ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

科学は愛ですコミュの戦争と報道メディア 〜John Pilger「The War You Don't See」〜

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ジャーナリストのピルジャー氏が製作したドキュメンタリー映画「The War You Don't See」が公開禁止となる
(Pilger's 'The War You ,Don't See' Documentary Suppressed:6月12日英語版配信分)

http://tiny4649.blog48.fc2.com/blog-entry-60.html
[...just wonderin]
先日、とても興味深いドキュメンタリー映画を観ました。
ジャーナリスト、ジョン・ピルジャー(John Pilger)によって今年制作された『The War You Don't See』(見えない戦争)という作品です。主流メディア、従軍記者(embedded journalist)などの「ニュースの伝え方」一つで、世論の流れすら誘導出来てしまう現代の報道メディア、ジャーナリズムについてや、偏った報道、軍や政府による情報規制などの危険性について、また、現代のジャーナリストが置かれている状況などについて、未公開の映像や関係者のインタビューを交えながら訴えている、淡々としていながらも、パワフルなドキュメンタリーです。

この映画の制作者兼リサーチャー兼インタビュアーでもあるジョン・ピルジャーさんは、オーストラリア生まれの国際ジャーナリストで、これまでにも数々のドキュメンタリー映画を製作しています。 戦争報道に対して英国でジャーナリストに贈られる最高の栄誉「ジャーナリスト・オブ・ザ・イヤー」を2度受賞、記録映画に対しては、フラン スの国境なき記者団賞、米国のエミー賞、英国のリチャード・ディンブルビー賞などを受賞しているそうです。

また最近では、ピルジャーさんは、「彼は重要な大義のために巨大な敵を作ってきた男だ」とwikiリークスの創始者、ジュリアン・アサンジさんを支持し、彼の保釈保証人になると申し出たことがニュースなどに取り上げられました。
ジョン・ピルジャーさんのサイト:http://www.johnpilger.com/

今月映画館公開されたばかりのピルジャーさんの新作『The War You Don't See』ですが、現在動画サイト(youtubeにあげられていた動画は、著作権問題があったようで削除されてしまいましたが)などで、全編を観ることが出来るようになっているようなので、ご紹介してみたいと思います。


有名な特派員でもあるジョン・ピルジャーは、このドキュメンタリーで、戦争におけるメディアの「役割」 ― 主流ニュースが戦争づくりに加担してしまっている可能性について検証しています。




今日も続いているアフガニスタン戦争やイラク戦争に焦点を当て、戦時下におけるメディアと政府の関係について、第一次世界大戦時まで遡って振り返り、従軍記者の「広報活動」によって一般に流される情報が人々にどのような影響を与えてきたかを探ります。

英国の主要放送局であるBBCやITVの重要ポスト人物へのインタビューや、Rageh OmaarやDan Ratherと云った英米の有名なジャーナリストたちの証言も交えながら、イラクの大量破壊兵器に関する政府のレポートについても追求しています。

また、wikileaks創始者のJulian Assangeや、元英国外務省のCarne Rossはじめ、内部告発者やインディペンダント系映画製作者たちへのインタビューを行い、なぜ本当に貴重な証言や肝心な情報が、主要メディアではほとんど取り上げられないのか、について問いかけます。 ドキュメンタリーでは、独立メディアが捉えた、衝撃的なアフガニスタンやイラクの様子(wikileaksにリークされたものも含む)も紹介されています。

CBSの有名なニュース・アンカーであるDan Ratherや、BBCの(世界情勢)特派員Rageh Omaarへのインタビューでは、アフガニスタン、イラク戦争への「準備過程」において、自分たち(=Rather、Omaar)が担うこととなった当時の「役割」を振り返り、自己批判する様子も記録されています。 また、Ratherは、ジャーナリストが、いずれは自分で考察することや、真実を追求することすら出来ない“ただの速記者”となってしまうことを危惧すると同時に、現代のジャーナリストたちの感じているプレッシャーについても語り、Rageh Omaarは、近年激増した24時間ニュースと、それが戦争レポートに及ばす影響について、バスラ陥落を実況レポートした自身の経験を踏まえて語っています。

BBCのnewsgatheringの責任者(ニュース取材班長?)のFran Unsworthや、ITVニュースの編集主任(主幹)のDavid Mannionとのインタビューでは、主流テレビ局の取ったイラク戦争の報道スタンスや、George Bush、Tony Blairが主張した大量破壊兵器とその報道内容について鋭く追及しています。

英国兵によるイラク市民への虐待にも注目し、イラク民間人犠牲者たちの弁護士として活動するPhil Shinerへのインタビューでは、メディアによって「報道価値のある犠牲者」と「報道価値の無い犠牲者」を選別している事実と、(管理人注:ここで原文が途切れているので、訳文もここで切ることになります)

『The War You Don't See』では、パレスチナとイスラエル間の紛争問題を報道するメディアの「バランス」について、今年起きたガザ支援船攻撃時の主流メディアの報道内容を取り上げながら検証し、イスラエル政府からの「報道に関する圧力」などは無かったのか、という点についてBBC、ITVのニュース制作者たちに問い掛けています。

(以上が、ITV放送のサイトに掲載されている番組紹介の記事から、でした)


コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

科学は愛です 更新情報

科学は愛ですのメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。