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万葉集コミュの万葉集巻第二(85〜234)103・104

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103;相聞,作者:天武天皇,藤原夫人,贈答,掛け合い歌,飛鳥

[題詞]明日香清御原宮御宇天皇代 [天渟<中>原瀛真人天皇謚曰天武天皇] / 天皇賜藤原夫人御歌一首

吾里尓  大雪落有  大原乃  古尓之郷尓  落巻者後

我が里に 大雪降れり 大原の 古りにし里に 降らまくは後

わがさとに おほゆきふれり おほはらの ふりにしさとに ふらまくはのち
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
吾里尓ーわがさとにー我が里にー天武天皇の宮があった明日香浄御原。「  
大雪落有ーおほゆきふれりー大雪降れりー 大雪が降り積もっている 
大原乃ーおほはらのー大原のー「大原」は藤原夫人(藤原鎌足の娘、五百重娘)の実家のある土地で、今の明日香村小原。  
古尓之郷尓ーふりにしさとにー古りにし里にー古ぼけた里に
落巻者後ーふらまくはのちー降らまくは後ー降るのはずっと後のことだろうよ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 
こちらの里には

めでたくも大雪が降ったよ

おまえのいる大原の古びた里に降るのは

もっと後だろうね
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

104 相聞,作者:藤原夫人,天武天皇,贈答,掛け合い歌,飛鳥

[題詞]藤原夫人奉和歌一首

吾岡之 於可美尓言而 令落 雪之摧之 彼所尓塵家武

]我が岡のおかみに言ひて降らしめし雪のくだけしそこに散りけむ

わがをか おかみにいひて ふらしめし ゆきのくだけし そこにちりけむ
・・・・・・・・・・・・・・・・・
いえいえ

こちらの岡にいる竜神に言いつけて降らせた雪の破片が

そちらにちらついただけでしょう
・・・・・・・・・・・・・・・・・
天武天皇 てんむてんのう 生年未詳〜天武十五(686) 諱:大海人皇子

父は舒明天皇、母は斉明天皇と伝わる。
中大兄皇子(天智天皇)・間人皇女の同母弟。大津皇子・大伯皇女・草壁皇子・高市皇子・長皇子・弓削皇子・舎人皇子・新田部皇子・穂積皇子・紀皇女・忍壁皇子・礒城皇子・泊瀬部皇女・多紀皇女・但馬皇女ほかの父。

天智天皇の皇太弟として改新政治に参与。天智七年(668)五月、蒲生野の狩猟に従駕する。
額田王の歌に答えた(万葉集巻一)のはこの時か。
天智十年(671)十月、病に臥していた天皇より後事を託されるが固辞し、剃髪して吉野に入った。
やがて天智天皇は崩ずるが、翌年、身の危険を悟り、兵を起して東国へ逃れた(壬申の乱)。
高市皇子・大伴吹負などの活躍により大友皇子らの率いる近江朝廷軍を破り、倭京を平定。
天武二年(673)二月、飛鳥浄御原に即位した。同十年(681)二月、律令を改め、法式改定を命ず(飛鳥浄御原令)。また八色の姓・冠位四十八階を制定するなど、天皇を中心とした集権国家体制の確立に努め、律令官人制や公地公民制の整備を推進した。
同十五年九月九日、崩御。
以後皇后が政務をとった(持統天皇)。
陵墓は檜隈大内陵(奈良県高市郡明日香村)。
仏教の振興や国史編纂にも意を注ぐなど、その業績は多方面にわたった。
万葉集に四首の歌を残す(「或本歌」を加えれば五首)。

大原大刀自 おおはらのおおとじ 別名:五百重娘
藤原鎌足の子。不比等・氷上娘の妹。天武天皇の夫人。新田部皇子の母。

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