ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

科学は愛ですコミュの細胞内小器官、増殖を制御 千葉大など「定説」覆す発見

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
http://www.asahi.com/science/update/0106/TKY200901060075.html

 葉緑体やミトコンドリアといった細胞内の小器官は、進化の過程で細胞に取り込まれた微生物の名残で、細胞核に支配されている、と考えられてきた。だが細胞の増殖過程を調べてみると、逆に葉緑体などが細胞核に信号を送り、DNAの複製を促していることが、千葉大や東京大などによる研究でわかった。従来の「定説」を覆す成果で、今週、米科学アカデミー紀要(電子版)に論文が発表される。

 使ったのは、シゾンという原始的な単細胞藻類。研究グループの田中寛・千葉大教授(分子遺伝学)によると、シゾンの増殖過程では、まず小器官のDNAが複製され、その後、細胞核のDNA複製が行われていた。そして、小器官のDNA複製を阻害する薬剤を与えると、細胞核のDNAも増えなかった。

 だが、小器官のDNA複製の際にできるテトラピロール類と呼ばれる物質を与えると、細胞核でのDNA複製が進み始めた。

 葉緑体などが、この物質を通してDNA複製の信号を送り、細胞増殖を制御していたことになる。まるで寄生体(パラサイト)のようにも見えることから、グループはこの信号を「パラサイトシグナル」と名付けた。タバコの細胞を使った実験も行い、この信号が種子植物でも働いていることがわかった。

 田中教授は「ヒトや動物でも、この信号が働いていることを示せれば、医学的に重要な知見が得られる可能性もある」と話している。

(2009年1月9日 asahi.com)

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

科学は愛です 更新情報

科学は愛ですのメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング