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科学は愛ですコミュのiPS細胞、効率よく培養 ニコンや島津が専用装置

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http://www.nikkei.com/article/DGXNASGG0102N_V01C12A0MM8000/?dg=1

ニコンはあらゆる組織に成長できるiPS細胞から研究や治療に使う良質なものだけを自動選別する技術を開発した。研究機関や製薬企業向けの装置を1〜2年以内に商品化する。島津製作所もiPS細胞から作った治療用の細胞を効率よく培養して増やす装置を開発した。半導体関連装置などで培った画像処理や制御の技術を応用した。専用装置が実用化すれば、iPS細胞を使った再生医療の普及に弾みがつきそうだ。

 病気やケガで失った体の機能を回復させる再生医療は、人工の皮膚や軟骨を使った治療が始まっている。政府は成長戦略の中で再生医療を新たな産業に育てる目標を掲げており、関連装置の市場は2015〜20年ごろには世界で数千億円規模になるとの予測もある。

 今後、京都大学の山中伸弥教授が開発したiPS細胞の利用が本命視されているが、品質が悪いとがん化する恐れがある。今は人手で選別、培養しており、治療に使うと患者1人あたり1000万円近くかかる。安全性を確保してコストを下げるには、良質な細胞を確実に選別し、効率よく増やす専用装置が必要だ。

 ニコンが独立行政法人・医薬基盤研究所などと開発したのは、画像処理でiPS細胞の品質を見分ける技術。主に半導体の検査装置で磨いた技術を応用し、iPS細胞の形状から再生医療などに適した細胞を見分ける。


iPS細胞以外でも再生医療用装置を開発する動きは広がる 企?業 内?容
カ?ネ?カ 細胞を培養できる卓上装置を開発
日立製作所 細胞を移植に適したシート状にする装置を開発
川崎重工業 無菌状態でロボットが細胞を操作する装置を販売
パナソニック 無菌状態で人間が細胞を操作する装置を販売
ソ?ニ?ー 細胞の分析装置を販売
 普通の細胞を観察する装置を研究機関などに販売しており、これをiPS細胞向けに改良する。1台1000万円程度の既存装置に機能を追加する考えで、まずは研究用途の需要を見込む。

 島津と大阪大学などは、iPS細胞から作った目の細胞を再生医療に使える品質にそろえながら培養する装置を開発した。不良品を除去する画像処理には大日本印刷が開発した技術を採用した。今後、再生医療を手がける病院が導入しやすいよう小型化する。

 iPS細胞からは心臓の細胞や神経細胞など治療に使う様々な組織や細胞の作製が可能で、再生医療の対象となる病気は一気に広がる。理化学研究所のチームが13年度にも世界初の臨床研究を実施する方向で準備を進めている。目の細胞を作製し、高齢者に多い目の難病、加齢黄斑変性の患者に移植する計画で、島津などは開発した装置を納める予定。

 再生医療の研究を支援する機器の開発は加速しており、ソニーやパナソニック、川崎重工業など異業種企業が参入している。ただ、iPS細胞を見すえた専用装置は海外でも珍しく、大手の参入はまだないという。

iPS細胞以外でも再生医療用装置を開発する動きは広がる
企 業     内 容
カ ネ カ   細胞を培養できる卓上装置を開発
日立製作所   細胞を移植に適したシート状にする装置を開発
川崎重工業   無菌状態でロボットが細胞を操作する装置を販売
パナソニック  無菌状態で人間が細胞を操作する装置を販売
ソ ニ ー   細胞の分析装置を販売

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