科学は愛ですコミュの子宮移植による妊娠が成功

（Womb transplant pregnancy success：4月5日英語版配信分）

スエーデンの科学者によると、子宮が取り出されて再び戻された4匹の羊が妊娠したという。

それは、人間の子宮移植を成功させるためにも重要な一歩だ。

マッツ・ブランストロム教授と同僚は、羊に自家移植を行なった。子宮が取り出されたあと再び戻された。

研究中の羊の半分に致命的な問題が生じたと最近の科学者が報告したように、そのような移植が安全であるためには、まだ、するべき研究がある。

先週、ゴゥテボルグで行なわれた子宮移植に関する国際シンポジウムで研究の詳細が発表された。

今年始めに、ニューヨークの医療チームは、米国で、死亡した女性から臓器提供を受け、初めての子宮移植を行なう予定があると発表した。

子宮移植によって、子宮を損傷したり摘出したりした女性たちが妊娠や出産を可能にすることができるかもしれない。

子宮移植は、2000年に、サウジアラビアで実施されたが、その時は生きた提供者から受けた子宮だったので3ヵ月後に拒絶反応が起こった。

移植の成功が困難である理由の一つに、血管を再結合させる時の複雑さがある。

妊娠となると、血管の再結合以上に緊張を要する。もし事情が悪化するようなことになれば非常に危険を伴う。

スエーデンのゴセンバーグ大学のシャルグレンスカ学術院のブランストーム教授は、14匹の羊に自家移植を行なって、子宮をそれぞれの血管に再結合させた。

4匹が妊娠した。ブランストーム教授は、今妊娠120日位で、後20日は続くだろうと言った。

チームは、帝王切開で子羊を出産させる予定だ。

彼らは、今、2匹の雌羊間でも子宮を交換する計画を立てている。

チームは、以前に、マウスで子宮移植をしたあと、妊娠させることに成功している。

人から人への子宮移植がなされるときの大きい問題のひとつは、特に、妊娠中に起こるときの拒絶反応だ。

国立大学の産科・婦人科医学科のピーター・バウエン-シンプキンス代表は、人に試みる前に動物で成功が証明されなければならないと言った。

「人間で成功させるために急いではいるが、動物実験から着実に成果を得ている。」

彼は、さらに、人間での移植技術は急速に進歩していて、何種類かの薬剤が腎臓移植で拒絶反応を防ぎ、妊娠中の胎児への害も食い止めたことが実証されていると言った。

「子宮がない女性も子宮摘出をしなければならない女性も含めて、子宮移植を必要とする女性が山ほどいるわけではありません。」

「子宮移植は刺激的なことではありますが、10年以内に一般的に行なわれるようになるようなことではないと思います、」と彼は言った。
　　　

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