【頭脳★de★一騎討ちlite】
ただいまのチャンピオン
【概要】
本トピで挑戦者を募集します。2名揃ったら1対1のタイマン勝負をしていただきます。 勝った方は勝ち残りとします。
見事5連勝を果たされますと、次のポイントを進呈します。
★5連勝ポイント★
3pt ＋（対戦相手で最も高い配点権）−（自分の配点権）
配点権のない方は1点とカウントします。
つまり、配点権のない者が3点配点者に勝利して5連勝した場合は、3+3-1=5pt進呈します。
3点配点者が配点権のない方だけ5人に勝利した場合は3+1-3=1ptです。
例外として、本イベント内ではレギュラーシーズンでの優勝経験者は当期の配点権に関わらず、3点配点者として扱います。
5連勝したら対戦をリセットして、新たな挑戦者を募集します。
2名揃った時点で一騎討ちを再開します。
【対戦の流れ】
対戦者募集中のときに本トピにて名乗りを上げてください。
対戦者が揃ったら、運営がお題を出します。
その後、2人による解答、コミュ参加者による審査を行います。
勝者が勝ち残りとし、また対戦者を募集します。
【解答】
・各対戦、お題一つにつき24時間以内に2つ解答していただきます。
解答は1つのコメント欄につき1つ書き込んでください。
・4つ目の解答が書かれた時点で審査に移行し、書き換え・削除ができなくなります。
・出題から24時間以内に解答を2つ出さない場合は失格となり不戦敗になります。
・不戦勝は連勝数に含みません。
・両者失格の場合は無効試合となり、対戦をリセットして新たな挑戦者2名を募集します。
【審査】
・審査は対戦者以外の本コミュ参加者であれば誰でも可能です。
・おもしろいと思う方の名前で投票を行います。
・4票先取した方を勝ちとします。
・積極的に審査にご参加ください。
【挑戦条件】
頭脳1部に参加していること。
運営委員も参加可能とするが、その場合は他の運営委員が出題するものとする。
また、当期中に5回までの挑戦を限度とする。
【イベント終了】
今期最終お題の審査が始まった時点で挑戦終了とします。以降、対戦相手は運営委員とし、この時点の挑戦者が5連勝するか敗れた時点で今期のイベント終了とします。
ただいまのチャンピオン
【概要】
本トピで挑戦者を募集します。2名揃ったら1対1のタイマン勝負をしていただきます。 勝った方は勝ち残りとします。
見事5連勝を果たされますと、次のポイントを進呈します。
★5連勝ポイント★
3pt ＋（対戦相手で最も高い配点権）−（自分の配点権）
配点権のない方は1点とカウントします。
つまり、配点権のない者が3点配点者に勝利して5連勝した場合は、3+3-1=5pt進呈します。
3点配点者が配点権のない方だけ5人に勝利した場合は3+1-3=1ptです。
例外として、本イベント内ではレギュラーシーズンでの優勝経験者は当期の配点権に関わらず、3点配点者として扱います。
5連勝したら対戦をリセットして、新たな挑戦者を募集します。
2名揃った時点で一騎討ちを再開します。
【対戦の流れ】
対戦者募集中のときに本トピにて名乗りを上げてください。
対戦者が揃ったら、運営がお題を出します。
その後、2人による解答、コミュ参加者による審査を行います。
勝者が勝ち残りとし、また対戦者を募集します。
【解答】
・各対戦、お題一つにつき24時間以内に2つ解答していただきます。
解答は1つのコメント欄につき1つ書き込んでください。
・4つ目の解答が書かれた時点で審査に移行し、書き換え・削除ができなくなります。
・出題から24時間以内に解答を2つ出さない場合は失格となり不戦敗になります。
・不戦勝は連勝数に含みません。
・両者失格の場合は無効試合となり、対戦をリセットして新たな挑戦者2名を募集します。
【審査】
・審査は対戦者以外の本コミュ参加者であれば誰でも可能です。
・おもしろいと思う方の名前で投票を行います。
・4票先取した方を勝ちとします。
・積極的に審査にご参加ください。
【挑戦条件】
頭脳1部に参加していること。
運営委員も参加可能とするが、その場合は他の運営委員が出題するものとする。
また、当期中に5回までの挑戦を限度とする。
【イベント終了】
今期最終お題の審査が始まった時点で挑戦終了とします。以降、対戦相手は運営委員とし、この時点の挑戦者が5連勝するか敗れた時点で今期のイベント終了とします。
|
|
|
|
コメント(797)
白しかない世界から目を覚ますと、目の前にはささくれ立った埃だらけの床があった。
「なんで冬に山なんか来た」
まるで私が起きるのを知っていたかのように男が言った。
「女が、一人で。観光じゃねぇだろ」
