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科学は愛ですコミュのウルグアイでは小学生の全員が「XO」を所有した

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ラエルのコメント:世界中でこれを実施すべきです。

■ウルグアイ:各小学生にラップトップパソコンを支給
(Laptop for every pupil in Uruguay:10月17日英語版配信分)

 http://www.mypress.jp/v2_writers/beep/story/?story_id=1867147
   [科学ニュースあらかると]
Laptop for every pupil in Uruguay
BBC News 10/16

日本の民主党政府が支給を主張する「子ども手当て」の1ヶ月分にもならない金額、でも、ウルグアイという国では決して小額では無い金額で、「自分のノートパソコン」を州立小学校の子ども達全員に支給するという偉業が達成されました。

「Plan Ceibal」と呼ばれるプログラムによって、36万2000人の生徒達全員と、 1万8000人の先生達にパソコンが支給されています。

実際に必要になった費用は、維持費、器材の修理費、先生達の為のトレーニング費用、インターネット接続の為の費用などを含めて、「子どもひとりあたり260ドル(159ポンド)」で、「Plan Ceibal」の為の費用の総額は、ウルグアイの国家教育予算の「5%」程度になったそうです。


私は「子ども達へのお金の使い方」が、国の先行きを左右すると考えますが、単に「審査が無い高利貸し」である「子ども手当て」のばらまきなどという手法よりも、子ども達の一人一人が自分のパソコンを持ち、インターネット接続によって知識へのアクセスを獲得できる、という手法がはるかに上等だと考えます。

「一人の人間の持つ知識」など、インターネットとWWWが提供する情報の大海原の中では、ほんとうに芥子粒のようなものに過ぎません。

ウルグアイ政府の思い切った「情報へのアクセスの提供政策」は、実は日本では非常に容易に政府が手配できる金額の投資にすぎないのですが …



ウルグアイは、州立小学校に通っている子ども達全員にノートパソコンを与える最初の国になりました

Uruguay(ウルグアイ)の大統領のTabar・V・zquezは、10月13日にモンテビデオの学校で、「XO」モデルのノートパソコンの最後の支給分を生徒達に手渡しました。

この2年にわたって、36万2000人の生徒達と1万8000人の先生達が、その計画に関わってきました。

「Plan Ceibal」と呼ばれるそのeducation Connect(教育接続)プロジェクトは、コンピュータの世界とインターネットのアクセスの最初の機会を多くの家族達に与えました。

ウルグアイは「One Laptop Per Child」という枠組みの一部です。その運動を推進しているOLPCという組織は、インターネットの世界の先駆者であるNicholas・Negroponte(ニコラス・ネグロポンテ)によって設立されました。

彼の当初の計画では「100ドル(61ポンド)」という価格で、子ども達一人一人にノートパソコンを提供する事が構想されていました。実際にはノートパソコンの製造と分配にはより多くの費用が必要になる事が判明しています。

ウルグアイのプログラムでは、維持費、器材の修理費、先生達の為のトレーニング費用、インターネット接続の為の費用などを含めて、子どもひとりあたり260ドル(159ポンド)の費用が必要になっています。

「Plan Ceibal」の為の費用の総額は、ウルグアイの国家教育予算の「5%」程度を意味しています。

政府によって支給される「XO」モデルのノートパソコンのおよそ70%が、自宅でコンピューターを持っていなかった子ども達に手渡されています。

「Plan Ceibalは、ノートパソコンを子ども達に与えるだけのプログラムではありませんし、単なるる教育プログラムでもありません。それは私達の世界に存在している、デジタルの世界と知識の世界のギャップを減らそうとするプログラムなのです」、とウルグアイのTechnological Laboratoryの責任者で、「Plan Ceibal」を担当しているMiguel・Brechnerは説明しています。

それは教育の世界の「革命」だ

10月25日に行われるウルグアイの総選挙に向けて、「Plan Ceibal」プロジェクトは大統領であるTabar・V・zquezが率いるウルグアイ政府の業績として広報されています。

「それは革命なのです。それは、とても私達の助けになりました。ただしそれは簡単ではありませんでした」、とLas Piedrasにある第173小学校の校長のLourdes・Bardino氏は説明しています。

