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科学は愛ですコミュの洋風の食習慣は乳癌の発症リスクを高めるのか?

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(Tummy fat 'can grow new breasts':7月11日英語版配信分)

西洋風の「大量の肉類、白いパン、ミルク、プディング」という食事をとっているアジア系の女性達では、乳癌の危険性がより高くなるかもしれない、という事が研究によって示唆されています。

1500人の中国の女性達を対象にしたある研究で、「meat-sweet(肉類を楽しむ)」食事を食べている人々では、野菜が多い食事を食べている人々に較べて、乳癌を発症する確率が2倍になりそうだ、という事が示されています。

アジア系の人々の乳癌発症率は、西洋系の人々の発症率より低いのですが、その数字は現在上昇しつつあります。

「Cancer Epidemiology, Biomarkers and Prevention」が行ったその研究では、肉食によって増加した肥満がそれを引き起こしているのかもしれない、という事が示唆されています。

西洋風の食事をしている女性達で、乳癌の危険性が2倍になっているという傾向は、閉経後の太った女性達だけに見られるものだ、という事が判っています。

「Body Mass Index:BMI」が25以上である人々の危険性が最も高い、という事も発見されています。

Fox Chase Cancer Center(フォックスチェイス腫瘍センター)の研究者達は、「伝統的なアジア系の社会では、西洋風の食事をあまり多く食べない事と、体重を上手くコントロールする事によって、閉経後の女性達の乳癌の危険性が低下しているのかもしれません。現在そこでは西洋風の食物の特性がより幅広い層によって取り入れられつつあります」、と述べています。

▼ミルクと砂糖と

研究者達が定義した「meat-sweet」タイプの食事というものには、菓子、プディング、白いパン、ミルク、種々の肉類と魚類が含まれています。

中国で、より伝統的なものであった「vegetable-soy(野菜と大豆)」の食事には、さまざまな種類の野菜類、大豆から作られた食品群、淡水魚などが含まれていました。

「Chinese Anti-Cancer Association:CACA(中国抗癌協会)」によると、中国の大都市の乳癌の発生と死亡率は1990年代の間に、37%と38.9%、それぞれ増加したそうです。

その増加の一部は、より良い診断法が提供された、という事実によって説明されると考えられていますが、増加の大部分は食事の変化を含む環境要因によるものだ、と考えられています。

西洋社会では、乳癌の患者達の10%程度は肥満という要因によって疾患を発症している、と推定されています。

100を越える数の研究が、太っているもしくは肥満体である閉経後の女性達で、乳癌の発症危険性が高くなっている事を明らかにしています。

しかし、「Breakthrough Breast Cancer」は、それに影響を及ぼしている様々な要素を探り出すのは現時点ではまだ非常に難しい事であり、また、今回の研究では、高齢になってから子供を持った。運動をしていない。ピルを服用していた。などのような問題が考慮されたようには見えなかった、と語っています。

全体的に見て、乳癌の発症危険性についての食事の影響は、決定しにくいものです」、と「Breakthrough Breast Cancer」のSenior Policy Officerを務めるSarah・Cant博士は語っています。

「私達は、まだどの特定の食事要因がその疾患の発症の危険性に影響を及ぼしているのか、という事を明確には出来ていないのです」


[科学ニュースあらかると]
http://www.mypress.jp/v2_writers/beep/story/?story_id=1629747

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