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科学は愛ですコミュの地球磁場の高速逆転、証拠発見か

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地球の極が超高速で反転する二例目の証拠を発見
(Second super-fast flip of Earth's poles found:9月5日英語版配信分)


http://wiredvision.jp/news/201009/2010090723.html
[WIRED VISION]
画像はWikimedia
地球の北磁極[地磁気のS極。方位磁針のN極が真下を向く地点]と南磁極[地磁気のN極。方位磁針のS極が真下を向く地点]が、すさまじい速さで入れ替わる途中の瞬間が保存されていると見られる磁性を帯びた鉱物が、1500万年前の岩石から発見された。

このような「地球磁場の逆転」は、数十万年ごとに発生しているが、通常、1回の逆転に約4000年を要するとされている。ところが、米国ネバダ州の岩石を調査した結果、この磁場の逆転が驚くべき高速で起こる可能性が示された。

[古地磁気学によって、地磁気の逆転が、過去360万年で11回起こったことがわかっている。より長い期間を見ると平均して100万年に1.5回の割合で発生しているが、その割合はかなり不規則で、たとえば白亜紀には1千万年以上にわたって逆転のない期間があったと推定されている]

磁場の逆転現象の理由についてはわかっていないが、研究者の多くは、そもそも磁場が生まれる原因となっているもの、すなわち、回転する地球外核における溶融鉄の対流運動に関連しているのではないかと考えている。

地磁気の高速逆転の証拠が見つかったとする報告は、これがまだ2例目だ。最初の報告は1995年、オレゴン州にあるスティーンズ山の岩石の調査結果を基になされたが、古地磁気学の分野で広く支持を得ることはなかった。今回、2例目の報告がなされたことで、磁場の逆転は数千年単位でなく、数年から数百年という短期間に起こり得るとの説が強化される可能性が出てきた。

今回の報告を行なったのは、カリフォルニア州ロサンゼルスにあるオクシデンタル大学の地質学者Scott Bogue氏と、カリフォルニア州メンロパークにある米国地質調査所(USGS)のJonathan Glen氏だ[研究論文は後日『Geophysical Research Letters』に発表予定]。

研究チームは、ネバダ州において、保存状態の良好な一連の溶岩流地形を調査した。溶岩流は、冷えていく過程で、その時点における磁場の方向を保存する。溶岩流の岩石の結晶の中に、小さなコンパスの針が固定されるような形で、磁場の方向を記録するのだ。

調査の中で、ある1つの溶岩流が研究チームの注意を引いた。その溶岩流が、複雑な磁気履歴を記録しているように思われたためだ。Bogue氏によればこの溶岩流は、最初は冷え始めたが、1年以内に新たな溶岩流がその上にかぶさることで再び熱せられた。新たな溶岩流は、元の溶岩流の岩石の結晶を再び磁化したが、この時、結晶が示す磁場の方向は角度にして53度も変化していた。溶岩が冷えた速度から計算して、このとき地球磁場の方向は、1週間に約1度ずつ変化していたことになる、とBogue氏は言う。

オレゴン州スティーンズ山の岩石に関して1995年に行なわれた調査では、1日当たり6度の方向変化が報告されていた。これはとてつもない変化速度であるため(航海をするのに、コンパスの向きが1日に数度も変化したとしたら一大事だ)、多くの研究者がこの報告に異議を唱えた。

反対意見として、そもそも液状の地球外核は、それほど速く磁場を変化させられない、あるいは、たとえ実際にそのような変化が起こっていたとしても、地球内部の電気伝導度によって信号が遮断されるため、地球表面で変化が観測されるはずはない、といった考えが示された。

今回のネバダ州の岩石の発見によって、このような変動が起こりうるという考えが支持される可能性がある、とBogue氏は言う。ただしこの研究成果を全ての研究者が支持しているわけではない。百万年に数回という逆転現象を、この岩石が短期間に2回起こった溶岩流で保存することは偶然性が高すぎるという意見もある。

安定した磁場の逆転が最後に起こったのは78万年前のことだ。過去150年かそれ以上もの間、地球磁場は徐々に弱まってきているため、地球はすでに次の逆転が起こるはずの時期を過ぎており、もしかすると現在すでに逆転しつつあるのではないかと考える地質学者もいる。

ただし、B級SF映画のように、ある朝起きたら地磁気逆転で大混乱というようなことは起こらない、とBogue氏は言う。「地球的スケールで見れば大きな現象だが、人間がリアルタイムでこの現象を見ても、たいしたことには見えないだろう」

