカゴ (Now more than ever: History of Chicago) を最初に見てこれをみると2022年までの続きがよくわかる。1967年の初期の名前、CTA (アルバム:シカゴの軌跡)ごろから、パンデミックに入る前まで簡単に説明されている。2021年6月にネブラスカ州リンカンで野外コンサートを始めてから、また『ツアーバンド』として活動する。
リー・ロクネイン(トランペット) のカーネーギーホール でのコンサートのリメイク
リーはセドナに作った新しいスタジオ164で50年記念として、8ショーを16-CD boxed Set にした。1971 年、4月5日から10日までカーネーギーホールでのライブをリーとティム(Tim Jessup)はパンデミックの間、やり直した。シカゴはカーネギーで演奏するロックバンドは初めてだったらしい。https://www.youtube.com/watch?v=d3goATjXtbk 長い夜やっぱりライブだから迫力がある。このテリーのギター演奏はちょっと違う。ピートの歌い方も声質も違う?なぜか?https://www.youtube.com/watch?v=PPyNRSVisf8 in the country (オープニングナイトだと紹介されている)
タブロイド紙のように報道するドキュメンタリーは苦手である。私はどれが全米チャートで何位だったとかグラミー賞を取ったとか、ボノに子供が何人いるかとかいう内容のU2ドキュメンタリーを期待してなかったのでがっかりした。
他のドキュメンタリーも二本見ているが、それらが良過ぎたせいもあり、(U2/魂の叫び(1988年製作の映画)
U2: RATTLE AND HUM と From the Sky Down(原題)(2011年製作の映画))これをみるのを止めようと思った。
U2、特にボノは社会貢献をよくしている人だとわかる。ミーハーでファンや一般の人々や企業に受けたいからとは思えない。そんな言動が映画で見つかっていない。そう考えると、個人的な見解だが、私たちに「呼びかけ」だと思う。『意識化に入れる』ことを呼びかけていると思う。「自助』の概念が蔓延すると、自分のことだけで、社会の動きを「自分には関係ない。エイズじゃないから』とか平気でいうようになってくる。ボノはこれからも膨らむ数々の社会問題に対して、われわれに気づきを与えていると思う。それをアップルなどの大企業の社会への利益還元させながらアイデアを試みていると思う。U2 場合は、1984年 album, The Unforgettable Fireからキング牧師の非暴力不服従の姿勢に共鳴している。ここから、社会における音楽家の立場を確立してきたのではないかと思う。1991年 album Achtung BabyからのONEの歌詞には驚いた。なぜかというと、ボノはこれを言いたいんだよー私たち個人的な親子の愛、異性、同性との愛、これらが基本で、世界の人類の愛に発展していくんだよと思わせる歌詞だ。個人の大切さも世界の人々の大切さも同じなんだよと。
ヌーヴェル・ヴァーグ前夜 シネマヴェーラ渋谷
『浜辺の女 The Woman on the Beach(71分/デジタル)』
公開:1947年アメリカ
監督:ジャン・ルノワール
出演:ジョーン・ベネット、ロバート・ライアン、ウォルター・サンド、チャールズ・ビックフォード
戦争後遺症に苦しむ元軍人のロバート・ライアンが、盲目の画家の妻ジョーン・ベネットに出会う。不可解な会話や破綻したストーリーのため失敗作と酷評された一方、トリュフォーを始め多くの批評家に賞賛された。靄にけむる浜辺、降りしきる雨、カモメの鳴き声、燃える家…。不穏な雰囲気が漂う悪夢のような映像が忘れ難い孤高の傑作。