Antigoneさんのあとはかなり長いことスピーカーから色々な曲が流れて。 Darren自身の選曲になるダンスミックスですが、最後に流れたのは 新曲"Step Into The Light"のリミックスで。 Darrenの歌声を認めて、騒々しかった会場がすっと静かになりましたね。 Darrenの登場は10時半頃。 キーボードのJustin、ドラムのKeith、ギターのSteveを従えていました。 黒のタキシード姿でビシッときめて、すばらしくセクシーですてきでしたよ(^^)
Darrenはすぐに歌い出して。 いつも以上にすばらしい声でした〜 この夜歌ったのは新曲が7曲、以前からの曲が6曲の13曲で。 最初は新曲の"A Fear Of Falling Under" 雨だれみたいな音が印象的な、わりと落ち着いた曲でした。 2曲目が既にDarrenの公式サイトやMySpaceで公開になっている"Who Would Have Thought?" この曲が特にそうだったのですが、サウンドに迫力があり過ぎて、凄まじい ビートや大音響にかき消され、Darrenの声がよく聴こえなくなることが時々 あって、残念でした。 次の曲は"Carry On Dancing" これはもうみんな大喜びで一緒に歌い出して(^^) 80年代のヒット曲、Falcoの"Rock Me Amadeus"が途中にミックスされて、 とても楽しい曲に変わっていました。 Darren、ほとんどの曲で激しい振りを入れてエネルギッシュに動き回る のですが、ただでさえ狭いステージに既にドラムやキーボードが並んで いるもので、ろくに動く余地はなくて、一度なんかステージから落ちそうに なっていました(^^;
その次の"Unlovable"は驚くほど印象が変わっていて。 コーラスの部分以外はメロディーラインがすっかり変わり、とても軽快な 感じのする楽しい曲になっていました。 Darren、今ではもうこの曲の制作当時の怒りや苦しみは乗り越えた、と いうことなのだと思います。 次がまた新曲の"Step Into The Light"で。 これもDarrenのサイトやMySpaceで既に公開になっている曲です。 途中から凄まじいファルセットになって、Darrenの魅力が全開する感じで... とても美しい曲で、新曲の中では私はこれが一番気に入りました。 次の曲は"How To Build A Time Machine"で、Darrenによればお父さん について歌った歌だそうです。 アップテンポのストーリー仕立ての曲で、激しく動きながら声を使い分ける ようにして歌っていました。
次の"I Like The Way"は珍しいアコースティックバージョンで。 JustinとKeithが座を外し、DarrenはSteveのギター伴奏だけでまるで 泣いているように歌っていました。 "Unlovable"の場合とは全く逆に、とても深みのある悲しい曲になっていた ので驚きました。 この曲の内容ももう「過去」のものになった、だから、制作当時はきつ過ぎて ここまで感情をあらわにできなかった、というところまで踏み込んで歌えた のだと思います。 凄まじいばかりの絶唱でした。 次がまた新曲の"Words"で。 アップテンポな曲の多い今回の新曲の中では珍しく、スローテンポで 静かな曲で。 でも、静かな中に深く激しい情念がこもっているのが感じられました。 今度はキーボードのJustinとDarrenの2人だけになって。 Darren、この曲だけは椅子に座って歌っていましたね。
その次が"I Want You"で、またまたみんな大喜び(^^) これもJustinと2人だけでご機嫌でプレイしていました。 曲の感じはあまり変わっていませんでしたが、ビートの強烈な面白い サウンドになっていました。 次はまたステージに4人が揃って、新曲の"On The Verge Of Something Wonderful"で。 今度のアルバムからのファーストシングルですが、エレクトロニカがもろに 前面に出た感じで、確かにヒットが狙えそうな激しい曲でしたね。 でも、次の"Me, Myself And I"にはちょっとびっくり! Darren、まるで女性の声のような声色を使って、最初から最後までファル セットで歌っていましたから。 その次の"Pop!ular"は前半部分がPrinceの"Baby I'm A Star"のカバー になっていたもので、今度はPrinceみたいな声で歌い出して... 曲が"Pop!ular"に変わって「Darrenの声」が戻って来た途端、もうみんな 大喜びで大合唱(^^; もうほとんどお祭り騒ぎになっていましたね...
ここで一旦Darrenとバンドは退場して。 でも、「アンコール!」の激しい叫びに応えてすぐにまた4人で登場し、 最後の曲の"Void"にかかりました。 この曲もコーラスの部分以外のメロディーが少し変わりましたが、曲の 激しくて暗い印象は変わっていなくて。 地響きのように轟く重低音サウンドの中、Darrenの歌い方も一層激しさ を増したような感じでした。 ただ、曲のラストがBjorkの"All Is Full Of Love"に移行した途端、それ までの印象ががらっと変わって。 驚くほど劇的な変化で、暗い激しい情念が見事に「浄化」されて、険し かったDarrenの表情も神々しいような輝きに満ちて... Darrenにとってアルバム"THE TENSION AND THE SPARK"の世界は もう過去のものになった、Darrenはもうあの「暗いトンネル」を抜けたのだ ということが、実感としてはっきりわかりました。
ショーが終わったのは11時40分頃。 そのあとしばらくはスピーカーから"Step Into The Light"のリミックスが 流れていました。 場所がSydneyということでお客にメディアや業界の関係者も多く、オー ディエンスの乗りは最高でしたし、お母さんや叔母さんが来ていらした せいもあってDarrenもとても上機嫌で、本当にすばらしいショーでした。 実はDarren、前日まであまり体調が良くなかったのですが、そんなことを 全く感じさせないすばらしいパフォーマンスでした。 1時間10分程の短い間でしたが、本当に内容の濃い充実した時間を 過ごせました。