薬事法改正及び医薬品販売制度コミュの登録販売者試験実施ガイドライン作成検討会の第２回会合

登録販売者試験実施ガイドライン作成検討会の第２回会合

３月１４日のホワイトデー、登録販売者試験実施ガイドライン作成検討会の第２回会合が開かれた。
試験の出題範囲等論点をもとに議論がされた結果、イメージが示された登録販売者試験問題作成の手引きは、個別意見をもとにブラッシュアップし、事務局で原案を作成し、次回、試験の実施方法と受験資格について各関係団体からヒアリング行い改めて議論することになった。

「必要な知識」としては次の４点があげられた。
1．販売時の適切な情報の提供のための知識
２．副作用時に適切に対処するための知識
３．法令を遵守して医薬品を販売等するための知識
４．１．～３．の知識を身につけるために必要な知識

「試験問題作成の手引き」には、
１．適切な医薬品選択と受診勧奨するときに必要な「医薬品に共通する特性と基本的な知識」
２．添付文書や安全性情報を踏まえた「医薬品の適正使用・安全対策」
などが含まれる。

日本薬剤師会は、「薬理作用」や「生理学」といった知識も必要。
日本大衆薬工業協会は、OTC薬の販路拡大で信頼性を失うことを心配。
全日本薬種商協会は、試験の難易度の格差を心配。
日本置き薬協会は、「人間関係の問題の加味」を危惧。
OTC薬とサプリメントや特定機能保健食品との飲み合わせの問題もあるのではと、いろいろな意見や指摘があった。

今後、どうなっていくのか注目したいところであります。