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万葉集コミュの万葉集 101.

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 「葛」など秋の七草。http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/
  ハギ・キキョウ・クズ・ナデシコ・オバナ・オミナエシ・フジバカマ

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101;相聞,作者:大伴安麻呂,巨勢郎女,掛け合い歌,植物,比喩

[題詞]大伴宿祢娉巨勢郎女時歌一首 [大伴宿祢諱曰安麻呂也難波朝右大臣大紫大伴長徳卿之第六子平城朝任大納言兼大将軍薨也]
(大伴安麻呂、巨勢(こせの)郎女をよばふ時の歌一首)

[原文] 玉葛  實不成樹尓波  千磐破  神曽著常云  不成樹別尓

[訓読] 玉葛 実ならぬ木には ちはやぶる 神ぞつくといふ ならぬ木ごとに

[仮名] たまかづら みならぬきには ちはやぶる かみぞつくといふ ならぬきごとに

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玉葛ーたまかづらー玉葛ー枕詞。  
實不成樹尓波ーみならぬきにはー実ならぬ木にはー実のならない木には、 
千磐破ーちはやぶるー枕詞。  
神曽著常云ーかみぞつくといふー神ぞつくといふー恐ろしい神様が憑くと言います  
不成樹別尓ーならぬきごとにーならぬ木ごとにー実のならない木ごとにね
<木の実と心の実(じつ)の掛詞>
「實なる木の實ならぬには、神の領し給ふと云諺有しなり。心は女のさるべき時に男せねば、神の依たまひて、遂に男を得ぬぞとたとへいふ也」(萬葉集略解)。

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実のならない木には

恐ろしい神様が憑くと言います

実のならない木ごとにね

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大伴安麻呂 おおとものやすまろ 生年未詳〜和銅七(714)

右大臣長徳の第六子。旅人・坂上郎女の父。家持の祖父。
万葉集には佐保大納言大伴卿・大納言大将軍大伴卿などの名で見える。

天武元年(672)、壬申の乱に吉野方として参戦し、叔父の吹負らと共に倭古京を制圧する功を挙げた。天武政権確立後は壬申の功臣として重んぜられ、新都のための適地視察の使に派遣されたり、新羅の使者接待のため筑紫に派遣されたりした。文武天皇即位後の大宝元年(701)、直大壱より「正従三位」に昇叙される。『公卿補任』によれば、この年三月中納言に任ぜられたが、直後に中納言が停廃されたため、散位と為る。同二年、前年廃された中納言に代わって新設された参議に就任し、兵部卿を兼ねる。慶雲二年(705)、中納言が復活したのに伴い、中納言となり、同年さらに大納言に昇進する。この時点では右大臣石上麻呂・大納言藤原不比等に次ぐ第三位の地位であった。同年、大宰帥を兼ねる(遥任か)。和銅三年(710)、平城京遷都に際し、佐保に宅地を賜わる。同七年五月一日、薨ず。時に大納言兼大将軍正三位。元明天皇より従二位を追贈される。歌は万葉集に三首見える(うち一首は旅人作とする説もある)。

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