[地磁気は年々弱くなっており、ここ100年では約6%弱くなった。これはあと1000年足らずで地磁気が消滅してしまうほどの減少率だが、この程度の磁場変動は過去においてもそれほど珍しいものではないとされる。また、磁北は1831年に発見されてからしばらくはほとんど移動していなかったが、1904年に年間約15キロで北東方向へ移動をはじめ、現在は1年に約64キロというスピードで移動しているとする研究結果も発表されている]

論文:Very rapid geomagnetic field change recorded by the partial remagnetization of a lava flow


■オバマ大統領はトリウム原子力発電への政策転換で一夜にして化石燃料を葬れるだろう
(Obama could kill fossil fuels overnight with a nuclear dash for
thorium
:9月1日英語版配信分)


 ▼以下より関連記事をご覧ください

  『オバマ大統領は一夜にして化石燃料を死滅させられるだろう 1』
   http://blog.goo.ne.jp/kitaryunosuke/e/85ee87a6fed2fcdc7cdeef2414dcde08
  『オバマ大統領は一夜にして化石燃料を死滅させられるだろう 2』
   http://blog.goo.ne.jp/kitaryunosuke/e/669b25e3c62256cddab61bcc16fd5d26
[今日の覚書、集めてみました]

バラク・オバマ大統領が新マンハッタン計画の背後にある米国の巨大な科学的、戦略的リソースを終結させれば、世界的エネルギー展望を改革し、3-5年以内に化石燃料依存を終わらせる大まかな構想を立てる希望も視野に入れられるかもしれない。

その結果、僕らは風力発電、深海掘削、IPCCのホッケースティック論争、または戦略的ロシア依存について言い争うのを止められるだろう。
歴史は急速に動くことだろう。

現状維持についてぐたぐちゃいうのは、成熟した政策ではない。
エネルギー・ショックを回避するために、世界は今後20年間に26兆ドルを投資しなければならない、とIEAは述べている。
稀少燃料の争奪戦は既に中国、インド、そして西側の間に摩擦を生み出しつつある。

原子物理学に確実なことなどない。
しかし、太陽光発電の潜在性をまだ殆ど解明し始めてすらいないものの、欧州原子核研究機構(CERN)のノーベル賞受賞者、カルロ・ルビア元所長の、原子炉での安価、クリーン、安全なウランの代用物としてのトリウム利用に関する研究は、僕らが皆夢見てきた銀の弾丸になるかもしれない。

ルビア博士によれば、この銀色の金属1トンで、ウラン200トン分、石炭350万トン分のエネルギーが生み出される(トリウムの語源は、トールの日、つまり木曜日と同じく、古代スカンジナビア語の雷神)。
トリウム一握りで、一週間ロンドンの電力が賄えるのだ。

トリウムは自らの有害廃棄物を消費する。
ウラン原子炉が残したプルトニウムすら消費可能で、エコ・クリーナーとして機能するのだ。
「これはヤバイ」
テレダイン・ブラウン・エンジニアリングのチーフ・ニュークリア・テクノロジストで、元NASAのロケット・エンジニアのカーク・ソレンセン氏は言った。

「詳しく研究し始めるとビックリする。何十万年もトリウムで文明を維持することが出来る。しかも事実上無料だ。ウラン・カルテルとやりとりすることもない」

トリウムは余りにも一般的過ぎて、鉱山労働者など希土類を採掘しようとすると出てくる邪魔な放射性副産物のように扱っている。
米国とオーストラリアはトリウムだらけだ。
コーンウォール州の花崗岩のようなものだ。
沢山は要らない。
ウランは僅か0.7%しか使えないが、トリウムは全て燃料として利用出来る可能性があるのだ。

マンハッタン計画後、1940年代終盤の米国物理学者は民生用原子炉でのトリウム使用に引き込まれていた。
トリウムは、吸収した中性子1個につき生み出す中性子の数がウラン多い。
同位体分離も必要ないので、大きなコスト削減に繋がる。
しかし、それまでに米国は核爆弾用の残留プルトニウムを必要とするようになっていた。

トリウムの燃料サイクルの世界的権威である、CERNのEgil Lillestol教授はこう語った。
「彼等は本当は核兵器を追求していたのだ。トリウムから核兵器をつくるのは殆ど不可能だ。扱いが難し過ぎるからね。試す価値もないだろう」
トリウムは余りにも大量のガンマ線を出すのである。

