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科学は愛ですコミュの茎太く収穫量の多い新コシヒカリ 名大教授らが開発

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http://edu.chunichi.co.jp/news/education_00001391.shtml 

 稲の茎を太くすることで、倒れにくく収穫量も多い「新コシヒカリ」を、名古屋大生物機能開発利用センターの松岡信教授、富山県農林水産総合技術センターの蛯谷武志主任研究員ら研究グループが開発した。食料の増産につながる成果として、英科学誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」の電子版に30日発表された。

 松岡教授によると、多収量を目指す稲作では収穫前に倒れないよう稲の背を低くし、大量の肥料を与える方法が一般的。しかし、あまり低くすると穂が小さくなり、収量が減る。そこで研究グループは茎を太くし、大量に実っても倒れないイネの開発を目指した。

 茎が太い家畜用飼料品種の「ハバタキ」に着目。ハバタキの茎を太くしている遺伝子「SCM2」を特定し、コシヒカリと交配を繰り返した。その結果、同じ遺伝子を持ちながら、99.9%がコシヒカリとなる新品種を生み出した。

 新品種を実際に栽培すると、従来のコシヒカリより茎の外径が16%増加。収量も10%ほど増えた。松岡教授は「食べてみても味はコシヒカリと何ら変わらない」と話す。

 全世界では10億人以上が栄養不足に苦しんでおり、コメの収穫不足に悩む地域で役立つ可能性がある。食料自給率が低い日本が将来、食料を輸入できない事態が起きた場合の備えにもなりそう。

 松岡教授は「SCM2だけでなく、収量を増加させる遺伝子も持ち合わせた品種をつくり出し、超多収量のイネを開発したい」と話している。

(2010年12月1日 中日新聞朝刊36面より)

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