ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

通訳案内士は民間外交官!コミュの通訳案内士<食えない資格の悲惨な実態レポート>

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
通訳案内士<食えない資格の悲惨な実態レポート>

国土交通省は、2008年に「通訳案内士就業実態等調査事業」を行い、その結果を公表しました。
2008年以降、同様の調査は実施されていないが、通訳案内士(正規国家資格)のおかれた悲惨な状況は、「地域限定通訳案内士」「特区通訳案内士」「特例通訳案内士」などの制度導入により、ますます悪くなってきているのが現状です。

「通訳案内士就業実態等調査事業」の報告書(原本)は下記にてご覧いただけますので、詳しくお知りになりたい方はご参照ください。
http://www.mlit.go.jp/common/000059330.pdf

「特区通訳案内士」「特例通訳案内士」については、下記をご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/admin/editentry?eid=a3df2eb01e26380aea633b041183291c

━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「通訳案内士就業実態等調査」の要旨
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●<食えない資格>なので、極端に少ない専業者
通訳案内士登録者のうち、兼業も含め、通訳ガイドとして就業している人は26・4%に過ぎない。
専業者は10.2%であったが、2008年当時の通訳案内士登録者は約12,000名だったので、調査結果をもとに推計すると、日本全国で専業者は1,200人程度ということになる。

●就業者の62・2%が年収100万円未満の悲惨
同調査によると、通訳案内就業者の54・5%が年間稼働日数30日以下で、年収については、就業者全体の62・2%が100万円未満となっている。
専業者であっても年収100万円未満が、何と、約4割を占めるという悲惨な実態が明らかになった。
国交省は2008年8月21日に同調査の報告会を開いたが、その場で、現場の通訳ガイドが涙ながらに、生活できない窮状を訴えていた。
専業者に限ってみても、年収400万円以上がわずかに全体の9・0%と1割にも満たない。その一方で、100万円未満が38・8%と約4割。100万円台が14・7%、200万円台が16・4%、300万円台が14・2%と、国家資格でありながら、現状では通訳案内士として生業が維持しづらい状況が浮き彫りになった。

●JTBグループと国交省に責任がある
登録言語別では、(1)英語(69・7%)(2)中国語(10・6%)(3)スペイン語(4・3%) (4)フランス語(4・3%)の順で、顧客を地域別にみると、北米と欧州が圧倒的に多い。
端的にいえば、スペイン語、フランス語の通訳案内士は高い報酬と安定的な仕事を得やすい一方、中国語や韓国語の通訳案内士については、ヤミガイド(無資格通訳案内士)が日本で氾濫する状況になっているので、一部の通訳案内士を除いて就業できない状況にある。
2013年現在、中国語と韓国語のヤミガイドは、約5,000名いると言われている。
これは、長年に渡り、多数のヤミガイドを使ってきたJTBグループを保護するために、JTBと癒着関係にある国交省が、ヤミガイドを放置、黙認してきたことが、その原因である。
同調査は、図らずも、JTBグループの利益追及のために、難関試験をくぐり抜けた優秀な通訳案内士が報われていない悲惨な現状を明らかにした。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「通訳案内士就業実態等調査」の概略とその解説
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●「通訳案内士就業実態等調査事業」の目的
通訳案内士は各都道府県に登録する個人事業主であるため、通訳案内士の就業実態等について、これまで十分な調査が行われてこなかった。本調査においては、通訳案内士の就業実態を明らかにすることにより、今後の制度運用を充実させることを目的とする。

●調査概要
(1)調査対象:44都府県に登録している通訳案内士
(2)調査方法:郵送によるアンケートの配布・回収
(3)配布数:10,403通
(4)回収数: 有効回答数3,446通(有効回答回収率33.1%)
(5)配布時期:2008年2〜3月
(6)回収時期:2008年2〜4月末日

●主な調査項目
(1)通訳案内士の就業実態(専業、兼業、未就業の別)
(2)通訳案内士の稼働実態(年間稼働日数、通訳案内業による年収等)
(3)訪日外国人客の動向(お客様の地域・国、お客様の多い時期等)
(4)兼業者・未就業者の実態(兼業者・未就業者の本業・副業等)
(5)業界団体への所属状況(所属の有無等)
(6)研修・自己研鑽(就業前・就業後研修参加経験等)

●有効回答者の属性(年齢、性別)
・年齢:50代(29.0%),40代(27.2%),60代(17.8%),30代(12.6%),70代(11.8%),20代(1.2%)
・性別:女性(57.3%),男性(41.8),無回答(1.0%)

●有効回答者の属性(都道府県、登録言語)
・都道府県
東京都が最も多く、次いで神奈川県、大阪府。関東地方で全体の約55%。東京都(870)、神奈川(521)、大阪府(327)、千葉(242)、埼玉(211)、兵庫(196)、愛知(133)、京都(132)

