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N*Mコミュの『世界共和国へ』(柄谷行人、岩波新書)

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『世界共和国へ』(柄谷行人、岩波新書、定価777円)
http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/43/6/4310010.html

もう入手された方はおられますか?
感想などを交換できればと思います。
ちなみに、以下の広告文を抽象的で過去の言説の反復にすぎないと思われる方もおられるかと思いますが、資本と国家の矛盾をネーションという想像力でつなぐ、という前提がはっきりしていていいキャプションだと思います。


以下上記サイトより
「資本=ネーション=国家という結合体に覆われた現在の世界からは,それを超えるための理念も想像力も失われてしまった.資本制,ネーション,国家をそれぞれ3つの基礎的な交換様式から解明し,その結合体から抜け出す方法を「世界共和国」への道という形で探ってゆく.21世紀の世界を変える大胆な社会構想.」

気になる項目/索引?は以下(作業中です)。

アウグスティヌスp181
亜周辺p35-7,
アナキストp12
アナキズムp218
アナルシーp187#
アミン(サミール),p33,34,86,109,資本主義構成体論?
アンダーソンp164
アンチノミーp136,141,
イデオロギー装置p91
イロコイ族p55,
ウィットフォーゲルp34,61
ウェーバーp90.124
ウンマp98
オーウェンp73
『オリエンタル・デスポティズム』p61
家産制国家p124,
『貨幣体論』(ヘス)p26,
貨幣の王権p198
「神の国」p181
くじ引きp54
クラストルp42.57
交通、交換p27,
コールリジp167,
コムーネp59,98,
サーリンズ(p46
社会契約p75,124,187,
シュミット(友と敵)p51,
スウィージーp135
スミス(アダム)p66,168-170
生産様式p20
政治的革命p186,
聖書p97
ゾンバルトp134,近世資本主義?
「たんなる理性の限界内での宗教」(カント)p180
「抽象力」p47,
統整的理念p6,183,184
ドップp135,
ハウp69,71,
バウムガルテンp172
ハチソンp168
ビザンツp111,(東ローマ帝国p98)
微生物p28
フォイエルバッハp25,190,
普通選挙p126,
ヒュームp183
フェビアン協会p11,
フランクp109,
ブルジョア(ビュルガー)p59,(都市)p,(市民)p112
フロイト,p91
ヘスp25,190,
ベラーズ,p101
ベルンシュタインp154,
ヘロドトスp55,
封建制,p61,(封建制から資本主義への移行)135
封建論争,p63
ポランニー(p49.68,83
マリノフスキーp68,
ミュンツァー(トーマス)p99
モース(p21,43)
モンテスキューp54
リービヒp29
ルカーチp155
連合p222

参考文献
「たんなる理性の限界内での宗教」 (カント全集第 10巻、岩波)
『世界的規模における資本蓄積(1) 世界資本蓄積論』 アミン(柘植書房, 1979年)
シュミット『』?
ゾンバルト,『近世資本主義』?
ヘロドトス,『歴史』?
プルードン「信用と流通の組織化と社会問題の解決」(阪上孝訳『資料フランス初期社会主義二月革命とその思想』河野健二編、平凡社)
『初期社会主義論集』(未来社、ヘス「貨幣体論」所収)

コメント(2)

岩波書店のサイトに著者からのメッセージと目次が掲載されたようです。(マルクスを批判的に乗り越えている???)
http://www.iwanami.co.jp/hensyu/sin/sin_kkn/kkn0604/sin_k285ms.html

以下上記サイトより転載です。
///////////////////

 交換というと、ひとはふつう商品交換を考えますが、家族や共同体の中にも交換があります。それは互酬制(贈与―返礼)です。さらに、私は、略奪ということも交換の一種になると思います。というのは、継続的に略奪する場合には、相手を保護し育成しなければならず、そこに略取―再分配という交換が生じるからです。

  商品交換様式から始めて、それが作り上げる資本制経済の全体系を解明しようとしたのが、『資本論』のマルクスです。しかし、そのとき、彼は国家やネーションをたんに二次的なものとみなした。そのことが、マルクス主義における大きな盲点となり、結果として、社会主義への幻滅をもたらしました。

  私が本書で試みたのは、略取―再分配という交換様式から始めて国家を、互酬制の交換様式から始めてネーションを解明すること、さらに、資本=ネーション=国家の構造的連関を明らかにすることです。そして、それらを揚棄する方法、「世界共和国」への道筋を示すことです。

////////////////////

■目次


資本=ネーション=国家について
 1 理念と想像力なき時代
 2 一九世紀から見た現在 
 

第I部
交換様式
 1 「生産」から「交換」へ
 2 「交換」の今日的意味
 3 五つの社会構成体 
 

第II部
世界帝国
1章 共同体と国家
 1 未開社会と戦争
 2 国家の誕生
 3 アジアの専制国家とギリシア・ローマ
 4 封建制と自由都市
 5 亜周辺のゆくえ
2章 貨幣と市場
 1 商品交換とは何か
 2 未開社会と原始社会
 3 貨幣の起源
 4 商品資本と金貸し資本
 5 国家・貨幣・交易
 6 絶対主義国家へ
3章 普遍宗教
 1 普遍宗教と預言者
 2 自由の相互性をめざして 
 

第III部
世界経済
1章 国家
 1 世界帝国から世界経済へ
 2 絶対主義国家の誕生
 3 国家と暴力
 4 官僚支配と福祉国家
 5 国家の自立性
2章 産業資本主義
 1 マニュファクチュアの時代へ
 2 生産=消費するプロレタリア
 3 技術革新による存続
 4 自己再生的システム
 5 資本の限界
 6 資本への対抗
3章 ネーション
 1 ネーションの誕生
 2 共同体の想像的回復
 3 想像力としてのネーション
 4 美学と想像力
 5 ボロメオの輪
4章 アソシエーショニズム
 1 カントの構想
 2 プルードンの構想
 3 軽視された国家
 4 アソシエーショニズムのために 
 

第IV章
世界共和国
 1 主権国家と帝国主義
 2 「帝国」と広域国家
 3 マルチチュードの限界
 4 世界共和国へ 
 

あとがき
『世界共和国へ』p4で紹介されている1970年(1971年は間違い)のチョムスキーの講演「未来の国家」(Government in the Future)が以下で聞けます。

チョムスキー・インフォサイト?
http://www.chomsky.info/audionvideo.htm

http://www.chomsky.info/audionvideo/19700216.mp3

Government in the Future. Poetry Center, New York. February 16, 1970.

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