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科学は愛ですコミュのPETAは、2012年までに市場での販売が可能な「研究室で培養された食肉」を

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(Commercial Production of In Vitro Meat by 2012:4月23日英語版配信分)


PETAの共同設立者であり代表を務めているIngrid・E.Newkirkは、世界の科
学共同体に対して挑戦を提示しました。

市場での競争力を持つ価格で、商業規模で販売が可能な量の「人工的に培養
された肉(in vitro meat)」を作り出す手法を提案した人物には、100万ド
ルの小切手が提供される事になるでしょう。

その金額は、1時間毎に米国で殺されている鶏の数について計算することに
よって、決定されました。その数はおよそ100万なのです。

今回のPETAの申し出は、ノルウェーで開催された初めての「培養食肉のシン
ポジウム(in vitro meat symposium)」の直後に行われました。そのシン
ポジウムでは、研究者達によって重要な科学的挑戦、組織体制を正式なもの
にする事、そして努力に対して資金を供給する事についての打ち合わせが行
われました。

今日「PETA.org」というウェブサイトで発表された賞の資格を得る為には、
その手法によって生産される食肉の量は、少なくとも10の米国の州で販売す
るに十分な量で、価格の面では幅広く消費されている鶏肉の価格に対して競
争力を持つものでなければなりません。

PETAは、植物性蛋白質とスパイスから作られているベジタリアンの為の健康
的で美味しい「mock meats(模造肉)」は豊富に存在しているが、食事の際
に適切なコレステロールと飽和脂肪を手に入れることが出来ない消費者達は、
それによって動物達に害を及ぼさずに肉への渇望を満足させることが出来る
だろう、と指摘しています。

また、最近の国連の研究では、食糧の為の動物飼育の増加によって、乗用車、
トラック、飛行機といったものが発生させる地球温暖化ガスの全てを合算し
た量よりも多くの地球温暖化ガスが発生する事になる、という結論が下され
ています。

食糧の為の動物飼育は、地力の衰退と水質汚染と言う側面で最も大きな影響
を与えている要素で、それを人工的な培養肉に切り替える事は、環境への恩
恵になるでしょう。

米国では、毎年400億羽以上の鶏、魚、ブタ、牛といった生き物が食物とし
て供給するために殺されています。鶏達の敏感なくちばしは切り落とされ、
非常に迅速に、自からの体重によって不具になるほどの速度で成長させる為
に薬品と餌が与えられています。

鶏達は、まだ意識が残っているうちにのどを切られます。また数百万の鶏が
「defeathering tanks(羽をむしりやすくする為の湯を入れたタンク)」で
茹でられる事によって死んでいます。

動物達を食べる人々も、動物達と同様に苦しみます。肉や他の動物性食品の
消費は、最終的には、心臓病、脳卒中、糖尿病、肥満、そしていくつかのタ
イプの腫瘍に結び付くのです。

「多くの人達が、PETAが研究室で培養される食肉に関心を持っている、とい
う事を聞くとショックを受けますが、より親切な世界に到達する為に私達が
肉食という習慣で自らの嫌悪感に打ち勝たなければならない、という事は明
らかなのです」、とNewkirkは語っています。

「そういった提案に対して提供される100万ドルという賞金は多額だ、と思
えるかもしれませんが、1時間ごとに消えてゆく100万の命(訳注:鶏)を救
う可能性を持っているものに対する支払いとしては、決して多額ではないの
です」


[科学ニュースあらかると]
http://www.mypress.jp/v2_writers/beep/story/?story_id=1727788

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