熊の毛皮に身を包んだ男は一度もこちらを見ないまま、ただ薪が弾けるのを見ていた。
「俺が薪割りの帰りに小屋寄らなかったら、死んでたぞ」
男の野太い声と肌を刺すようなヒリヒリとした寒さ、汗を吸ってじっとりと重くなった毛布の気持ち悪さが、どうしようもなく私が生きてることを実感させてくれた。
「まだそれは取らねぇ方がいい。凍傷にはなってねぇはずだが、体は冷えきってる。ココアでも飲むか」
そう言って男は振り返ってマグカップを差し出した。
歳は50ぐらいだろうか。浅黒く日焼けした肌に白髪まじりの頭。背すじは伸びているのに自然と前かがみになる姿勢は、まさに山で生きている男のものだった。
「ありがとう、ございます」
「しゃべれるなら平気だな。ほら、飲め」
冷え切った唇にマグカップを当てる。熱さにじわじわと感覚が戻っていく。少し飲んだココアが体に染み渡った。
「で、どうした。辛いことでもあったか」
男にじっと目を見られる。澄んだ瞳ではなかったが、真っ直ぐにこっちを見ていた。
「無理にとは言わねぇが、命助けたんだ。聞いてもいいだろ」
「…会社を辞めたんです」
「そうか」
男は真剣な顔をしていた。この人になら話してもいい。そう思った。
「上司のセクハラが酷くて、毎日毎日晒し者にされてるみたいで」
「そうか」
思い出したくもない顔が頭に浮かぶ。脂ぎった髪と虚ろなギョロ目、ニヤニヤと笑う口元。つけすぎたポマードの臭いが鼻の奥でした。
「胸やお尻を触られたり、少し体調が悪いだけで生理？と聞いてきたり、周りの同僚も黙って見ているだけで」
「そうか」
ごつごつとした指や耳元にかかる息の感触を思い出して鳥肌がたった。悪い気はしねぇんだろ、そう言って日に日に手つきが露骨になっていった。心なしか同僚たちも笑っていた気がする。もう誰が味方で、誰が敵か分からなかった。
「人事にも相談したんですけど、どこからか上司に伝わったみたいで、どんどん悪質になって」
「そうか」
最後は課の人間全員が敵だった。私が話しかけても誰も答えてくれなかった。誰とも話せない。誰も信じることができない。そんな中、メス豚と呼ばれ、挨拶のようにパンツに手を入れられ、作った書類にはたくさんの卑猥な落書きがされた。人として仕事ができることはもうないんだと悟った。
「もう、耐えられなくて。こんな会社辞めてやるって辞表叩きつけてやったんです。でもお金もないし、これからのことを考える気力も湧かなくて。気づいたらここにいました」
「そうか。
思いのほか、つまんねぇな」
「……はい？」
「いや、だってよ。女が生き倒れてんだよ。期待するじゃん。一生に一度あるかないかだもん」
「はぁ？」
「どうしたんだろう？何から逃げてるんだろう？何億の借金があるんだろう？人は殺した？殺してない？気になるじゃん！」
「おい」
「それがさぁセクハラに悩んで会社辞めました。って釣りあわねぇよ。俺なんか勤めたことねぇし、触られんのとか大好きだし。あんた借金は？」
「ないですけど」
「親は？」
「います」
「彼氏は？」
「2ヶ月前から」
「今年のおみくじは？」
「中吉です」
「プレステと間違えてセガサターン買ったことは？」
「一度も」
「数え役満にもならねぇもん。小さな不幸積み重ねろよ！積もり積もって死んでもしょうがねぇなぁぐらいまではさぁ」
「知らないわよ」
「もう作るぞ。釣りあう話。まず親はどうする？離婚、逮捕、倒産、交通事故どれがいい。身受け先もいろいろあるよなぁ。ヤクザ、ロリコンジジイ、継母、クソレズの成金ババア、迷うなぁ〜」
結局私は、不倫同士の間にできて5歳で捨てられ、山籠り中の空手家に拾われ性の捌け口になりながら、12歳で初めての売春に手を染め、PCエンジンしか娯楽がなく、初めての夫は戦争に取られ、子どもは新興宗教にハマり指名手配、近所の小学生にはUFOおばさんと呼ばれ、住むところもなく、夏は公園で、冬はわざと万引きで捕まって留置所で過ごす76歳の歯抜けの老婆ということになった。誰だ、そいつ。
男は最初はいいのできたなぁと満足気だったが、「むしろなんで今まで生きてんだ。釣りあわねぇよ」と急にキレて私を殴り始めた。
もうセクハラとかどうでもよかった。とにかく早く山を降りよう。二度とこんなやつに関わらないオフィスビルとかで働こう。TOEICとか受けようと思った。そういやキャリアウーマンってセクハラされてるイメージねぇな、大卒だもんなって思った。
たぶん大卒はセクハラとかされない。
「なんで冬に山なんか来た」
まるで私が起きるのを知っていたかのように男が言った。
「女が、一人で。観光じゃねぇだろ」
熊の毛皮に身を包んだ男は一度もこちらを見ないまま、ただ薪が弾けるのを見ていた。
「俺が薪割りの帰りに小屋寄らなかったら、死んでたぞ」
