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科学は愛ですコミュの肺腺がん細胞の急所発見 名大医学グループ

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http://www.chunichi.co.jp/s/article/2012032090021203.html
肺がんの中で最も多い肺腺がんのがん細胞の生死を決定する遺伝子を、名古屋大大学院医学系研究科の高橋隆教授と山口知也助教らのグループが発見した。狙うべき遺伝子が特定され、効果の高い治療薬の開発が期待される。米がん専門誌キャンサーセル(電子版)に19日、発表した。

 高橋教授らは2007年、肺腺がんに特に多いTTF1という遺伝子を発見。しかしTTF1はがん細胞だけでなく正常な肺の機能にも必要とされ、肺腺がんが引き起こされる仕組みは分かっていなかった。

 高橋教授らは、ヒトの肺腺がんの細胞株を使った実験で、TTF1が出現させるROR1というタンパク質が、肺腺がんを生存させるか、細胞死させるかを決めていることを突き止めた。マウスに肺腺がんの細胞株を移植し、ROR1を抑制すると肺腺がんが細胞死し、がん細胞は増えなくなった。

 肺腺がんの治療薬としては、別の遺伝子を標的にした「イレッサ」がよく使われるが、服用から1年ほどで耐性ができて効かなくなることがある。イレッサへの耐性ができても、ROR1を抑制するとがん細胞の増殖を抑えられることが確認された。

 国内の肺がん患者のうち、非喫煙者の女性はほぼ肺腺がんとされる。高橋教授は「肺がんのうち肺腺がんはもっとも症例数が多く、将来の治療に役立つ発見となった」と話している。

(中日新聞)

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