・登録言語
英語が最も多く、次いで中国語、スペイン語、フランス語、韓国語。英語(69.7%)、中国語(10.6%)、スペイン語(4.3)、フランス語(4.3%)、韓国語(3.8%)、ドイツ語(3.7%)、ロシア語(1.8%)、イタリア語(1.0%)、ポルトガル語(0.8%)、タイ語(0.1%)

●通訳案内士登録者のうち、実際に通訳案内業をしている者は、26.4%。うち、通訳案内業を専業としているのは、全体の10.2%。

●年齢別就業者(専業及び兼業)の割合
(1)50代(専業:11.9%、兼業:19.4%)
(2)40代(専業:9.9%、兼業:19.4%)
(3)30代(専業:9.9%、兼業:16.8%)
(4)20代(専業:9.3%、兼業:16.3%)
(5)60代(専業:12.1%、兼業:11.7%)
(6)70代以上(専業:4.7%、兼業:7.4%)

●性別就業割合(女性の方が就業割合が高い)
男性:(専業:5.4%、兼業:9.9%)
女性:(専業:13.9%、兼業:20.9%)

●稼動実態(稼動日数、年収)
・年間稼動日数
(1)1〜100日(54.5%)
(2)51〜100日(13.4%)
(3)31〜50日(11.8%)
(4)101〜150日(9.1%)
(5)151〜200日(5.2%)
(6)201〜250日(1.5%)
(7)251〜300日(0.3%)
(8)その他(0.2%)
(9)無回答(4.5%)

・年収
(1)100万円未満(62.2%)
(2)100万円台(10.9%)
(3)200万円台(8.2%)
(4)300万円台(6.6%)
(5)400万円台(2.5%)
(6)600万円台(1.1%)
(7)500万円台(1.0%)
(8)700万円台(0.1%)
(9)無回答(4.5%)

●稼動日数(専業、兼業別分析)
・専業
(1)1〜30日(28.3%)
(2)51〜100日(22.1%)
(3)101〜150日(19.8%)
(4)31〜50日(13.0%)
(5)151〜200日(9.3%)
(6)201〜250日(3.4%)
(7)251〜300日(0.6%)
(8)無回答(3.4%)
<解説>専業者では、稼動日数101日以上が33.1%である一方で、30日以下が28.3%ある。

・兼業
(1)1〜30日(69.5%)
(2)31〜50日(10.9%)  
(3)51〜100日(7.5%) 
(4)151〜200日(2.5%)
(5)101〜150日(2.0%)
(6)201〜250日(0.4%)
(7)251〜300日(0.2%)
(8)無回答(7.0%)
<解説>兼業者では、稼動日数100日以下が87.9%と、稼動日数が少ない。

●年間ツアー本数(回答数520)
(1)1〜10(57.9%)
(2)11〜20(16.6%)
(3)21〜30(8.5%)
(4)31〜40(4.7%)
(5)41〜50(3.6%)
(6)51〜60(1.7%)
(7)61〜70(0.8%)
(8)71〜80(0.6%)
(9)81〜90(0.5%)
(10)91〜100(0.4%)
(11)101〜110(0.4%)
(12)111〜120(0.2%)
(13)121〜130(0.2%)
<解説>年間ツアー数30本以下が全体の83.0%を占めている。

●年収(専業、兼業別分析)
・専業
(1)100万円未満(38.8%)
(2)100万円台(14.7%)
(3)200万円台(16.4%)
(4)300万円台(14.2%)
(5)400万円台(4.2%)
(6)500万円台(2.5%)
(7)600万円台(2.0%)
(8)700万円台(0.3%)
(9)無回答(6.8%)
<解説>専業者では、年収300万円以上が23.2%である一方、100万円未満が38.8%ある。

・兼業
(1)100万円未満(76.7%)
(2)100万円台(8.4%)
(3)200万円台(3.0%)
(4)300万円台(1.6%)
(5)400万円台(1.4%)
(6)500万円台(0.5%)
(7)600万円以上(0.2%)
(8)無回答(8.2%)
<解説>兼業者では、年収200万円以下が85.1%と、年収が少ない。

●仕事の取得方法(回答総数911:複数回答可として)
(1)通訳案内士団体(56.4%)
(2)旅行会社(54.4%)
(3)人材派遣会社(27.5%)
(4)ホテル(4.5%)
(5)自分のホームページ(2.7%)
(6)その他(23.0%)
<解説>通訳案内士団体と旅行会社が最も多く、自分のHPなど、個人的つながりによる依頼紹介は比較的少ない。

●業務内容(回答総数911:複数回答可として)
(1)一般観光(団体、日帰り)(43.1%)
(2)一般観光(個人、日帰り)(41.5%)
(3)一般観光(団体、宿泊)(36.8%)
(4)一般観光(個人、宿泊)(18.8%)
(5)インセンティブ(報奨)ツアー(18.6%)
(6)国際会議、大会(17.1%)
(7)イベント、展示会(14.5%)
(8)ホテル、空港、駅等の送迎(14.1%)
(9)テクニカルビジット(12.7%)
(10)その他(7.0%)
<解説>団体の一般観光や個人の一般観光が多数を占める一方で、インセンティブ(報奨)ツアー(企業等による海外招待客への随行業務)、国際会議・大会、イベント・展示会などにおけるプレ・ポストツアー等の案内業務も多く、幅広い業務内容となっている。