Bardino校長は、一部の先生達は当初「XO」ノートパソコンの導入に反対していたのだ、と語っています。

「この学校には、30年という教師歴を持つ女性がいます。政府からコンピューターが支給され、それを使う為のトレーニングが行われたのですが、彼女はそのプログラムと関わりを持ちたくなかったので休暇を要求しました。後で、彼女は考えを変えました。そして今は、コンピューターは彼女が教える方法を変えています」

すべての教師がトレーニングを受けました。ですがそれぞれの教師が教室でどのような形でノートパソコンを使うのか、という事はそれぞれに任されています。

州の教育当局が最近行なった研究では、一部の教師達がコンピューターに関連する活動を、彼らの教育プランに含めないことを選んだ、という事が明らかになっています。

経費と批判

「XO」ノートパソコンには「Sugar」と呼ばれているユーザー・インタフェースが採用され、オープンソースのOSである「Linux」オペレーティング・システムが搭載されています。それは、コンピューター市場の主流製品ではないので、中傷者達からのある種の批判を引きつけました。

しかしBrechner氏は、子ども達は利用できるソフトウェアというものが何であれ、コンピューター・スキルを学ばなければならない、と考えています。視覚障碍を持つ子ども達は、これまで「Microsoft Windows」オペレーティング・システムを使って教育をうけていたのだ、と彼は語っています。

「Plan Ceibal」プログラムでは、生徒達と先生達のためのポータル・サイトの構築を含めて、年間の維持コストが、子どもひとりあたり「21ドル(13ポンド)」になります。

今後の計画

今では小学校に在籍するすべての児童達が「自分のコンピューター」を所有しています。ウルグアイ当局は、当局は現在インターネットへのアクセスを確保する為の努力を続けている所だ、と語っています。特に農村地帯の学校で顕著なのですが、そういった地域にはいまだにインターネット接続が届いていないのです。

「Plan Ceibal」プログラムを中学校の生徒達と学齢期に達していない子ども達にも広げる、という事が来年度に計画されています。

「Plan Ceibal」プログラムを推進している人達は、ウルグアイでの経験を自国で再現することを望んでいる他の国々に助言するために、コンサルタント会社を設立しました。

Brechner氏は、彼らが現時点ではまだサービス契約を締結するという決定は行われていないが、Rwanda(ルワンダ)、Haiti(ハイチ)、 El Salvador(エルサルバドル)、Paraguay(パラグアイ)、そして Argentina(アルゼンチン)とColombia(コロンビア)の行政区のうちのいくつかから接触が有る、と語っています。

「私達は、事業の為の入札、計画、評価、訓練の手法、どのソフトウエアを使用するか、どうやって言葉を広めてゆくか、といった分野で私達が開発したknow how(ノウハウ)を提供する事によって、彼らを支援する事になるでしょう」

「私達は、マニュアルを持っていません。それは実際には、カルチャーショック・シナリオなのです。多くの国では、教育分野に改革を持ち込むという事に怯えすぎているのですよ」


猫足
「単一の教え方が全ての子どもに最善である状況は有り得ない」
結局「自分が理解できる言葉」にめぐり逢うまで、「理解」は起こらないのです。

「教師が持っている知識を子どもに分け与える」のが教育ではありません。

当然ながら「その分野に関しては教師よりもはるかに精通していて、なおかつ説明の為の言葉を豊富に持っている専門家達の言葉を、子ども達が直接きく」、という状況は、子ども達にとって理解の為の優れた「きっかけ」になります。

そしてその「きっかけ」から、それぞれの子どもの状態を実際に理解する教師が、「その子に合わせた知識の為の切り口」を与えてやれるかどうかが、理解の鍵です。

子ども達の「学び」には、「教える為の専門技術」よりも「理解を促すための幅広い一般知識」を持つ教師の方が、はるかに大事なのです。知識は結局のところ、「教師が教える」事で獲得されるものではなく、「子どもが理解した」事によって、子ども自身によって獲得されるものですから。


単なる「反復作業」を、集団で行う必要はありません。

反復作業の部分はそれぞれの子どものペースで進められる「プログラム」で。そして「それぞれの子どもに合わせた理解の手助け」の部分を、それぞれの先生に受け持って欲しいと思います。

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