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科学は愛ですコミュの角を曲がった先を撮影できるカメラ、MIT研究者が開発。フェムト秒レーザーでToF

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http://japanese.engadget.com/2012/03/22/mit-tof/
当時は「今後いくら技術が進んでも原理的に不可能」と失笑を買ったブレードランナーのアレがうっかり実現しかねない今日このごろ、MITメディアラボの研究者らが「角を曲がった先」を写せるカメラを発表しました。公開された動画では、上写真のように壁で遮られて視線が通っていない場所にある人形を、3Dの像として認識する様子が示されています。実際の動画は続きをどうぞ。

視線が遮られた先を撮影できる仕組みは、カメラの側からごく短い間隔のレーザー光(フェムト秒レーザー)を発して、壁などで反射して帰ってきた光を分解能2ピコ秒の超高速センサーで撮影すること。3Dデータを得る仕組みは Time of Flight 式ですが、レーパーパルスの角度を変えつつ、反射して戻ってきた光から複雑な3D像を再現できるアルゴリズムの開発に成功したことが成果のひとつです。

論文はジャーナル Nature Communications に掲載される予定。研究チームを率いた Ramesh Raskar 氏によると、考えられる応用は災害時のレスキューや警察活動で、視界が通らない室内に人がいるか確認する、あるいはナビゲーションシステムで曲がり角の先が安全か見通すなど。立てこもり犯の部屋に侵入した瞬間スローモーションになる系のゲームでも早晩活躍しそうです。

訂正:初出で「Kinectセンサーと同じ」Time of Flight 方式としていた部分を削除。Kinectが登場した当時の解説記事を鵜呑みに勘違いしていましたが、Kinect は疑似ランダムな光のパターンを照射して歪みから奥行きを推測する方式でした。解説はこのあたり (ミュンヘン工科大学の授業資料 Time-of-Flight and Kinect Imaging pdf)。


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