●活動地域(回答総数911:複数回答可として)
(1)関西(38.6%)
(2)関東(37.3%)
(3)居住都府県内(30.1%)
(4)全国各地(9.6%)
(5)中部(7.5%)
(6)九州(6.8%)
(7)中国(6.4%)
(8)沖縄(2.7%)
(9)北陸(2.7%)
(10)四国(1.9%)
(11)北海道(1.4%)
(12)東北(1.1%)
<解説>活動地域としては、関東、関西での仕事が多い。また、約7割が居住都府県外の仕事であり、居住地にかかわらず仕事を請け負っている実態が伺える。

●顧客の地域(回答総数911:複数回答可として)
(1)北米(444)
(2)欧州(437)
(3)アジア(352)
(4)オセアニア(155)
(5)中南米(95)
(6)中近東(34)
(7)アフリカ(18)
(8)その他(15)
<解説>顧客の多い順に、北米、欧州、アジアとなっている。

●季節波動(回答総数911:複数回答可として)
(1)春(537)
(2)夏(132)
(3)秋(613)
(4)冬()
<解説>季節的には、春と秋に集中している。

●案内する観光地(回答総数911:複数回答可として)
(1)京都(326)
(2)東京(237)
(3)箱根(187)
(4)浅草(184)
(5)奈良(131)
(6)日光(126)
(7)鎌倉(117)
(8)富士(83)
(9)広島(55)
(10)大阪(53)
(11)高山(47)
(12)宮島(47)
(13)秋葉原(35)
(14)銀座(34)
(15)お台場(33)
(16)金沢(33)
(17)白川郷(29)
(18)長崎(27)
(19)名古屋(18)
(20)築地(17)
<解説>案内する観光地は、京都、東京、箱根、奈良、鎌倉、日光などのいわゆるゴールデンルートと呼ばれている地域が多い。

●案内する観光施設(回答総数911:複数回答可として)
(1)金閣寺(131)
(2)皇居(119)
(3)清水寺(112)
(4)明治神宮(105)
(5)二条城(83)
(6)寺社仏閣(65)
(7)東大寺(49)
(8)東京タワー(45)
(9) 大阪城(44)
(10)浅草寺(35)
(11)平安神宮(26)
(12)三十三間堂(25)
(13)広島平和公園(23)
(14)竜安寺(22)
(15)春日大社(22)
(16)長崎原爆資料館(14)
(17)名古屋城(13)
(18)江戸東京博物館(12)
(19)熊本城(11)
(20)東京ディズニーリゾート(10)
(20)首里城(10)
<解説>観光施設では、金閣寺、皇居、清水寺、明治神宮、二条城など有名な神社仏閣が上位を占めている。

●兼業者の(本業または副業)(回答総数911)
(1)通訳・翻訳(146)
(2)語学学校講師、語学学校経営(107)
(3)会社員(旅行業以外)(72)
(4)教職員(中学、高校、大学、専門学校など(64)
(5)自営業・会社役員(39)
(6)主婦・無職(33)
(7)観光関連業務従事者(19)
(8)団体職員(15)
(9)講師(語学以外)(14)
(10)アルバイト(5)
(11)研究職(4)
(12)学生(2)
(13)農業(1)
(14)ボランティア(1)
(15)医師(1)
(16)タクシー乗務員(1)
<解説>兼業者の本業(又は副業)としては、通訳・翻訳業が最も多く、次いで、語学学校講師など語学を活かしたものが中心になっている。

●未就業者の本業(回答総数911)
(1)会社員(旅行業以外)(543)
(2)退職者、主婦、無職(386)
(3)学校教職員(小・中・高・大学、専門学校)(306)
(4)通訳・翻訳(193)
(5)語学学校講師・経営(139)
(6)自営業・会社役員(138)
(7)公務員(国家・地方)(83)
(8)団体職員・役員(80)
(9)教育関係(54)
(10)観光関連従事者(27)
(11)医療関係(23)
(12)パート・アルバイト(15)
(13)学生(12)
(14)研究職(6)
(15)美術関係(4)
(16)農業(3)
(17)児童施設勤務(1)
(18)図書館司書(1)
(19)不定期業務に従事している(1)
<解説>未就業者の本業としては、会社員(旅行業以外)、退職者、主婦、無職などが多い。

●通訳案内士登録者のうち、業界団体への所属状況
(1)所属していない(70%)
(2)所属している(29%)
(3)無回答(1%)

●通訳案内士登録者のうち、業界団体への所属状況(専業、兼業、未就業別)
・専業(86.1%)
・兼業(58.4%)
・未就業(14.8%)

●研修、自己啓発
・就業前研修(あり:64%、なし:34%、無回答:2%)
・就業後(あり:22%、なし:34%、無回答:44%)

以上

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

通訳案内士は民間外交官! 更新情報

通訳案内士は民間外交官!のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。