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ポジティブ・ニュースコミュの運動が白血球を老化から守る

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運動が心疾患や癌(がん)の予防に有用であることは示されているが、細胞自体の中にその理由がある可能性が、ドイツの新しい研究によって示された。持久運動をするアスリートでは、定期的に運動をしていない非喫煙の健常成人に比べて、白血球テロメアが長いという。

テロメアは染色体の先端にあるDNAで、細胞を保護する働きがある。細胞は生涯にわたり分裂し続けるがテロメアは分裂のたびに短くなる。これが短くなりすぎると細胞は分裂を停止し、老化が起きる。医学誌「Circulation(循環器)」オンライン版に11月30日掲載された今回の研究は、ドイツ、ザールランドSaarland大学(ホンブルク)内科学部臨床・実験医学教授のUlrich Laufs博士らによるもの。

同氏らは、ドイツ陸上競技ナショナルチームの週45マイル(72km)以上走るプロランナー群(平均年齢20歳)と、若いころから持久運動を行い、1週間に平均50マイル(80km)近く走る中年のアスリート群(平均年齢51歳)の白血球テロメア長を測定し、通常、週1時間未満しか運動しない同年齢の健常な非喫煙者(対照群)と比較した。

研究の結果、予想どおりアスリート群は対照群に比べて、心血管系の健康状態を示す安静時の心拍数が遅く、血圧、ボディ・マス・インデックス(BMI)、コレステロールは低かったが、テロメアは長く、テロメアを維持する酵素であるテロメラーゼの活性は増大していた。Laufs氏は「これは、運動のアンチエイジング効果の直接的なエビデンスである」と述べている。

また、マウスを用いて心疾患や癌に関わるとされる蛋白(たんぱく)に対する運動の影響を調べた結果、3週間回転かごを用いたマウスでは、腫瘍抑制蛋白、テロメア長に重要な役割を果たす蛋白の活性が増大した。米ウィスターWistar研究所(フィラデルフィア)のEmmanuel Skordalakes氏は「活動や健全なライフスタイルによって、ヒトおよびマウスのテロメアを保護するか、その役割を持つ因子の活動レベルを向上させることができることが示された」という。

米ラッシュRush大学メディカルセンター(シカゴ)のAnnabelle Volgman博士は「身体活動が心血管の健康を改善し、癌予防に有用であることは示されており、今回の研究はその分子的な根拠を示すものである」と述べている。(HealthDay News 11月30日)

http://www.healthdayjapan.com/index.php?option=com_content&task=view&id=2221

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