パリ天体物理学研究所(Paris Institute of Astrophysics)のダニエル・クバス(Daniel Kubas)教授らが率いる国際研究チームは、重力マイクロレンズ効果と呼ばれる手法を用いた。これは、主星と惑星の複合重力場がレンズのように振る舞い、背景の恒星の光を増幅させるかを見るもので、背景の星がわずかに明るさを増せば、レンズの役割を果たしているその主星には惑星があるということになる。
なお、同じ号には、2個の主星の周りを周る「周連星惑星」も、これまで考えられていたよりはるかに多いとする論文が掲載された。米サンディエゴ州立大(San Diego State University)のウィリアム・ウェルシュ(William Welsh)氏らによると、こうした惑星は数百万個ほど存在している可能性があるという。(c)AFP/Marlowe Hood