科学は愛ですコミュのイスラエルは、ガザ地区に本、音楽、服が入ることを禁止している

（英語版５月１８日配信分）
http://www.haaretz. com/hasen/ spages/1086045. html

イスラエルは、食料、薬、洗剤のみガザ地区に入ることを許可しています。毎日の活動に不可欠な、
何千という品物は、禁止されています。

商人や人権活動家によると、今は、全部でたったの３０から４０の限定された市販品だけが、ガザ地
区に入ることを許可されています。ギルアド・シャリートの誘拐後、イスラエルはガザを強制閉鎖し
ましたが、その閉鎖前は、４０００の品物が許可されていました。

品物の数は、The Coordinator of Government Activities in the Territories
（COGAT：パレスチナ市民問題の調整に従事するイスラエル国防省の１部署）の決定に従って変化し
ます。COGATは、ガザへ許可される品物のリストを更新してほしいというパレスチナ自治政府代表の
文書による要求を拒んでおり、電話による報告のみ許可しています。

ガザの商人は、缶詰商品、プラスチックシート、おもちゃ、本を輸入することを禁止されています。
しかしながら、国連パレスチナ難民救済事業機関（UNRWA）とほかの援助団体はそれらを地区内に持
ちこむことを許されています。

商人が扱うことを許されている少数の品物は、３つのカテゴリーに分かれています。：食料、薬、洗
剤。ほかは全て禁止されています。建築資材（それらはガザの荒廃した建物を修復し、水道、電気な
どのインフラを再建するのに必要）、冷蔵庫や洗濯機のような電気器具、予備の機械、車の部品、布
地、縫い糸、針、電球、ろうそく、マッチ、本、楽器、クレヨン、服、くつ、マットレス、シーツ、
毛布、刃物類、陶器類、カップ、グラス、動物、これらを含めて全て禁止です。禁止製品の多くは、
複数のトンネルを通じて輸入されており、ガザのマーケットで見られます。


これまで禁止されていたパスタは、アメリカの上院議員ジョン・ケリーが2月のガザ訪問中にこの禁
止令に関して驚きを表明したので、今は許可されています。しかし、お茶、コーヒー、ソーセージ、
セモリーナ、大容器の乳製品、そしてほとんどのパン製品は禁止されています。食品を製造するため
の産業用原材料、チョコレート、ゴマ、ナッツも同様に禁止されています。イスラエルは、限られた
量の産業用燃料のほかに、果物、小容器の乳製品、冷凍食品の輸入は、実際許可しています。

　国連人道問題調整事務所 は、５月の第１週の間、２２０万リットルの産業用燃料がガザに入るの
が認められた、と報告しました。これは、発電所を稼動するのに必要な、１週間分の供給量の約７０
パーセントに相当します。UNRWAはガソリンとディーゼル重油の供給は別々に受け取っています。日
々の２７０〜３００トンの調理用ガス、これは必要量の５４パーセントに相当しますが、これは許可
されています。

個人の車と公共輸送機関用のガソリンとディーゼル石油は、UNRWA用の少量分以外は、２００８年１
１月２日以来、イスラエルからは輸入されていません。ガザのガソリンスタンドの持ち主らの組合は
、約１０万リットルのディーゼル重油と７万リットルのガソリンが毎日トンネル経由で運ばれている
、と推定しています。

ここ２ヶ月間、トンネルを通じての貿易活動を制限してきたエジプトは、今はガソリンと燃料の供給
を制限していません。しかし、エジプトの燃料はイスラエルの燃料より比重が大きいので、ガザの新
しい車に損害を与え、不調をもたらしています。

過去、イスラエルは、家の備え付け家具用の木材をガザに持ち込むことを、しばらくの間許可してい
ましたが、窓やドア用の木材は許可しませんでした。今は家具用の木材も再び禁止にしています。

トイレットペーパー、おむつ、生理用ナプキンの禁止は３ヶ月前に解除されました。３ヶ月と少し前
、長い禁止の後に、イスラエルは洗剤とせっけんをガザに輸入することを許可しました。シャンプー
でさえ許可されました。しかし、ある商人は自分が注文したボトル型のシャンプーが送り返されたこ
とに気がつきました。そのシャンプーには許可のリストに載っていないコンディショナーが含まれて
いたからです。

５週間前、イスラエルはマーガリン、塩、そして人工甘味料をガザに持ち込むことを許可しました。
豆はここ２ヶ月間許可されており、パン酵母はここ２週間許可されています。うわさとは反対に、イ
スラエルは砂糖は禁止していません。

COGATは「日用品の持ち込みの方針は、２００７年９月１９日に閣議決定により決まった、ガザ地区
に対するイスラエルの政策に基づき、調整されます。」とコメントしています。

COGATとの公開討論は、パレスチナ住民の人道的設備と必需品を改めるという国際社会の特別要求を
申し入れるために、毎週、複数の国際機関の代表と共に開かれる、と声明は語っています。