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科学は愛ですコミュの炭素シート「グラフェン」化学合成 名大グループが新方法発見

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http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011062490091556.html
原子1個分の厚さしかない炭素のシート「グラフェン」を化学合成する新たな方法を、名古屋大大学院理学研究科の伊丹健一郎教授(有機化学)らのグループが発見した。研究成果は24日、米化学会誌「ジャーナル・オブ・アメリカン・ケミカル・ソサエティー」の電子版に発表した。

 グラフェンは、炭素原子だけが膜状につながった物質で、鉄の100倍以上の強度があるうえに、電導性も高い。半導体や液晶などに活用が期待され、昨年のノーベル物理学賞は、グラフェンを発見した英マンチェスター大のアンドレ・ガイム教授らに贈られている。

 だが、自由な形や大きさで造る技術は見つかっておらず、各国の研究チームが競っている。

 伊丹教授のグループは、市販の2種類の炭素化合物「ピレン」と「ホウ素化合物」を原料として使用。化合物同士を化学結合させる触媒を見つけるため、約200種類の物質を試し、「酢酸パラジウム・オルトクロラニル」と呼ばれる触媒を発見した。

 この触媒によって化学反応で化合物同士が結びつき、シート状に「成長」することを突き止めた。ただ、今回合成できたのはグラフェンのわずかな「かけら」。大きな面積を造るには課題が残されている。

 伊丹教授は「研究がさらに進めば、将来、思い通りのグラフェンを造れる可能性がある」と話している。

 炭素原子が筒状に並ぶカーボンナノチューブを発見した信州大工学部の遠藤守信教授は「化学合成でグラフェンを造る点は非常に画期的。炭素素材の可能性を広げる研究結果だ」と評価している。

(中日新聞)

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