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科学は愛ですコミュの父親になるのを遅らすことが寿命を延ばす!?

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高齢の父や祖父をもつ子供は「長生きする」
(Children with older fathers and grandfathers 'live longer':6月13日英語版配信
分)


http://www.rda.co.jp/topics/topics5893.html
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父親になるのが遅かった男性の子どもや孫は長生きできるかもしれません。そう示唆する研究結果が報告されました。

  誕生時に父親が通常より高齢だった子どもは、長生きすることが「遺伝的にプログラムされている」ようだというのです。父方の祖父も高齢で子どもをもった場合はこの傾向が強化されます。

  細胞内の遺伝子情報の DNA を収納する染色体の端にあるテロメアは、通常加齢に従って(細胞の複製ができなくなるまで)短くなっていきます。

  テロメア長さは寿命に関係することが分かっています。一般にテロメア長さが短いほど余命が短いと意味します。一方、長いテロメアは老化を遅らすようです。

  高齢の父親から生まれた子どもは通常より長いテロメアをもつことを新しい研究は発見しました。

  米国のノースウェスト大学人類学部の准教授のクリストファー・クザワ(Christopher W. Kuzawa)氏、ダン・アイゼンベルク(Dan T.A. Eisenberg)氏らの研究が、Proceedings of the National Academy of Sciences誌電子版に11日付で掲載されました。

  この研究チームは、フィリピンのコホート研究から抽出した 1,779 人の若者の遺伝子データを分析し、誕生時の父親の年齢が高齢であると、子どものテロメアが長いことを発見しました。

  男性の精子では、加齢とともにテロメアが長くなります。

  男性は精子を通して子どもに DNA を渡すので、男性が父親になるのを遅らせると、子どもにより長いテロメアを渡すことになり、この結果として子孫の寿命を延ばし高齢での生殖を可能にするかもしれません。

  「これは進化論的な観点からの適応戦略であるかもしれない」とアイゼンベルク氏はは述べています。父親か祖父が高齢で子どもをもつと、身体は子孫もある程度類似した環境で暮らす場合を想定して、高齢でも生殖できるように老化現象の発生を遅らすために投資するのかもしれません。

  父親になる年齢が 1 年遅くなるごとに延びるテロメア長さは、同じコホートの中高年で起こるテロメア長さの短縮の 1 年分に相当しました。

  さらにこの研究では、高齢の父親をもつ子どもたちは長いテロメアを継承するだけでなく、子どものテロメア長さと父親になる年齢との関係が多世代にわたって繰り返されることを発見しました。

  父方の祖父が通常より高齢で父親になっていた場合も、孫は長いテロメアをもっていました。

  父親と祖父が2代続けて高齢で父親になった場合は、テロメアの延長はさらに大きくなりました。

  父親になるのを遅らすことには、長期の健康上の利益もあるようだと、この研究者は考えています。健康と細胞複製に依存しないシステムや組織の老化現象の発生速度の低下に重要な影響がある可能性あります。

  長いテロメアを継承することは、特に、免疫系や消化管、皮膚のような迅速な細胞増殖および代謝を伴う組織と生物学的機能に有益でしょう。

  この結果は、血統内で出産の平均年齢が遅くなると人間は高齢期の機能が拡張するかもしれないというメカニズムを示唆します。

  しかし、子どもをもつことを遅らすことを推薦するものとして、この研究結果をとらえるべきではないと、この研究者は注意しています。

  過去の研究が示すように、高齢の父親は有害な変異をもつ遺伝子を子どもに渡す確率が高く、これは流産や子どもの先天正常など他の健康問題の発生リスクの増加に結びつく場合があります。

6/12/2012

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