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科学は愛ですコミュの研究者、老化現象を遅らせる方法発見か―マウスで実験

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老化の兆候を遅らせる実験に成功
(Signs of ageing halted in the lab:11月4日英語版配信分)

http://jp.wsj.com/Life-Style/node_336791
[WSJ日本版]
一部の老化現象を遅らせる方法が見つかったかもしれない。2日に発表された米研究チームの論文によると、マウスを対象とした実験で、分裂しなくなった細胞を除去することで、白内障やしわの原因となる脂肪減少といった現象を遅らせたり、防いだりすることができたという。

 若くて健康な細胞の大半は、体の組織や臓器を適切に機能させ続けるために分裂を続ける。しかし、その分裂はやがて止まって老化と呼ばれる状態になり、他の細胞に取って代えられる。細胞の老化はヒトの一生を通じて起こる現象だが、このような老化細胞を体から除去する能力は年齢を重ねるとともに衰えるため、このような細胞が体内にたまっていく。

 米ミネソタ州ロチェスターの有力医療機関メイヨー・クリニックの研究チームは、老化した細胞をターゲットとして死滅させる薬を使って、老化プロセスの一部を本質的に凍結できることを発見した。この研究結果は2日付の英科学誌「ネイチャー」に掲載された。

 この研究は、極めて初期の段階にあるものの、老化細胞を除去すれば、年齢を重ねながらも健康を維持する1つの方法である可能性を示している。

 論文の執筆者で、メイヨー・クリニックの教授でもあるジャン・バンデューセン氏は、「老化細胞を除去できれば、ひょっとすると老化に関連する各種の病を個別にではなく一つのグループとして治療できるようになるかもしれない」と語った。

 老化プロセスにおける細胞老化の重要性は、長年疑問視されていた。しかし、米国立加齢研究所(NIA)の加齢生物学部長フェリペ・シエラ氏は今回の研究結果について、これらの細胞が老化に関連する現象において一定の役割を果たしていることをはっきりと示していると指摘した。同氏はこの研究には参加していない。

 細胞は老化すると、炎症を引き起こすような有害な物質を出す。メイヨー・クリニック加齢センターの責任者で論文の執筆者でもあるジェームズ・カークランド氏によると、、認知症、アテローム性動脈硬化症、糖尿病などの疾病の裏には、加齢に伴う慢性的な組織の炎症が潜んでいると考えられるという。

 研究チームは、老化細胞が全体の細胞に占める割合はほんのわずかで、高齢者の組織の約5%ないしそれ未満だが、それが幅広い影響をもたらしている可能性があると指摘している。

記者: Shirley S. Wang

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