(3) Ion Torrent シーケンサー(GOクラブでは第4世代に分類) Ion Torrent シーケンサーは、蛍光イメージングで生データ処理をせずに、半導体チップ内でデータを処理する点、第2世代シーケンサーよりも原理的に進歩している。CMOSチップの製造コストは最終的に1個あたり数百円にすることも可能であり、またセンサーの集積密度を向上させることも可能であるので、Ion Torrent シーケンサーは多くの点でナノポアシーケンサーより劣っているものの、シーケンシング・コスト、迅速性ならびに別原理のシーケンシング法という点で生き残れる可能性があろう。