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科学は愛ですコミュの高血圧の治療薬が「がんのリスク」を増加させる

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一般的に用いられている血圧降下剤が「がんの危険性を高める」
(Commonly used blood pressure drugs 'increase cancer risk':6月16日英語版配信分)
http://www.rda.co.jp/topics/topics4861.html
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◎世界中で広く使用されている高血圧の薬が、がんのリスク増加と関連するという研究結果が報告されました。

◎これまでに公表された臨床試験のデータを分析した結果、アンジオテンシン受容体遮断薬 (ARB)と呼ばれる種類の降圧剤を服用した人々は、新しいがんのリスクが少しだが有意に増加することが分かりました。

◎アンジオテンシン受容体遮断薬は、高血圧の他、心不全や糖尿病による腎障害にも使用されています。

◎リスクの増加は小さいものですが、この薬は、世界中の何百万人もの人々によって使用されていることを考えると影響は大きいでしょう。

◎米国のケースウエスタンリザーブ大学医学校の心不全と移植のディレクターで助教授イーケ・シパヒ(Ilke Sipahi MD)氏らの研究が、Lancet Oncology誌電子版に14日付で掲載されました。

◎「私たちは、新しいがんのリスクが、ARBの薬物療法によって8-11パーセント増加することを発見しました。肺がんのリスクは25パーセントも増加しました」と、シパヒ氏は述べています。

◎以前の研究は、この薬は発がんリスクに影響するかもしれないと示唆していました。2003年に発表された、1つのARB薬の臨床試験が、がんによる死亡リスクの増加を発見しましたが、それが有意な結果であったかどうかは明らかではありませんでした。

◎新しい研究は、15万人以上の患者を含む13の無作為化臨床試験の精査しました。5の研究から肺がんか前立腺がんか乳がんなどの一般的ながんの6万8,402人の患者、5の研究から新たにがんの診断を受けた6万1,590人の患者、そして、8の研究からがんで死亡した9万3,515人の患者のデータを含みました。

◎全体的に見て、この薬を4年間服用した人々は、偽薬を服用した人々と比べて、がんの発症リスクが増加することが明らかになりました。

◎がんによる死亡リスクに有意な差はありませんでした。しかし、新たにがんを発症するリスクは、ARB薬を服用した患者で、偽薬か他の種類の薬を服用した患者と比べて、7.2パーセントに対して6.0パーセントと少しだが有意に増加しました。

◎初めに特定されたがんのリスクを調べた研究に限ると、がんの発症リスクは11パーセント増加しました。

◎特定の種類のがんとの関係を調べると、唯一の新しい肺がんのリスクが、ARB薬を服用した患者で有意に高いことが分かりました。無作為に割り当てられて、ARB薬に服用した患者は、対照群とくらべて、肺がんのリスクが25パーセント増加しました。

◎がんによる死亡リスクには実質的な差はみられませんでしたが、これは研究期間が十分でないことが理由であるかもしれないと、この研究者は指摘しています。

◎ARB薬がリスクを増加させる理由は明確ではありませんが、いくつかの動物実験が、腫瘍の成長を促す腫瘍内の血管の増加とこの薬との関係を示しています。

◎発見されたリスクの増加は軽度ですが、この薬は非常に広く使用されていることから、多くの追加のがんを発症につながる危険性があると意味します。

◎この研究者は、「新しくがんを発症するリスクは、軽度だが有意に増加しました。しかし、平均4年間における、がんの絶対的リスクは1.2パーセントの増加という結果は、生涯のがんの推定リスクを41パーセント増加させると解釈される必要がある」と述べています。

◎この結果から「現在、ARB薬の薬物療法を受けている人々は、自分の判断で薬の服用を中止すべではない」と、シパヒ氏は注意しています。「主治医と相談して、他の薬に替える必要があるかどうか決定すべきです」。

◎また、今後、ARB薬の中に、どの特定の薬が特にリスクを増加させるのかを調べる必要があるだろうと述べています。

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