男の野太い声と肌を刺すようなヒリヒリとした寒さ、汗を吸ってじっとりと重くなった毛布の気持ち悪さが、どうしようもなく私が生きてることを実感させてくれた。
「まだそれは取らねぇ方がいい。凍傷にはなってねぇはずだが、体は冷えきってる。ココアでも飲むか」
そう言って男は振り返ってマグカップを差し出した。
歳は50ぐらいだろうか。浅黒く日焼けした肌に白髪まじりの頭。背すじは伸びているのに自然と前かがみになる姿勢は、まさに山で生きている男のものだった。
「ありがとう、ございます」
「しゃべれるなら平気だな。ほら、飲め」
冷え切った唇にマグカップを当てる。熱さにじわじわと感覚が戻っていく。少し飲んだココアが体に染み渡った。
「で、どうした。辛いことでもあったか」
男にじっと目を見られる。澄んだ瞳ではなかったが、真っ直ぐにこっちを見ていた。
「無理にとは言わねぇが、命助けたんだ。聞いてもいいだろ」
「…会社を辞めたんです」
「そうか」
男は真剣な顔をしていた。この人になら話してもいい。そう思った。
「上司のセクハラが酷くて、毎日毎日晒し者にされてるみたいで」
「そうか」
思い出したくもない顔が頭に浮かぶ。脂ぎった髪と虚ろなギョロ目、ニヤニヤと笑う口元。つけすぎたポマードの臭いが鼻の奥でした。
「胸やお尻を触られたり、少し体調が悪いだけで生理？と聞いてきたり、周りの同僚も黙って見ているだけで」
「そうか」
ごつごつとした指や耳元にかかる息の感触を思い出して鳥肌がたった。悪い気はしねぇんだろ、そう言って日に日に手つきが露骨になっていった。心なしか同僚たちも笑っていた気がする。もう誰が味方で、誰が敵か分からなかった。
「人事にも相談したんですけど、どこからか上司に伝わったみたいで、どんどん悪質になって」
「そうか」
最後は課の人間全員が敵だった。私が話しかけても誰も答えてくれなかった。誰とも話せない。誰も信じることができない。そんな中、メス豚と呼ばれ、挨拶のようにパンツに手を入れられ、作った書類にはたくさんの卑猥な落書きがされた。人として仕事ができることはもうないんだと悟った。
「もう、耐えられなくて。こんな会社辞めてやるって辞表叩きつけてやったんです。でもお金もないし、これからのことを考える気力も湧かなくて。気づいたらここにいました」
「そうか。
思いのほか、つまんねぇな」
「……はい？」
「いや、だってよ。女が生き倒れてんだよ。期待するじゃん。一生に一度あるかないかだもん」
「はぁ？」
「どうしたんだろう？何から逃げてるんだろう？何億の借金があるんだろう？人は殺した？殺してない？気になるじゃん！」
「おい」
「それがさぁセクハラに悩んで会社辞めました。って釣りあわねぇよ。俺なんか勤めたことねぇし、触られんのとか大好きだし。あんた借金は？」
「ないですけど」
「親は？」
「います」
「彼氏は？」
「2ヶ月前から」
「今年のおみくじは？」
「中吉です」
「プレステと間違えてセガサターン買ったことは？」
「一度も」
「数え役満にもならねぇもん。小さな不幸積み重ねろよ！積もり積もって死んでもしょうがねぇなぁぐらいまではさぁ」
「知らないわよ」
「もう作るぞ。釣りあう話。まず親はどうする？離婚、逮捕、倒産、交通事故どれがいい。身受け先もいろいろあるよなぁ。ヤクザ、ロリコンジジイ、継母、クソレズの成金ババア、迷うなぁ〜」
結局私は、不倫同士の間にできて5歳で捨てられ、山籠り中の空手家に拾われ性の捌け口になりながら、12歳で初めての売春に手を染め、PCエンジンしか娯楽がなく、初めての夫は戦争に取られ、子どもは新興宗教にハマり指名手配、近所の小学生にはUFOおばさんと呼ばれ、住むところもなく、夏は公園で、冬はわざと万引きで捕まって留置所で過ごす76歳の歯抜けの老婆ということになった。誰だ、そいつ。
男は最初はいいのできたなぁと満足気だったが、「むしろなんで今まで生きてんだ。釣りあわねぇよ」と急にキレて私を殴り始めた。
もうセクハラとかどうでもよかった。とにかく早く山を降りよう。二度とこんなやつに関わらないオフィスビルとかで働こう。TOEICとか受けようと思った。そういやキャリアウーマンってセクハラされてるイメージねぇな、大卒だもんなって思った。
たぶん大卒はセクハラとかされない。
- mixiユーザー
- ログインしてコメントしよう！
|
|
|
|
お笑い頭脳バトル 更新情報
お笑い頭脳バトルのメンバーはこんなコミュニティにも参加しています
人気コミュニティランキング
- 1位
- 暮らしを楽しむ
- 75498人
- 2位
- 写真を撮るのが好き
- 208292人
- 3位
- 音楽が無いと生きていけない
- 196030人