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科学は愛ですコミュの陸も空も縦横無尽! オートジャイロへ変形するクルマ、PAL-V社「The PAL-V ONE」

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http://gqjapan.jp/2012/12/14/w_palvone/?from=wired
このPAL-V社「The PAL-V ONE」は、いつの時代も人々が夢を見てきた“空飛ぶ自動車”。ルーフからテール部にあるパーツが展開することによってクルマからオートジャイロ(ジャイロプレーン、もしくはジャイロコプターとも呼ばれる)へと変形する、空陸両用のモビリティなのだ。

「The PAL-V ONE」を製作したのはオランダに拠点を置くPAL-V社。CEOであるRobert Dingemanseが2008年にデザインコンセプトを完成させ、翌年、飛行可能なプロトタイプを作り上げた。同国においてもこの製品への期待は強く、経済省からも融資を受けているほど。

オートジャイロに変形させるためには、一部手動で変形させなければいけないが、手間と言うほどのものではない。どちらの形状にも10分ほどで変形が完了できる迅速さ。その滑らかな過程は一見に値するといえるだろう。

オートジャイロとはヘリコプターのテールローターを省き、飛行機のように推進用のローターをリヤ部に持つ航空機のこと。屋根の上のローターには動力が接続されておらず、前進することで生じる気流で回転しているだけ(機種によっては浮上のために接続するものもある)。動いているが、飛行機の羽根と同じ機能を果たしているという、いわばヘリコプターと飛行機のハイブリッドというべき存在。ホバリングや急激な旋回など激しい動きはできないが、低速での安定飛行、5m〜くらいの超短距離でも出来る離発着など独自のメリットも多い。

「The PAL-V ONE」はクルマモードでも高い走行性能を持っている。「ダイナミック・ビークル・コントロールシステム」で、3輪でも高速走行やバンクでも安定するように速度、加速度、車体の傾斜角度を調整。このシステムの基本は機械、油圧によって成り立っている。コンピュータ制御に頼らないところに設計者のクルマへのこだわりを垣間見ることが出来る。傾き加減を見ると、モーターサイクルに近い感覚かもしれない。最高時速も180km/hと必要にして十分。スポーツクルージングも楽しめる。車体の軽さ、コンパクトさも手伝って、クルマとの一体感が満喫できそうだ。

航空機にあこがれを抱く人は多い。だが実際に所有するに至るのは極少数だろう。価格もあるのだが保管場所、発着場へのアクセスなど、結構な現実の壁が立ちふさがっているという要素も大きいのではないだろうか? 「The PAL-V ONE」ならば保管スペースは一般的なクルマの駐車場で問題ないし、家に置いておくこともできる。さらに離発着場への行き来も、空の旅もこれ1台でできてしまうという、一石二鳥のスーパーコミューター。そしてなによりも「変形して格好いい!」というちょっとミーハーな理由がくすぐられる一台(一機?)だ。


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