Rock Barの中にはたくさんの音楽雑誌や音楽に関する書籍が積まれていて、その中には僕が寄贈させて頂いた、細野晴臣さんの『アンビエント・ドライバー』も混じっている
おそらくマスターは、まだそれを読んでいない。。
「やはりね。今、日本でも世界でも起きている問題の根幹は、80年代にあるように僕は思うんです。僕とかってね、90年代に十代を過ごして、なんだろう、、「60年代、70年代がかっこよくて80年代はダサい」というのを、徹底的に音楽雑誌等に刷り込まれて育った典型なんですよ。でも2000年に大阪の大学に行ってね、その辺りから「80年代再評価」って始まった気がするんです。で、僕は20歳の頃、FUJI ROCK FESTIVALにも行ったりして、80年代の源流のPUNK ムーブメントの立役者のライブとかも生で体験していますから、80年代の洋楽って大好きなんですよ。でも80年代の邦楽は最近まで良いと思えなくて、、最近、少しずつ良さが分かったのは、なんなんだろうなぁ。歳のせいかなぁ。
なんというか、幼少期に見たアニメとか、初代のファミリーコンピューターとか、その辺に夢中な小中高生をターゲットにしたものとかって、僕ぐらいの年になるとさあ、なんか、ふらふら、と惹かれちゃうんですよね、、しかし、それにしてもなんで、2017年にもなるのに、未だ「80年代再評価」なんでしょうね?何時になったら「90年代再評価」って来るんでしょうかね?2010年、2011年ぐらいに一旦来た感じがあったけれど、どうしてそれ潰えてしまったんでしょうかね?やはり、あれでしょうか?、、80年代に若かった人たちがなんやかんやで今の日本で一番お金とか権力持っているから、流行が移らないんですかね?」