トリウム原子炉こそ夢の答えだと思ったかもしれないが、CERNが1999-2000年、開発資金を欧州委員会に求めると、追い返された。

欧州委員会は自らの専門家に尋ねた。
フランスがEUの原子力産業を牛耳っているので、この専門家はフランス人だった。
「彼等は競争がイヤだったのだ。古いテクノロジーに大枚投資していたからね」とLillestol教授は言った。

更に十年が失われた。
科学的進歩に対する既得権益の寂しい勝利だった。
「無駄にする時間は殆どない。だって世界は化石燃料を使い尽くしつつあるんだから。再生可能エネルギーで間に合うわけがない。核融合だって、可能だとしても、あと一世紀は無理だ」

ノルウェーのアケル・ソリューションズは、ルビア教授のトリウム燃料サイクルの特許を買い、英国で教授が設計した陽子加速器の研究を進めている。

プロジェクト・マネジャーのヴィクトリア・アシュレー氏によれば、地下に500ccペットボトルサイズの600MW原子炉のネットワークを作れば、小規模な送電系統に電力を供給することが可能であり、安全のための堅牢な施設も必要としない。
最初の一基の建設には20億ポンドを要する。
また、アケルは次のテスト段階に1億ポンドを必要としている。

英国は「新技術への巨大なパラダイム・シフト」とされるものに、殆ど意欲を示していない。
手間がかかり過ぎる上に、サンク・コストが既に後60年間利用可能な次世代原子炉に注ぎ込まれている。

というわけで、アケルは米国、ロシア、または中国とのタイアップを求めている。
インドには独自のプロジェクトがある(まだ一つも作られていない)。
核兵器開発をやったおかげで、ウラン禁輸措置をとられてしまったためにトリウムに目を向けた時代に遡るプロジェクトだ。
飛躍的技術の創出に当たっての制限は、米国の方がヨーロッパよりも少ないはずだ。
1979年のスリーマイル島原発事故以降、米国は原子力産業の低迷を認めた。

原子力反対ノイローゼも終息寸前だ。
ホワイトハウスは新しい原子炉建設に80億ドルの融資保証を承認したが、米国は奇妙に受身である。
人類を月に送ったあの素晴らしい自信はどこへ行った?

少数の米国人パイオニアは、溶融状態のフッ化物塩をベースとした液体燃料への、全く抜本的なシフトを研究している。
これは1960年代にテネシー州のオークリッジ国立研究所で米国人物理学者のアルヴィン・ワインバーグ教授が研究していた技術だ。
オリジナルの文書は、ソレンセン氏が探し出した。

固体燃料から離れることで、トリウムの「特異性」の一部を克服出来るかもしれない。
「適正な機械を利用しなければならない。ガソリン車にディーゼルは入れないだろう。ディーゼルはディーゼル・エンジンの車に入れるものだ」とソレンセン氏は言った。

トリウム熔融塩炉は、大気温度で運転可能だ。
「トリウム溶融塩炉は遥かに小さく、遥かに安価になるだろう。原子炉の加圧水がないのだから、巨大なドームも必要なくなる。コンパクトだ」

原子炉は特異でも脅威でもなくなるかもしれない。
だが、先ず確立された偏見の障壁が存在する。

レオ・シラード博士率いるハンガリー人の科学者達が1939年末、ナチスが原子爆弾の研究をしている、と米国政府に警鐘を鳴らそうとすると、そんなことを信じられるかとお払い箱にされた。
アルバート・アインシュタイン博士はベルギー王妃を通じて仲を取り持ち、最終的には個人的特使を大統領執務室に派遣した。

ルーズベルト大統領は当初彼を無視したが、翌日のブレックファスト・ミーティングでより耳を傾け、数分の間に決意を固めた。
「これは行動しなければならない」とルーズベルト大統領は軍の側近に告げた。
こうしてマンハッタン計画が誕生した。
その結果、米国の核保有は、スターリンがヨーロッパに進出し過ぎるのを阻止するのに間に合った。

世界的エネルギー不足にも、同じような「行動」が必要だ。
上手く行けば、第2時マンハッタン計画は米国の楽観と戦略的リーダーシップを一石二鳥で回復出来るだろう。
そうでなくとも、米国の科学を後押しすることとなり、散発的に景気刺激策を行うよりも、より実りの多い米国を恒久的スランプから引きずり出す方法であることは確実だ。

もっと良い方法は、皆のために、中国と手を組んでこれを行うことだ。

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