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科学は愛ですコミュの WHOが製薬会社との癒着非難を受け入れる

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(ラエルサイエンス英語版4月21日配信分)
Source: http://talkradionews.com/category/united-nations/


今週初め、WHOは、豚インフルエンザが世界的規模で蔓延する恐れがあると昨年宣言したことに関
しての、大がかりな再調査を受け入れました。

全ての再調査は2011年5月に完了する見込みで、調査は今順調に進行中です。

WHOを調査する外部委員会は、来月、中間報告を提出する予定です。

このニュースサイトTRNSでは、2010年2月、WHOが製薬会社から大きなビジネス資金を得
るため、豚インフルエンザの恐怖をお膳立てしたと報告しました。

その記事では、WHOの幹部らが、Novartis、 Cadila、 BioSante(これらはほんの一例)などの製
薬会社の売り上げ増加を助けて内部利益を得たというかどで、欧州委員会によって調査されている様
を報じました。

WHOの幹部の中には、製薬業界の民間部門で働いていたものもいます。

WHOのスポークスマン、Gregory Hartl はこういった非難を否定しています。:「WHOに製薬会
社からの過度な影響があったかどうか?答えはノーです。」

アメリカを含む多くの国々を代表して、インドは、WHOが豚インフルエンザの世界的流行という恐
怖を誇大にでっちあげたことに関して、詳細で率直な調査を要求しました。

2009年4月にウイルスの世界的流行が宣言されて以来、WHOは世界中のほとんど”全て”の国
々で感染が起きている、と報告してきました。

WHOのインフルエンザ対策の責任者、福田敬二医師は2月に欧州委員会の審査団の前で、「WHO
は製薬会社からの不適切な影響を受けていません。」と述べました。

しかし、今週、彼は態度を変えて、WHOの豚インフルエンザの世界的流行宣言には”欠点”があっ
たと付け加えました。

彼はこう述べました。「ウイルスのレベルについての混乱は、いまだ悩まされる問題です。実際は、
多くの不確実性がありました。私たちはその不確実性を伝えなかったと思います。」

豚インフルエンザに不安になった多くの国々(アメリカ、メキシコ、インドなど)に過剰にワクチン
や薬を供給することで、製薬会社は何十億ドルという利益を上げました。

国連のグローバル・コーディネーター、David Nabarro は、今月、TRNSの質問にこう答えました
。「このウイルス発生が始まった2009年4月、私たちは単に疫学に関する情報があまりなく、ど
うなるのか確かな予報ができませんでした。」

調査委員会の29人の専門家らは、2005年に作られた国際健康規則を用いて、どれだけWHOが
間違えていたか分析する予定です。

アメリカの科学者である調査委員長、Harvey Fineberg はこう述べています。「私たちは、この件に
詳しい人たちの話を聞きたいと思っています。」

また専門家らは、インフルエンザ発生の最初の数ヶ月の”混乱”の直接の原因を、よく調べるつもり
です。

WHOの総取締役であるMargaret Chan は日曜日、「率直で、批評的で、透明で、信頼できる、独立
した調査を望みます。」と述べました。

世界中の多くの国々からの何百という加熱した批判が、WHOのジュネーブ本部をここ数週間悩ませ
ています。

WHOによって当初発表されたより、ウイルスはとてもマイルドなもので、予報よりもはるかに少な
い人数しか感染していませんでした。

このウイルスを使った偽パニックは、WHO内部の人をも怒らせています。

WHOのChan 博士は、今日ニューヨークでこう述べています。:「健康な母親や子供たちへの重要
性を再認識すること」

はるかに少ない人数しか死んでいないのに、病気の規模をを大きくしたことについて、WHOは正し
い方向へ行っているのかどうか、TRNSは彼女に質問しました。

「良い質問を提起してくれました。豚インフルエンザは病気を起こしますので、妊婦や子供たちは正
しい情報を与えられるべきです。WHOは解決法を得るため、産業界やテクノロジーと共に活動して
いく必要があることを理解することは大切です。WHOは、独立性を保って、本当のことを述べてい
けるよう、あらゆる手段を使っていきます。」

ヨーロッパの大きな製薬団体である the European Scientific Working Group on
Influenza( ESWI)は、WHOに病気の規模を大きくするよう指示した大元と見られています。

ESWIの責任者であるAlbert Osterhaus は、WHOのインフルエンザ対策の主任顧問だからです。

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