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アフリカコミュのアフリカ子ども学に向けて:収入機会を求める子どもたち

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斉藤@AJF事務局です。

AJF会報「アフリカNOW」第90号で、「アフリカ子ども学」を特集しました。
なぜ「アフリカ子ども学」なのか、何をしようとしているのか、については、亀井さんが書いてくれた「アフリカ子ども学の構想」をぜひ読んで下さい。

「アフリカ子ども学」の構想/A new concept in the studies on African childhood
 亀井伸孝/KAMEI Nobutaka
http://kamei.aacore.jp/diary201102-j.html#diary20110221

特集の内容は以下の通りです。

亀井伸孝さんが語る 自著『森の小さな〈ハンター〉たち』を手がかりにアフリカ子ども学を考える KAMEI Nobutaka’s Talk: -Thinking about Studies on African Childhood by tracing “Little “Hunters” in the Forest”

教育開発:今日の現状と挑戦−山田肖子著『国際協力と学校』をめぐる討論 山田肖子 Education development: Current situation and challenges - Discussions about “International Cooperation and Schooling” authored by YAMADA Shoko

ボツワナで出会った子どもたち Children I met in Botswana 野沢千恵子

物語「南アフリカの栗色の子、ネルソン」/『アフリカ 子どもの権利』より
翻訳:井上保子 “NELSON - Le petit Marron d’Afrique du Sud” / “AFRIQUE - LE DROIT A L’ENFANCE”


この特集にも関わるニュース・資料をまとめたページを、AJFと協力関係にある立命館大学グローバルCOE生存学創成拠点のウェブサイトに設けています。
 アフリカの子ども
 http://www.arsvi.com/i/2-child.htm

このページに収録した西アフリカの農村地帯からの低年齢流出問題に関するレポートに中に、標題とした「収入機会を求める子どもたち」について触れた部分がありました。以下に該当部分を転記します。関連する情報や研究などを紹介してもらえるとうれしいです。


「西アフリカにおける児童の低年齢流出と売買」から
http://www.arsvi.com/i/2-child_maejt02.htm

この交流のグループ作業の際、語られた物語のひとつは、働くためや結婚準備の台所用品を得るため、少女たちが都会を目指し出て行ってしまう供給村で、会議や懇談会を開催するEJTの運動を要約している。少女にとって、村を出る道を選択しないことがまず恥ずかしいことで、その結果、怠けものと見られ、夫を持つことが難しくなる。EJTは、下部グループを設立し、問題を解決し、彼らを受け入れる都市の児童・青少年労働者団体と一緒に安心して移動の安全を確保するに至った。


それを組織する大人たちの利益でしかない児童流出は悪であり、私たちは流出を非難する。時には、それは、私たちが告発する≪児童売買≫へと姿を変える。しかし、私たちは出て行き都市を発見したいと望む子供たちを止めることは出来ない。私たちの闘いは、村の子供たちがより快適な生活をおくる手助けをするための、また村から出て行く年齢を出来るだけ遅らせるための、≪小さな炎≫である。私たちは彼らに、特に搾取や虐待の危険についての情報を提供し、安全のためのアドバイスをしている。
* あなた達を沢山の危険やリスクが待ち受けている!
* 適切な情報を探しなさい、出発前に問い合わせること。そこに着いてしまっても、なされるままにせず、仕事を受け入れる前に約束事をしっかり分析する。
* 一人で居ないこと。村や都市で組織的に行動すること。私たちとの繋がりを持ち続けること。

子供たちが村にいたいと望むように、村における教育(学校に教材を寄付しなさい)、保健、訓練、社会経済的施設や娯楽施設を充実させなさい。


「フィンランド、タルヤ・ハロネン大統領 グラン・ンバオの児童・青少年労働者グループ(EJT)を訪問」より
http://www.arsvi.com/i/2-child_ejt.htm

海岸では、様々な労働が12歳以上の少女たちによって営まれています。たいていは学校に行かず海で収入手段を見つけていました。彼女たちはわずかなお金のために、海岸に打ち上げられた貝殻を集め荷車でその貝殻を運搬するという、とても辛い労働をしていました。貝殻を建築資材として転売する業者に売ってお金を得るためです。彼女たちは一日一人900キログラムまで貝殻を集めることが出来ていました。
2002年、少女たちはEJTとして組織化することを決め、ダカールやダカール郊外の他グループと一緒に集会に加わるようになりました。そして、Endaの指導と支援によりEJT独自の職業訓練活動の最初の一歩を踏み出しました。ガレージでの訓練を経て、各メンバーは一ヶ月0.5ユーロに値するお金を出資して、集まったお金を信用貯金組合に貯金してきました。
2004年の7月、彼女たちは最初のイベントを開催しました。自分たちの製品の展示と児童権利に関する住民への啓発活動を合わせたイベントです。支援した村長の感銘は大きく、場所の提供を約束し展示品を大量に購入したのでした。


「児童の低年齢流出と売買 アフリカ児童・青少年労働者運動(MAEJT)の地域的イニシアティブ」より
http://www.arsvi.com/i/2-child_maejt03.htm

アフリカの多くの農村コミュニティでは、従来より若者が村を出る風習がある。この都市への流出は、彼らの人間形成や成長の一環であると考えられている、しかし、同時に彼らが生活を改善するため、また結婚前にいくらかの資産を蓄積するため、必要なことでもある。


以前読んだ『チョコレートの真実』の中には、マリの農村部からコートジボワールのカカオ農園へ働きに行く少年たちのことが紹介されていました。彼らは、はたいて得たお金で自転車を購入して故郷に錦を飾ることを願って旅立つと書かれていたと記憶しています。


「収入機会」と記述すると、なにか大げさなことのように感じられるかもしれません。日本であれば、高校生になるとアルバイトができる、自分の稼いだお金で携帯電話を持てる、というのが中学生から高校生になったことを実感する場面を思い浮かべてもらえるといいと思います。

『「アフリカ子ども学」の構想』に、

ラクダを追いかけている子どももいれば、ツイッターで世界中に友だちを作っている子どももいるだろう。携帯も欲しいけれど、翌月の村のお祭りも楽しみにしているかもしれない。

とあります。自分のお金を持つことによって、あるいはお金で購入されるもの・サービスにアクセスすることによって、得られる喜び、そのことへの期待感、たくさんあるだろうと思います。
見聞きしたこと、書かれていること、まとまった事例報告など、ぜひ紹介してください。

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