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科学は愛ですコミュの太陽系外惑星、新たに50個発見

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太陽系外惑星が50個発見される
(Fifty new exoplanets discovered:9月13日英語版配信分)


http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20110913001&expand#title

[ ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト]
スイス、ジュネーブ大学の天文学者ミシェル・マイヨール氏を中心とする惑星探査チームが、新たに50個の太陽系外惑星を発見した。一度に公表された個数としては過去最多であり、スーパーアース(巨大地球型惑星)も16個含まれているという。1990年代以降、相次いだ系外惑星の発見は、総数645個に及んでいる。
 マイヨール氏は、「あらゆる点で予想を上回る成果が得られた。特に、太陽と酷似した中心星を持つスーパーアースや、海王星型惑星が非常に多い」と語る。

 その1つであるHD85512bは、ハビタブルゾーン(液体の水、さらには常識的な意味での生命が存在しうる領域)の外縁に位置するという。

◆質量がより小さな惑星の探査

 探査チームは、ヨーロッパ南天天文台(ESO)が南米チリのラ・シヤ天文台に設置したHARPS(High Accuracy Radial Velocity Planet Searcher、高精度視線速度系外惑星探査装置)を利用。

 通常、恒星を公転する惑星の重力作用で、恒星が発する光に波長の偏移が観測される。HARPSが利用する「視線速度法(ドップラー偏移法)」はその偏移を観測して惑星を見つけ出す。

 視線速度法は、大質量の惑星が中心星の近くを周回している場合に最も有効な方法だ。最近は質量が地球の数倍程度の惑星も、この手法によって多数発見されている。

 質量が海王星より小さい系外惑星は、その3分の2がHARPSにより発見されたという。2007年確認のスーパーアース、グリーゼ581d(Gliese 581d)もその1つで、ハビタブルゾーン内に位置する可能性が指摘されている。

 HARPSによる今回の惑星探査では、天の川銀河内の太陽に類似した恒星376個を対象とした。恒星を公転する惑星の数や種類に基づいて推計したところ、土星より質量の小さな惑星が少なくとも1つ公転している恒星は約40%と明らかになった。

◆生命が存在しうる惑星は太陽系の近傍にあるか

 現在HARPSでは、太陽系近傍の同種の恒星を目標に、ハードとソフト両面の改良計画が進行中だ。生命存在の可能性を秘めた地球型岩石惑星のより詳細な探査が期待されている。

 マイヨール氏は、「10〜20年後にはいくつか特定されるだろう」と述べる。今後、HARPSが突き止めた系外惑星を宇宙望遠鏡で観測すれば、大気中酸素など生命の可能性を示す化学物質が確認される率はかなり高いという。

 マサチューセッツ工科大学(MIT)の天文学者サラ・シーガー氏によると、50個の惑星はいずれも中心星が比較的明るい。視線速度法以外の惑星探査法でも観測が可能であり、より多くの情報を収集できる可能性があるという。「スーパーアースが容易に発見できる時代になった」。

◆系外惑星探査の黄金期

 カリフォルニア大学バークレー校のローレンスホール科学教育研究所で天文学教育に従事するアラン・グールド氏は、「非常に興味をかき立てられる」と賞賛する。同氏はNASAのケプラー宇宙望遠鏡ミッションにも参加している。

「例えば海王星型惑星、スーパーアースと比べた木星型巨大惑星の存在比率、中心星との距離など、さまざまな知識がもたらされるだろう。統計的なデータを蓄積すれば、地球型惑星の存在を探る手掛かりにもなる。まさに今、系外惑星探査は黄金期を迎えているようだ」。

 50個の系外惑星については、ワイオミング州モランで開催中の「Extreme Solar Systems II」の会合で報告された。

Image courtesy M. Kornmesser/ESO

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