科学は愛ですコミュのGスポットは幻想!？

Ｇスポットは「存在しないようだ」と語る研究者たち
（The G-spot 'doesn't appear to exist', say researchers：1月5日英語版配信分）

http://www.rda.co.jp/topics/topics4583.html
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◎一部の女性に存在すると長く言われてきた、しかし特定されていない性的に敏感なエロジナスゾーンは、どうやら作り話であるようです。

◎1,800人以上の英国人の女性を対象とした今までで最大規模の研究は、神経の端末が密集したGスポットの存在を裏付ける証拠を全く見つけることができなかったと報告しています。

◎ Gスポットは、雑誌と性問題カウンセラーの影響で生まれた女性の想像の産物であるようだと、この研究者は述べています。

◎グレーフェンベルク-スポットまたはGスポットは、1950年にその存在を報告したドイツ人の婦人科医のエルンスト・グレーフェンベルク（Ernst Grafenberg）氏の名前にちなんで名づけられました。彼女は400人の女性を対象にした研究でGスポットの存在を示しました。膣の前壁の2～5センチのところにあると言われます。

◎イギリスのキングスカレッジロンドンの遺伝疫学の教授のチム・スペクター（Tim D. Spector）氏とアンドレア・バリー（Andrea V. Burri）氏らが、 Journal of Sexual Medicine誌に発表します。

◎「自分にGスポットがないことを恐れている女性は、不十分であると感じるかもしれないが、Gスポットは意味のない不要な概念です」と、バリー氏は述べています。

◎「実体が一度も立証されたことがないものの存在を主張して、女性だけでなく男性にもプレッシャーを与えるのはかなり無責任だ」と彼女は言います。

◎この研究では、 23～83歳の1,804人の一卵性双生児か二卵性双生児のペアの女性に、Gスポットをもっているかどうかを尋ねました。

◎一卵性双生児の場合はまったく同じ遺伝子を持っているので、双子の片方がGスポットの存在を報告するなら、もう片方の女性も多くがその存在を報告するはずです。

◎しかし、実際は、一卵性双生児が、遺伝子の半分だけを共有する二卵性双生児より多く、Gスポットを共有しているという傾向はみられませんでした。

◎性問題カウンセラーは、正しい食事や運動をすることによって、Gスポットを開発できると女性にアドバイスすることで仕事をしてきました。

◎しかし「女性は、Gスポットをもつことは、食事か運動の問題であると主張するかもしれませんが、事実上、本当の特徴を見つけるのは実際には不可能です」とスペクター氏は語っています。

◎「この研究は今まで行われた中で最も大規模な研究であり、この結果は、Gスポットが存在するという見解は主観的で架空のものであることを最終的に示しています」。

◎2008年に、イタリアのラクイラ大学のエマニュエル・ジャニーニ（Emmanuele Jannini）氏らが、超音波スキャンによって女性のGスポットの位置を特定することができたと、同誌に報告しています。

◎Gスポットという言葉は 1981年に米国のラトガース大学の教授で性学者のビーヴァリー・ホイップル（Beverley Whipple）氏によって一般に広められました。彼女は、今回の研究について、同性愛者を含まないなど対象が十分でなく方法的に不備であると述べています。

◎「Gスポットを探すことは素晴らしいことですが、それが見つからないからといって心配する必要はありません。それは唯一の敏感なポイントではありません」とユニバーシティカレッジ・ロンドンの性心理学者のペトラ・ボイントン（Petra Boynton）氏は語っています。

1/4/2009