科学は愛ですコミュのアメリカ国民が強いられた10年に及ぶ戦争費用

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
弥勒菩薩ラエルのコメント：これは無駄なことに費やされたお金です。科学と
教育に活用されていたかもしれないのです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

■「対テロ戦争」の戦費が第二次世界大戦をしのぐ勢いに
（'War on terror' set to surpass cost of Second World War：7月2日英語版配信分）

http://japanese.irib.ir/index.php?option=com_content&view=article&id=19302:10&catid=16:gozarash-kabari&Itemid=118
[イランラジオ日本語]
アボルファトフ解説員
2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件から118ヶ月、アメリカは今も戦争に明け暮れ、この事件の復讐を遂げようとしています。

アメリカ・ブラウン大学は、調査を行い、「イラクとアフガニスタンの2つの戦争で、アメリカの納税者は2兆3000億ドル以上の負担を強いられた」と発表しました。また、「この2つの戦争で、25万5000人以上が死亡しており、そのうち6000人がアメリカ人だ」としています。もちろん、この統計は、アメリカ政府の公式機関の発表とは異なっています。アメリカ政府は、イラクとアフガニスタンの戦争費用を1兆ドル、死亡した兵士の数をおよそ6000人と発表していますが、公式統計では、2つの戦争による間接的な犠牲者の数や費用には触れられていません。実際、アメリカ政府は、イラクとアフガニスタンの戦争費用として、割り当てられた年間予算のみを計算しており、それが1兆ドルとなっています。しかし、この2つの戦争には、多くの間接的な費用がかかっています。例えば、アメリカ政府は、この2つの戦争を主導するために、毎年、数千億ドルの予算を追加しており、それが莫大な財政赤字を招きました。また、イラク戦争による原油の国際価格の高騰も、アメリカ経済に大きな損失をもたらしました。こうした中、戦争で死亡した兵士への保険金、あるいは負傷した兵士の治療費は莫大な額にのぼりますが、これもアメリカ政府の公式統計には含まれていません。

アフガニスタン戦争、その後のイラク戦争は、9.11のおよそ3000人の死者の復讐を遂げるために開始されました。しかし、ブラウン大学の調査によれば、この2つの戦争では、9.11の犠牲者の80倍以上の人々が死亡しています。また、この10年間に、NATO北大西洋条約機構の兵士1200名、イラク兵9900名、アフガン兵8800名、パキスタン兵3500名、その他、民間企業の兵士2300名が命を落としたということです。さらに、アフガニスタン、パキスタン、イラクの3カ国で死亡した民間人の数は、およそ20万人と発表されています。一部の情報筋は、イラクで、アメリカの占領により、直接、あるいは間接的に死亡した民間人の数は、60万人から100万人にのぼるとしています。このような状況は、わずかに少ないながら、アフガニスタンでも見られています。いずれにせよ言えることは、アメリカ政府の公式統計も、ブラウン大学の調査結果も、9.11後の戦争がアメリカ社会に大きな犠牲を強いたことを示している、ということです。第二次世界大戦は、世界中を巻き込んだにも拘わらず、その費用はおよそ4兆ドルでした。もちろん、インフレ率やドルの価値の低下といったことを考慮すれば、その額はさらに上がるかもしれません。とはいえ、アフガニスタンとイラクでの戦争にかかった3兆7000億ドルという費用は、通常の戦争の基準をはるかに超えています。にも拘わらず、この2つの戦争が終結する見込みも、テロの危険が消え去る見込みも存在しないのです。