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科学は愛ですコミュのチョコレートで、血圧低下

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ダークチョコレートに血圧降下作用が
(Blood pressure lowering benefit for dark chocolate:7月8日英語版配信分)

http://blog.livedoor.jp/ytsubono/archives/51829669.html
[疫学批評]
チョコレート製品と血圧との関係を調べた臨床試験13件を集計して総合評価を行なったところ、チョコレート製品の摂取により収縮期血圧が3.2mmHg、拡張期血圧が2.0mmHg下がった。論文はBMC Medicine電子版に2010年6月28日掲載された。

著者らは文献検索により、ポリフェノールが豊富なココア製品(ダークチョコレート、ココア飲料、錠剤)と、ポリフェノールを含まないプラセボ(ホワイトチョコレートなど)やポリフェノールが少ないココア製品とを比べた、2週間以上のランダム化比較試験を13件選び出した。

13件を集計すると、ココア製品の摂取により、比較群と比べて、収縮期血圧が3.2mmHg、拡張期血圧が2.0mmHg下がった。

対象者の平均血圧が高血圧または前高血圧症(収縮期血圧が140mmHg以上、拡張期血圧が80mmHg以上)の研究では、収縮期血圧が5.0mmHg、拡張期血圧が2.7mmHgとより大きく下がった。一方、対象者の平均血圧が正常の研究では、収縮期血圧の低下(1.6mmHg)と拡張期血圧の低下(1.3mmHg)は誤差範囲の結果に留まった。

著者らによると、これまで同様の総合評価が2回報告されている(研究5件の総合評価と10件の総合評価)が、今回観察されたココア製品の降圧効果は、前2回の総合評価で観察された効果より小さかった。

また著者らによると、ダークチョコレートに含まれるポリフェノールが、血管内皮細胞での一酸化窒素の産生を増やすことで血管が拡張し、血圧が低下するというメカニズムが考えられている。

著者らは、ポリフェノールの豊富なココア製品が、高血圧患者で短期間の降圧効果を持つ可能性があるものの、長期間の治療にチョコレートやココア飲料を使用することの実用性には疑問があると考察している。

⇒ダークチョコレートはポリフェノールだけではなく糖分などのカロリーも高い。そのため著者らも指摘するように、ダークチョコレートに血圧を下げる生理的作用があるという知見と、それを高血圧の長期的治療に用いることの実用性とは、区別して考える必要があるだろう。「血圧が高めの方に適しています」などというトクホのチョコレートやココアが出てこないようにしてもらいたいものだ。

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