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アートな生活コミュのフェルメールと真贋問題

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オランダのデルフトに生まれたヨハネス・フェルメール(1632〜1675年)が描いたとされる作品で、今までに確認されているものはわずか30数点・・・
なぜ 「30”数点”」なのか。


朽木ゆりこ著「フェルメール全点踏破の旅」(2006年9月20日第1刷発行)の序章によると以下の通り。

2004年以前、世界のフェルメール専門家の大多数は34枚の絵に関して、それが本人の筆によるものだと大筋で合意。
そして2枚の絵に関しては、フェルメールの作品と考えるには無理があるという点で大筋で合意。

ところが2004年に37枚目の絵が浮上し国際的なニュースとなった。
その絵はロンドンの競売にかけられて約32億円で個人に落札された。

この絵に関しては、初め専門家の間でも意見が別れたが、結局大筋でフェルメールの作品ということで合意にいたったものの、完全には納得していない有力メンバーもいるというのが実情らしい。

その結果、35枚の真作と2枚の「非真作」というのが専門家の間の通説となっているとのこと。


現在これらの作品は、戦争や経済情勢の変化などによって世界中に散らばってしまった。

ところが、驚くべきことに35枚の真作とされる作品のうちの7枚がいま東京都美術館に集結しています。(「フェルメール展―光の天才画家とデルフトの巨匠たち―」12月14日まで)
イギリスから、アイルランドから、ドイツから、オランダから、アメリカから・・・
なんと更に、2004年に加わった「ヴァージナルの前に座る若い女」(画像)も。

たった1枚のフェルメールの絵を観るためだけに、片田舎の小さな美術館を訪れる人も多いという超稀少ブランド。

一方、フェルメールの作品は300年以上の年月と、売立や戦争などの過酷な環境にさらされた作品も多く、修復や色の退色などが原因で描かれた時の輝きが損なわれたのだろうと思えるものも少なくない。

そういった背景や極端な稀少性からも、フェルメールの真贋問題は昔も今もとても厄介な問題なのだと思う。

しかしこれもまたフェルメールという稀有な天才の生涯と、長い年月を潜り抜けてきた彼の作品が背負った宿命・・・。

まとまったフェルメールを観れたことで、普段から拘わっている「真贋問題」の難しさを改めて認識させられたのでした。

コメント(19)

今回は日本で7点も同時に観られるなんて、夢のような展覧会ですね。
ただ、「絵画芸術」の出品が中止になってしまったのが残念ですが…。
来てくれないなら会いに行きたい気分です。
「フェルメール展」自体はいかがでしたか?

少し前までBunkamura ザ・ミュージアムで開催されていた「青春のロシア・アバンギャルド展」に展示されていたシャガールの作品3点にも、つい先日、偽作の疑いがあるというニュースが出ましたね。
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=603231&media_id=4

今後の巡回展では展示が中止されるそうですが、疑惑を指摘されただけの段階での展示見合わせは残念ですね。
この展覧会には行かなかったのですが、かえって見てみたい気持ちが強くなりました(笑)。
フェルメールの絵は私の中ではどんどん存在感を増しています。7枚も集まるってスゴイですよね。なんとか見に行けそうです。
ほんとに素人なので自分が好きか嫌いかみたいな感性のままでみることしか出来ませんでしたが、そんな私にも感動するものがありましたよ〜ぴかぴか(新しい)

時代背景や作者の気持ちがゆっくり見ていると、少しだけわかるような気がしました。
これからもいろいろ紹介してくださいねクローバー
ありがとう。
まゆみさん

いやいや。
いつもまゆみさんのコーチングを"タダ見"させてもらってますからあせあせ(飛び散る汗)
かめちゃん

ほんと残念だよね〜

実はこの「絵画教室」も、1813年にはデ・ホーホの作品としてある伯爵が購入した履歴が残っているんだって。

かめちゃんならほんとにこの絵に会いにウィーンまで行っちゃいそうやねウインク
EMAさん

僕も「青春のロシア・アバンギャルド展」は行ってないので、残念ながらシャガールも観ていません。

シャガールの作品に関しては、「シャガール委員会」が真贋の絶対的権威を託されているので、問題ですよね。

この「シャガール委員会」は特別で、鑑定のため作品を委員会に預けて真作ではないと判断されると、なんと作品は所有者に戻されないんですよ。

問題ですよね。
所有者にしてみれば、親の形見とか愛着ってものもあるでしょうから・・・

あっ、ほとんどの鑑定機関はこんなことはないですからご安心を。
TMKさん

同じ画家が描いたものでも、駄作もあれば傑作もある。
また「傑作」に関しては、画家自身と周囲が異なる見解であることも少なくないなんてことも深いところです・・・
キタさん

もしかして、近々帰国できそうなのでしょうか?!
そちらにいても、なかなかまとまって3点以上のフェルメールを観れることはないですからね〜
じゅんちゃん

初めは感性のまま観て感じることが一番大事だと思います。
好きな絵や画家ができると、自ずとその絵や画家について知りたくなりますからウインク
TMKくん

商売にならず、趣味になってることの方が多いかもたらーっ(汗)

TMKくんの仕事もかなり趣味も入っているのではウインク
TMKくん

そうそう。
普段はこつこつ地味だったりしますかねあせあせ(飛び散る汗)

でも、そんな仕事に出会えたことに感謝ですね…お互いウインク
こつこつ地味・・・

大変だねぇ。

いつも笑顔絶やさず、尊敬しますよ。

ムフフッ。
キリヤん

いやいや・・・お互いさまでしょ、きっとあせあせ(飛び散る汗)

キリヤんこそ、身をボロボロにして全国を駆け回っている姿にはただただ敬服するばかりですたらーっ(汗)

お互い身体が資本・・・無理せず、こつこつ地味ね〜かたつむり

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